フランス人ピアニスト…ピエール・クルチアード氏のコンサートにブロ友さんたちと一緒に行ってきました。
スタインウェイのピアノに、ステージと観客席との段差が少なくて演奏者との距離が近いとても感じの良いホールでした。
クルチアードさんはとても大柄でどっしりと貫録のある方です。
ドビュッシーとラヴェルから数曲と、クルチアードさん自作の曲が演奏されました。フランスということでフワフワした感じかな?
と想像していたのですが、もちろん流れるような速いパッセージは多かったですが、意外と力強い演奏でした。
もうひとつ意外だったことは自作の曲以外、全部楽譜を見て弾かれていたことです。プロの方では初めて見ました。
暗譜で悩んでいる私としては、「いい~んだぁ~(^.^)」とちょっと安心したりして…。
それよりも一番衝撃的な出来事が…。
1曲目の終わり頃に観客席から「ふぁ~あ~」という男性のため息(あくび?)がはっきりと聞えてきたのです!しかも曲が終わってからもっと大きなため息が再び…。
「えっ!?」思わず固まる私…。
すると「誰ですか?ふざけた態度は止めてください!聴きたくなければ出て行ってください!」という別の観客の声。
ものすごい緊張感…ピーンと張りつめた空気…。
あの「ふぁ~あ~」という声がクルチアードさんに聞えていない訳がありません。
そこはさすがプロ、何事も無かったように最後まで弾き通されていました。
こんな事ってあるんでしょうか?
注意を受けた後、ため息の声は聞こえなくなったので、声の主は分かってやっている確信犯ということになります。
(一緒に行ったブロ友さんはあの後、小さな声を2度聞いたと言っていましたが…。)
ストレスに弱い私は2曲目を聴きながらざわつく心を静めるのにしばらく時間がかかりました。
せっかく生演奏を聴きに来ている観客にとって甚だいい迷惑です!
注意をされた観客の方に感謝です。
今、考えても腹立たしい!
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