私とピアノと、日常と…

30年ぶりに再会したピアノや、日々を見つめるための日記みたいなものです。

ほとんどピアノを弾かないレッスンだった。

2017-08-27 11:22:22 | ピアノレッスン
右手は少し腫れと違和感が残っていますが、痛みはほぼなくなりました。
こういうのって急激に痛くなって、急激に治っていくものなんですね。そのたびに大騒ぎしてます…(*ノωノ)
今回、レッスン曲を見ていただくのは無理と思い、今まで気になっていた疑問をまとめて先生にお聞きすることにしました。
長く、おばあちゃんになってもピアノを弾けるように、今から弾き方を直していこうと思いまして…。

1.どうしたら脱力したまま、フォルテで弾けるのか?
ツェルニー40の39番はpp~ffの強弱を付けて仕上げに入っていましたが、フォルテになってくるとどうしても力が入ってしまいます。
そうしないと音が大きくならない。
*弾き方の基礎
「1音弾いたら次の指を鍵盤に付けてから弾く」を繰り返して、ドレミファソラシドを弾く練習をする。
打鍵し終わった後の指は上げて、打鍵している指を支えるようにする。指が上がりずらくても3ミリでも良いから上げる。
手首や腕は、打鍵の影響を受けず力を入れない。手の向きは自然な外側に。
最初はゆっくり、徐々にテンポを上げていく。
この弾き方、レッスンを受け始めた最初の頃に習った記憶があります。
でも、曲を弾くとそんな細かいことやってられなくて…忘れていました。
ここに立ち返るんですね…。しかも今度は真剣にやらなければ、また怪我をするかもしれない。地道に体が覚えるまで…。
今の段階では、ツェルニーはffを出すというよりも、クレッシェンドを意識して弾いた方が良いとのこと。

2.ベートーベンの左手の伴奏の3度の連打が重く感じる。その部分にペダルを使うと、左手が強く出てメロディーがはっきりせずバランスが悪い。
ハノンの60番「トレモロ」でもやれば鍛えられて軽くなるかな?なんて浅はかな素人考えを伝えると…。
先生「トレモロなんてやる必要ない!」
それよりもハノン48番の「ノンレガートの3度」をやるように言われました。
鍵盤から指を離さず、鍵盤が返ってくるのを感じながら、どこにも力を入れずに弾く。指番号を変えてそれぞれ練習する。
和音が重く感じる時はこの感覚を大事に弾けば良いということね。
ペダルを入れて確認、少し軽くなった感じがする。

3.バッハシンフォニアの、右手の小指を鍵盤に引っかけて押さえながら内声を弾くところが、かなりきつい。
小指を引っかけないと届かないんです。それでもギリギリ…。だぶん、手を壊した主な原因と思われる。
先生「厳しいところは早めに言ってもらえると…。私でもきつい。」
これは指使いの変更で即解決。
きついところは親指で2音続けて弾いて、ペダルをほんの少し使うと音が切れない。

3.親指が硬い。
ハノンの34番「親指をくぐらせる練習」を見ていただきました。
親指に力を入れないでくぐらせる。手の向きは外側を向くように意識する。
あと、37番。これをやると私の場合、左右差があって、左手の親指をくぐらせると小さな座布団が挟まっている感じがして疲れるんです。
早い速度でやる必要はないので練習に取り入れることになりました。

4.アルペジオの弾き方がやっぱりどうも変。
和音を鍵盤ギリギリの高さで水平に移動する感じを確かめて、それを分散するとアルペジオになる。
上行は良いんだけど、下行がダメ…。親指の硬さもあって音が切れたり、手が回ったり…。
う~ん、まだ良く分かんないよ~。

5.肩こりがひどいんですが、脱力に関係ありますか?
先生に肩こりはないそうです。日々の運動は心掛けているとのこと。
肩甲骨に効きそうなストレッチを3種類、軽めのダンベルを使ったものなど教えて頂きました。
毎日続けることが大切なのであんまり大変でなくて回数も自分に合わせて少なめにする。
ピアノの前に座ったらやる習慣をつけよう~。
体の柔軟性も大切とのことで、膝を抱える屈伸も教えて頂きました。

など…こんなところだったかな?
最後はまるで体操教室みたいになって笑えました( *´艸`)

関節炎

2017-08-23 17:39:51 | ピアノ
ちょうど休みだったので、手専門の整形外科へ行ってきました。

医師「何か心当たりは?」
kero「ありません…。」
医師「え…?」
kero「(う…)ピアノをガシガシ弾いてることかな…。」
医師「ほほぉ~。」

kero「け…腱鞘炎でしょうか?」
医師「腱鞘のない所は腱鞘炎になりません。」
kero「へ?」
医師「だから、腱鞘のない所に腱鞘炎はありません!」
…(絶句)あ、そりゃ~そうですよね。
思わず、笑ってしまった。

痛い時は薬を飲み、湿布をして安静にするしかないそうです。
kero「サポーターみたいなのありますか?」
医師「ないです!」
kero「へ?」
医師「指を固定するには手に合わせてコルセットとか作るしかないです。」
なるほど…。

ということで、左手首のときと同じく~。
医師「1~2週間たっても痛みが引かなければ、詳しい検査をするので来てください。では、お大事に~。」
と、最後は丁寧にお辞儀をしてくださいました。

まさに外科系の医者って感じで、説明は丁寧で簡潔。ある意味、気持ちがいい。
とりあえず、大したことなくて良かった!!


痛いよ、不安だよ…。

2017-08-22 20:57:03 | ピアノ
安静にしていても痛いです( ;´Д`)
でも、お腹は減ります。
何とか食べるもの作らなきゃ~。

ダメもとで左手首用のサポーターを右手にしてみました。
全然合わないのは当然ですが、意外と良い感じです。指が上に上がらないので激痛は避けられるかも?
右手の親指と人差し指が頼りで左手の補助もあり、何とか包丁を使うことが出来ました。
炒めるのは両手それぞれ一本箸で出来ました。
この機会に左手がもう少し器用になることを願って…頑張ろ。

それにしても右手が不自由って…。
利き手を怪我したアスリートの気分?

ツェルニー40もあと2曲で50番へと意欲満々、バッハはやっとシンフォニアへ進んだばかり…。
自分なりに練習して少し成果が見えていたから…。
残念で…、前のように弾けるのかが不安で…。

でもね…、手の故障にこんなに落ち込んでいても、この不安を分かってもらえる人は限られます。
職場の人につぶやいても(当然だけど…)スルーされてしまった。
けっこう仲の良い人だったんだけどな…。

やっぱりピアノを弾くなど音楽をやっていたり、仕事以外に熱中できる何かを持っている人には分かってもらえると実感します。
ブログをやっていて良かった!

今度は右手が痛い…( ゚Д゚)

2017-08-22 17:30:15 | ピアノ
左手首が治ったと思ったら、昨日あたりから右手の中指と薬指が何となく痛い感じがして開きにくかったんです。
それがあれよあれよと悪化して今じゃ、2つの指のつけ根を中心に手を動かすことが出来ない程の痛み…。
手の甲が少し腫れています。
辛うじて親指と人差し指、小指が動くので、こうしてパソコンを打ってます。

さっそく湿布で様子を見ていますが、ネットで検索してみると「腱鞘炎」の症状に似ている…。
一般的に腱鞘炎になりやすい指ではないみたいなんですが…。

今、練習している曲たちは、いずれも思いっきり手を開いて、それでも届かない時は鍵盤に指を引っかけながら弾くという~。
やっぱり、どうしても力が入ってしまう状況で練習していました。
本当に届かない所は無理をしないで、音を省いたり手を離したりして気を付けていたつもり…。
しかも、右手は違和感や痛みなんか全然なかったので、こんな状態…驚きです。

今までもっと手を開かなきゃいけない曲を弾いたことがありました。
ラフマニノフの「鐘」です。
練習の後に両手がこわばってしまうくらいハードでしたが、不思議なことに腱鞘炎になることはありませんでした。
そんな無理の蓄積か?

でも何でこんな短期間に手の故障が相次ぐのか?
心当たりの一つに…加齢、そして女性ホルモンの影響。
腱は固くなるし、女性ホルモンが変動すると起こりやすいんだそうです。
私もいい歳なので色んなところに影響が出ているのかもしれません。

今は安静第一、ピアノはお預け…。
今週のレッスンは状況報告のみで終わるかも?
もしかしたら左手のための曲を紹介してもらえる?

あ~あ、ベートーベンソナタ31番の譜読みがやっとこさ、かすかに先が見え始めてきたというのに…、何てことだ。

内声

2017-08-02 21:50:26 | ピアノ
ベートーベンピアノソナタ31番の第3楽章、フーガ。
今、バッハのシンフォニアを始めたばかりの私は、弾きながらの3声の聴き分けが難しい。
やってみてアルトのパートが特に難しいのが分かる…。

どのピアニストの演奏を聴いてもここが肝!だと思う。
どこを出すか?どこで心を揺さぶられる演奏になるか?
あ~、やっぱり、痺れる…(*´Д`)

特にグールドの演奏は、すごいな~と思うのです。
オーバーパフォーマンス?も影響してるかもしれませんが…(やりすぎ感、満載…?)
独特ではありますが、何か痺れます…。
ベートーベンなんだけど、バッハに対するリスペクトみたいなものを感じたりして…だけど、違う!
痺れます…。

あぁ~、いつか弾きたい!