私とピアノと、日常と…

30年ぶりに再会したピアノや、日々を見つめるための日記みたいなものです。

2017.10.22 レッスン…バッハ6番OKもらった

2017-10-22 20:26:44 | ピアノレッスン
しばし、パーヴェル・ネルセシアンのリサイタルの話題に花が咲く。
まずは私のロシア語についての笑い話…。
札幌ではベートーベン「熱情」が良かったという感想がぞくぞく寄せられているそうです。
帯広では「ロメオとジュリエット」が最高潮だったとか。
場所によって色々なんですね。
ネルセシアンさん、今日は名古屋だそうで、明日は東京。
台風の影響が心配されます…。

ツェルニー40 40番
自信のない所に来ると、テンポが遅くなる。
一定にして練習する事。
少しずつ暗譜できている感じがします。

バッハシンフォニア6番
暗譜で弾いて1回で合格\(◎o◎)/!やっとだ…。
次、1番…、楽しみだけど、またアナリーゼして3声に分けて練習して、暗譜して…。
先は遠いな…。

ベートーベンソナタ31番 第一楽章
後半の展開部をやりましょう~ということで…。
私のくせで冒頭部分ばかり繰り返しちゃって進まないというのがあり、先生にはお見通し。
先生「後半、やっておいてね~。」
左手の低音の和音が続く所が、自分で弾きながら「汚っ!」って言っちゃうほど音が汚くなる。
ペダルを浅くしたり、深くしたり、細かく刻んだりなど、色々と工夫が必要です。
それと指を鍵盤から離さず、高い所から弾かない。

やはり、ネルセシアン氏のペダルの細かさの話題になり、「今回、私のレッスンでも指摘されたんだけど…。」と先生。
ペダリングの奥の深さ…あんな凄い事は出来ないけど、ちょっと参考にしてみよう。

パーヴェル・ネルセシアン ピアノリサイタルin札幌

2017-10-19 14:13:28 | コンサート
もう~、凄かった!良かった!!

ベートーベンソナタ「熱情」の後、15分間の休憩だったんですが…、あまりの衝撃と感動に呆然…(''◇'')
何が起こったのか?席から動くことが出来ず、頭の中で演奏を振り返ろうとしても追いつかず…。
真後ろのおじさんは感動の言葉を連発してるし…、とにかく凄い!
その後のカプースチン、プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」、素晴らしかった!

私はピアニストの手が見える席に居たのですが、何よりもペダリングの凄さに驚きました。
音は濁らないし、ペダルを踏み変える回数が半端なく多い。
あんなに右足首を動かしたら、筋肉痛にならないのか?と心配になってしまうのは歳のせいでしょう…けど。

ピアノの弾き方も色んなパターンがありました。
ピアニッシモも単純ではなく、鍵盤を触るようなすごく軽いタッチや、引っかくようなタッチ、手首を少し下げて重みで弾くようなタッチなど、それぞれ音色が違う。
フォルテッシモでは重い音や鋭い音など中にはガツン!とくる音もありますが、決して雑な汚い音で鳴ることはありません。
高音もコロコロしたり、キラキラしたり…。
どうしたらあんな綺麗な音が出るんでしょう。

そして、どんな気持ちを乗せて音楽を奏でているのでしょうか?
ネルセシアン氏は派手なパフォーマンスをする演奏家ではないと思います。
表面的には淡々と難なくピアノを弾いている印象を持つかもしれません。
でも、表現力は極めて豊かでした。
曲に入り込んで弾いているんだと思いますが、表情からはあまり読み取れません。
あんな物凄い「熱情」を弾くんだから、内側にある感情は半端なものではないと思いますが…。
それがまたカッコいい~。

アンコールは2曲。
ペトロフのプレリュード、リスト編曲の愛の詩。

終わってからサイン会があるようだと聞いていたので、先生からロシア語を教えてもらって数日間、反復練習して何とか覚えたんだけど…。
ネルセシアンさん、なかなかロビーに出てきてくれない。どうもサイン会はなさそう…。
観客がほとんど帰って心細くなってきたので、私ももう帰ろうとコートを着たら、突然さっそうと現れました。やっとです。
でもいざ、どうして良いか分からず、N先生の袖を掴んで「きゃっ、どうしよう…(*_*;」なんて、まるで乙女のように…。(何をいい歳こいたおばさんが…。)

顔を真っ赤にしながらも「スパシーバ(ありがとうございます)」までは良かった。
ネルセシアンさんも握手しながら目を見開いて「スパシーバ!」って!!
その後「ザ、プリクラースヌィ、カンツェールト(素晴らしいコンサートを)」と言う所が舌が回らないのか、頭が白くなったのか?うまく言えない。
「プリクラースヌィ」はネルセシアンさんがネイティブで返してくれたので通じたようですが…。
見かねてN先生が助け舟を出してくださったり、「私の生徒です。」みたいなことをロシア語で説明してくださったんですが…。
全く、相変わらず本番に弱い私です…。

ま、でもネルセシアンさんと目を合わせて会話が出来たので目的は達成です。
まずは第一段階。次は絶対に「スパシーバ、ザ、プリクラースヌィ、カンツェールト」って噛まないで言いきるぞ!!

それにしてもベートーベン「熱情」…もう一回、聴きたい。

ピアノの弾き方について

2017-10-17 20:31:04 | ピアノ奏法
N先生は現在、モスクワ音楽院教授のレッスンを毎年、受けていらっしゃいます。
ロシアピアニズムに近い奏法をされているのは分かっていましたが、今まで○○奏法という感じで指導を受けたことはありませんでした。
この間のレッスンの時、前日の「らららクラッシック」でリヒテルの特集があり反田恭平さんが出ていた番組のことをお話ししたところ、けっこう興味を持っていただいたようで…。
ロシア奏法について少しお話が聞けました。

番組の中で私がメモしたこと。
*指が鍵盤に触れてから弾く。
*鍵盤の下に指をねじ込むような感覚で弾く。
*背筋、ようするに体幹が重要。
*特にフォルテなどは肩の柔軟性と重みで弾く。
*ピアニッシモは第一関節が重要。
*芯のある音。

これらを先生にお伝えたところ、その通りって感じでした。
「鍵盤の下に指をねじ込むってこういうことでしょ?」って、2日後に控えたネルセシアン氏のレッスンで弾く予定だという曲を…、あぁ~素敵(#^.^#)
(先生の師匠、パーヴェル・ネルセシアン氏は日本でコンサートツァーのため、来日中。)

指を鍵盤に触れてから弾くというのは、常に指を次弾く鍵盤の上に用意すること。
レッスンの時に「指の用意が遅い!」って、弾いている途中で言われたっけ…。

ところでピアニッシモで重要な第一関節ってどこだろうという話題になりました。
医学的に言うと指のつけ根の関節なんだけど、ピアノ講師の間では指の先の関節のことを言うことが多いらしい。
どちらにしても打鍵の時に関節が引っ込んだりして、ふにゃっとしてしまうことを言っているのではないかということで…。
打鍵している以外の指を上げて支えることが大切だそうです。
指を上げるって言っても手に無理な力が入らない程度で。

とにかく、ピアノは力を抜いて楽に弾くことが重要と、先生はいつもおっしゃってます。
それには脱力、手の向きなど無理のない自然な動き、体の柔軟性などはもちろん、椅子の高さ、体とピアノとの距離などなど…、自分で具合の良い所を探すことが必要。

ご存じの通り、日本は以前、ハイフィンガー奏法が主流でしたが、近年、ロシアや欧米のような奏法が主流になりつつある方向です。
先生は若い時に必要に迫られて楽な奏法の指導を受け自ら模索した結果、それがたまたまロシア奏法と似ていたそうで、ネルセシアン氏のレッスンで奏法について指摘を受けたことはないとのこと。
人によってはまず弾き方からダメ出しをされる場合があるそうです。

私も出来るだけ近づけるように練習していきたい。一生の課題ですけど…。
気を付けていても何だか腕が疲れたり、手がこわばったりする。
やっぱり柔軟体操も必要かな?
最近、あちこち痛いし、体…、硬すぎる…。
それに、心も大事だよね…('_')

2017.10.14 レッスン…コンクール(';')?

2017-10-15 18:48:01 | ピアノレッスン
仕事後のレッスン、夜8時…。ヘロヘロ状態で行ってきました。

ツェルニー40 40番
通して弾くんですが、前回からあまり進歩してないような感じ。
ツェルニー50の1番は曲は長いけど、譜読みが簡単、弾くのもまあまあ~、早く進みたいよ~(*´з`)
先生「最後の難関だと思って頑張って。それなりに滑らかに弾けるようになりましょ。」
そう、有終の美(?)でツェルニー40を締めくくりたい!とは思うのです。

バッハシンフォニア6番
今回、どうしても合格したかった。
だって、「次の1番が楽しくって~( *´艸`)」ってポロっと言っちゃった。
先生「ちょっと、ちょっと~、ちゃんと1曲仕上げてからにしましょう~。」
暗譜で弾いたけど所々、迷う所があって曲がスムーズに流れない。
先生からアルトとバスだけで練習するようにと言われました…その時は楽譜は見て良いとのこと。
実際に弾いてみたら、思いのほかボロボロなんだよね…。
kero「これで本当に暗譜出来るようになるんですか?」
先生「大丈夫、なりますよ~(^-^)」
また、そこに戻る…。どうしても許してくれないのね…、先生( ;∀;)
こうなったら腰を据えるしかない。
でも、ベートーベンソナタのフーガを弾くためには絶対必要!と分かっているので頑張るしかありません。

ベートーベンソナタ31番 第1楽章
私、大きな間違いを犯していることに気が付く。
アルペジオ部分を弾くとどうしてもテンポが上がってしまって速度が一定しなくて「ダメなんです。」て、先生にお伝えたところ…。
先生「えっ!何で、その速度!?」とびっくり。
なんと、冒頭部分のテンポよりアルペジオ部分のテンポが半分の速さになっていた!(♪=80くらい)
ようするに拍を間違えていたようです。メトロノームを使っててだよ~、まただよ~(*ノωノ)
アルペジオ部分を修正、曲全体として♪=108くらい。揺らぎはありますが…。
変だけど、妙に安心しました。
次回はもう少し細かく見ていくとのこと。
そろそろ「譜読みは終わりよ。」って言われた気分。気合い入れなきゃ…。

暗譜で四苦八苦している時…。
先生「だって、コンクールに出るんでしょ。暗譜必要でしょ。」
思わず「私、コンクールに出るんですか!?」
ピティナステップに出るとは言ったけど、コンクールは1度も言ったことがない。
先生「あれ?そうだっけ?今回大人の生徒さんでそのコンクールに出るために、ベートーベンをやっている人が何人かいるの。」
コンクール…いつか機会が来れば出てもいいかな?遠い目標として…って思ってはいました。
それが突然、身近に!
でも、ちょっとそれも良いかななんて思ったりして~( ^^)
ちょっとその気?暗譜が出来たら考えようかな?

2017.10.7 レッスン

2017-10-10 18:23:28 | ピアノレッスン
ツェルニー40 40番
暗譜をしようとするあまり、楽譜通りに弾けてない所が…。
楽譜をそばに置いて確認する事。当たり前か…。
暗譜しているつもりで自分で勝手に作曲してしまうこともあるそうなので、楽譜を見過ぎないのはダメみたいです。
暗譜初心者なんで…(*ノωノ)

バッハ・シンフォニア6番
自主的に暗譜で持っていきました。ちょっと偉いっしょ( *´艸`)
思った通りどうも滑らかにいかない。所々止まりそうになる。
先生は内声が聴こえていないからだと…。
アルトを再度確認して、だいたい良さそうな感じだったんだけど…。
先生「せっかくここまで出来てるんだから、次回もう一回しましょう~。」
せっかくの暗譜だからね…。

ベートーベンソナタ31番 第1楽章
弾き始めて…。
先生「ちょっと、ちょっと、力が入りすぎてる。」
自分でもそう思いました。体調なのか、最近の寒暖の差も影響してるのか?
弾きなおして「今の方がずっと良い!」と先生。
細かいペダルの確認をし、テンポがおかしい所の指摘を受け…。
所々のメトロノーム練習もいいかも。2~3か所、自分勝手にテンポ落として曲に酔って弾いていたりして…(*´з`)
1回通して終了。まだ、譜読み段階です。

先生とは同年代なので体調の事とか世代共通の話題を良くします。
でも、ピアノのことになると、まるで別世界のようで~ワクワク、ドキドキ(*'▽')
違う人生を歩んできたんですが、私は良い刺激を受けて最近のモチベーションに繋がっているように思います。

さり気なく聞いてみました。
kero「私、進歩してるんでしょうか?}
先生「進歩してますよ~!まず、力が抜けてきたじゃないですか。指導する側としてはこれが一番難しいんです。」
無理やり言わせた感じもありますが、嬉しい~頑張ろ!(^^)!

型紙合わせ

2017-10-09 18:45:40 | グランドピアノ
何でだろう~?
今までモチベーションが上がらなかったり、防音問題が発生したりと色々あったのに…。
実は10月から職場で移動があって、環境の変化やら疲れやらイライラやら~あるのに…。
最近、夜にほろ酔いでアップライト(消音)で弾くのが…何とも楽しい(^-^)
体はへとへとなんだけどね~。

先日、防音装置の型紙合わせに調律師さんが来てくださいました。
ヤマハのC3、定番なので簡単に終わるかと思いきや?!
意外にも微妙に違ってたみたいで、1時間以上もかかってしまいました。
取り付けは素人でも出来るとメーカーは言ってるみたいですが…、私には絶対に不可能です。
調律師さんも大変だったみたいで、「今度は背広じゃなくて、作業できる服で来ます!」とのこと。
お疲れ様です(;^ω^)

今月中には取り付けられるかと思います。
どのくらい音が軽減できるのか?音がこもったり響かなくなったりしないかな?
ちょっと心配。

でも、あまり遠慮せずに弾けるようになることを期待して!
ワクワクします~(*'▽')

防音( ゚Д゚)

2017-10-03 21:23:59 | ピアノ
実は…。
先日、ピアノを弾いていて…ピンポ~ン(ダッシュ?)がありました。
うちのWanちゃんも大騒ぎで、確かに誰かが来たみたい…('Д')

グランドピアノを入れてから約2年。
うちのマンションは幹線道路沿いなので、けっこう防音されていると思います。
雷の音もそんなに響かないし、気密性が高く、ある意味プチ防音仕様だと思って…、油断していました。
部屋の真下と左右周囲は幸い、音に気を遣う環境にはありません。
ただ、真上の階は隣接しているので響いてしまうと思います。

前回のレッスンでベートーベンソナタのペダルの指導を初めて受けて、帰宅していい気分になって弾いている時の…、ピンポ~ンでした。
ベートーベンはただでも音は重いし、ペダルを入れると下手くそな私はあり得ない音を出しますからね…。
ご迷惑だったと思います。

すぐさま、調律師さんに連絡!
アドバイスに従い、ありったけの縫いぐるみや毛布やらありとあらゆる吸音しそうな物をピアノの下に置き、小さな換気扇はクッションで塞ぎ…など。
必死にやった結果、想像していたよりも音が落ち着いた感じになりました。これもまたびっくり!
その後、整音して頂いてさらに音が落ち着き…。

でも、後日、響板の所にピアノマスクみたいな物を取り付けることにしました。

2017.9.27 レッスン

2017-10-01 22:10:41 | 発表会その他
何だかね~。
ツェルニーを弾いた途端にさっそく「手首を柔らかく~」と先生より…。
でも、最後まで体全体に力が入っていて上手くいきませんでした。
体調管理は大事なんですが、上手くいきません…。
まぁ、仕方がない…。

ツェルニーは暗譜出来たら大丈夫でしょう~と、次回へ。

バッハはアルトを再度確認した方が良いとこれまた、さらに、次回へ…。
先生はインベンションの時代からバッハはなかなか許してくれません。
ツェルニーはそれなりに弾けたらOK~が出るように思うのですが、バッハは基本を押さえてないと駄目みたいです。
特にベートーベンソナタ31番のフーガを弾くには3声の弾き分けは必須…。
私も痛感しているので異論はありません。
初めてのシンフォニア…このたった1曲目なんですが、どんなに時間がかかってもここをどう超えるか?ということなのでしょうか。

ベートーベンソナタ31番は、ペダルの再確認。
濁る所、多々あり!そのたびに先生の声が飛びます。
以前、ショパンを主に弾いていた時は全くの自己流で、前の音楽教室では特に教えて頂いたという記憶もなく…。
なので本格的にペダルの入れ方を教えて頂けると思うとワクワクします~(^-^)

しかし、現状では秋のピティナは厳しいという事で、まずは来年の発表会を目指すことになりました。