日本ユーラシア協会の主催でロシア音楽の歴史について、レクチャーを聞きながら演奏を聴くというちょっと変わったコンサート。
全3回のコンサートの第1回目、チャイコフスキーまで。
私ってクラシックを良く聴いたり弾いたりするわりにあんまり知識がないんです。
N先生に出会うまで、クラシックって一括りにしか思ってなかったの。
ロシア音楽と言われても何がどう違うの?なんてね。
ピアノ会なんかで出会う人たちと話していても、自分が何て物を知らないのかって思い知らされてきました。
今回はロマノフ王朝時代のロシアが舞台。
ヨーロッパ音楽との違いはおおざっぱに言うと音階の使い方が違うらしい。
アラブとか東洋の音楽の影響が大きいのだそうです。
グリンカ、ダルゴムイジスキーって舌を噛みそうな人たちから始まり、
「ロシア五人組」と呼ばれるロシアの民族的な音楽を作ることを目指していたバラキレフ、ムソルグスキー、ボロディン、キュイ、リムスキー=コルサコフ。
彼らは兼業作曲家の側面があって、軍人だったり科学者だったり…。
すごいわ~。私も兼業ピアニストになりたい…なんて一瞬思ってしまった…(*ノωノ)ばかだわ…。
その後、ロシアでは職業音楽家の走りとしてルビンシテイン、そしてかの有名なチャイコフスキーへと繋がっていく。
ルビンシテインの「舟歌」の演奏があったのですが、年代はこっちが早いのでパクリではないけど、チャイコフスキーの「舟歌」にけっこう似ていました。
N先生曰く、チャイコフスキーは西欧派と呼ばれ「ロシア五人組」と一定の距離を置いていたようですが、特に晩年は彼らの影響を受けていたと言われています。
それにしても…(*‘ω‘ *)
N先生のチャイコフスキーの「四季」はなんて素敵なんだ…。
今回は「ひばりの歌」と「舟歌」だけでしたが、再びしかもこんな至近距離で聴けるなんて…。
ああ~、仕事の疲れも忘れます。いつまでも聴いていたかったな~。
今回はロシアに詳しい人でも知らないレアな選曲もあったみたいです。
作曲家の名前すらN先生の「聞いたことある方~?」という問いに誰も手を挙げなかった時がありました。
次の第2回、どんな作曲家が登場してくるのでしょうか?
楽しみです。