私とピアノと、日常と…

30年ぶりに再会したピアノや、日々を見つめるための日記みたいなものです。

いつまで舞台でピアノを弾けるかな?

2018-03-24 17:21:19 | ピアノ
発表会で私の演奏に感動してくれた人が、約1名いたことが判明しました。
それは・・・父です。
母から聞いたのですが、ちょっとじ~んとして言葉をかけてもしばらく返答がなかったとのこと。
つたない演奏でも感動してくれる人、ま、身内だけど…、いるんだ~(・∀・)
一生懸命やってるの知ってるからね。

と、話は続きがあって、母より…。
「お父さん、あいつは50代にまでなって、良くやっているって感心していたよ。ところで、あんたいつまでこういう事するつもりなの?」
kero「こういう事って?」
母「発表会とかさ。」
・・・50代にまでなってって、ちょっと失礼だわ!(聞き捨てならん!)
いつまでって、60歳になっても70歳になっても弾けるうちは舞台で弾くつもりです!

ふ~ん、そんな風に思ってたんだ~。
グランドピアノを買うことに一番、理解を示したのは、母だったのに意外だった。
母も私の返答は意外だったのかも?

そういえば、発表会で私より年上はおそらく居ない。
ピアノのサークルでも50歳以上は少ないと感じます…。
何でかな~?子育ての手も離れてタイミングとしては50代はベストだと思うんだけどな。

今、やる気モードに入っていて、レッスンを可能な月は4回に増やそうかと考えているんです。(先生には了解して頂きました。)
こういう時にやっとかないと、あっという間に60歳になっちまうと思って…。
ピアノに対するというか、弾きたい曲に対する情熱が、ツェルニーやバッハをやる原動力になっているけど、これっていつまでも続くんだろうか?
70歳の時にはどんな感じでピアノに向き合ってるんだろう。
鍵は、健康と気力と経済力か?


2018発表会~その2

2018-03-24 12:25:54 | 発表会その他
今年は、教室の発表会史上、最多出演者数だったそうです。
幼児や小学生はひらひらのドレスが嬉しくって、そこら中でクルクル回ってたり微笑ましくて~(*^。^*)
でも、長時間だったので写真撮影までかしこく良く待っていたと思います。えらいな~。(親御さんも大変だったろうな~)
去年出ていた子供たちの成長が感じられて「すごいな~、早いわ~」って面白かった。
ちょっと目を引いたのはある年長さん、小さな体の割に大きめのハンカチを手にして登場し、良く手を拭いてからピアノを弾き始めるという只者でない感が…。
演奏はコロコロと指が良く動くし、感情を込めた間の取り方など上手で驚きました。演奏終了直後、会場からため息がもれたような気がします。
きっと、コンクールかなんかに出ているのかな?来年が楽しみ。

今回は親子で連弾というのも何組かあり、なので他の教室の生徒さんも出演したり、弾き語りが合ったりとバラエティーに富んでいました。
でも中学生くらいになってくると受験というのが近づいているので、なかなかピアノとの両立が難しくなって来るそうです。
受験が終わってまた思い切りピアノが弾けるといいね。
大人はソロでは私も含めて5人。
待ち時間、みんなピリピリ…緊張で硬い表情の私に「すべては時間が解決しますから。」っておっしゃってくれた方がいて、すこし心が軽くなりました。
終わってみたら、本当、時間が解決してくれましたね~。ありがとう~。

さて、今回の先生の演奏。
ストラヴィンスキー「兵士の物語」
先生のお話付で、最初にストラヴィンスキーという作曲家の紹介。そして物語を語りながら、演奏をしていくというスタイル。
あらすじを聞きながら演奏を聴くと、分かりやすいし感情移入しやすくて面白い。
戦争で疲れた兵士と病気のお姫様の恋愛物語で、ハッピーエンドと思わせつつ、そこに悪魔が現れて不幸になっていくという…、さすが、ロシア物?
演奏は先生のあの細い体でどうやってあの力強い音が出るのか、改めて思うのでした。

また来年に向けてどうしようかな?
第3楽章弾きたいけどな~(*´з`)



2018発表会

2018-03-22 14:34:18 | 発表会その他
今回は3日間の連休を取って挑みました。
前日にレッスンとリハーサルをしたのですが、仕事の疲れ…今回は精神的な疲れもひどくて、全然、上手く弾けなくて悲惨な状況…(゚д゚)
1週間前のレッスンの時の方が良かった…直前にこんな出来だなんてかなりやばいわ…。
先生「今日はもう弾かない方が良いと思います。とにかくゆっくり休んで。それでも気になるんなら部分的に弾いてもいいですけど…。」

発表会当日は疲れのせいか、2度寝して寝過ごし電話で起こされたので、寝起きのぼけた頭がしつこく付きまとう。
ぎりぎりの時間の中、通して弾いてから、暗譜が落ちる所とか、間違う所を蛍光ペンで印をつけて徹底的に潰していくやり方で練習しました。
それでも眠くて眠くて…眠気に緊張が勝てないという生まれて初めての体験。これって吉と出るのか?
会場までの移動中、”暗譜で止まらず弾き通すこと”を最大目標に置いて、多少、間違ってもいいって決めました。
音楽的なこだわり(欲や考えすぎも含む)はちょっと横に置いといて、まずはここを乗り越えないと次に進めないような気がして…。

そして本番(-_-)ベートーベンピアノソナタ31番第一楽章
冒頭から小刻みに手が震えてる…多少、手が震えても大丈夫なのは経験済みですが…。
案の定、手の震えが影響するだろう右手のトリルからの掴み切れないオクターブの和音で上の音が出なかったので、もう一回小指で音を出しちゃった。
ミスと言えば大きいのはそのくらいで済みました。これは、曲を知らなければ分からないかも?
もう一カ所、一瞬迷ってちょっと遅くなってしまったところがありました。これは逆に曲を知らなくても分かっちゃったかも?

何と!おそらく、私の目標は達成されたようです\(◎o◎)/!
録音を聴くとそりゃ~問題だらけ。こーしたい、あーしたい満載です。
でも、舞台で暗譜で通して弾くというのが初めてなので、それだけで1段階アップ出来た気分。

今はもう疲れ切ってますが、それなりの達成感を得られました。
あ、でも眠気が緊張に勝つって結果的に吉と出たのかもしれません。
ついでに眠気覚ましに何か食べなきゃって思って、勝負飯はカツサンドにしてみました。珍しく縁起を担いでみたりして?

もしかして5月あたりのピティナステップを考えているので、今回の録音アップは保留にします。

2018.3.17レッスン…クサい演奏にならないように。

2018-03-18 00:12:54 | ピアノレッスン
なるべく自分の演奏に集中するように、邪念が浮かぶと(間違ったらどうしよう…とか)それを何とか振り払って弾くが、当然ミスる。
はぁ~、想定内。

冒頭部分について。なるべく柔らかい音で弾きたい。
私は力を抜いて鍵盤を押してその後、手や手首を上にあげていたのですが…。
先生「手は上げないで下ろして弾く。」
ようするに力を抜きながら手や腕の重みで弾くってことかな。
何回かやってみたのですが、癖になっているのか、どうしても手や手首を上げてしまう。
でも、音色はあきらかに違いました。

そして指摘されたのは「クサくならないように!」
う~ん、私自身もクサいのだけは避けたかったのですが…、やっぱりクサかったですか。
今までも「やりすぎないで!」って、言われていたんですがね…。
kero「何がどうしてクサいんでしょう?」
先生「テンポが遅くなっていくところですね。拍子の中で納まるように意識することが必要です。」
kero「?拍子の中に納めるってどういうことですか?」
先生「う~ん、何ていうか…、自分の拍子感の中に納めるというんですかね。イチト~二~ト~だけど、メトロノームのじゃなくて、自分のテンポ感。」
私の場合、考えすぎてテンポがゆっくりになっていくと…、クサく聴こえるんだそうです。
実際、録音したものを聴くと、歌っているつもりでも確かにもったりしていて何かずれてて…ようするにクサいかも…。
もっと前に行くような感じで弾くと良いそうです。

そしてソプラノを出すこと。
ようするに右手の和音の上の音。先生がお手本でピアノで弾いた後、私の腕を水平にしてその上で同じように指を当てて…。
kero「痛っ」先生の小指の力が強くてびっくりしました。(ちょうど指圧のつぼだったのかも?)
今回の本番では無理でも将来的にはこうやって弾けるようになりたい。
先生「弦楽四重奏にしてみたら、それぞれが違う役割をして、一番上のバイオリンが響く感じですかね。」
何かかっこいい~(^.^)

・・・と、冒頭部分だけでてんこ盛り。
多分、全体的には一時間半くらいのレッスンだったんじゃないかな?
帰りはもう…放心状態じゃ…(*_*)


2018.3.10レッスン…左手だけで弾く

2018-03-10 19:34:46 | ピアノレッスン
まず、暗譜で通して弾く。
3回くらいがっつり止まる…。だんだん、手が震えてくる…。
何とか弾き終わる…(*_*)
先生「ま、色々あったわよね。それでは、左手だけで弾いてみましょう。」

きりの良いところで区切りながら、最後まで左手だけで弾きました。
え?冒頭からこんな音だっけ?和音進行もこんな風になってるんだ!?
ようするに弾きながら左手があんまり聴こえてないってことです。
先生「暗譜が落ちるのも左手に問題があると思います。左手だけで本番に乗せるくらいのつもりでやってみて。」
左手を練習して覚えて、両方が聴こえるようになれば暗譜で落ちないということか?
そして左手が歌えるようになるということね。
このことは第3楽章「フーガ」を弾く際にも必要なことだそうです。

先生「ひとつ上に行くためにも!」
先生が2度おっしゃったこの言葉…何て魅力的なんでしょう~(*^。^*)
やる気出る~(・∀・)

左手のペダルの濁りは特に汚く聴こえてしまうので、要注意!
次回レッスンまでに、録音して確認しながら練習します。


2018.3.5レッスン…途中で止まらない練習を

2018-03-05 19:35:02 | ピアノレッスン
今月は発表会までに4回のレッスンを入れました。

未だに、家でもレッスンでも1回も無傷で通して弾くことが出来ていません。
今回も最初のあたりで一回止まる…。その先も危ない所がたびたびあり…。
先生「そろそろ通して弾く練習を1回は毎日してください。細かい所が気になるだろうけど、ミスしても止まらないで先に行くことも大事。」
うぁ~、来たか~。
次回レッスンでは暗譜でも弾くことになりました。

左手でメロディーを歌う場面が上手く出来ていない。
あと左の脱力が不十分。右との差が自分でも分かる。
先生「keroさんも左手のための曲に取り組んでみたら良いかも。今すぐという訳ではないけれど…。」
生徒さんの中に、左手のための曲に取り組んでから左手が歌いやすくなった方がいらっしゃるとのこと。
発表会が終わったら考えてみようかな?

気が付けば、本番まであと半月…。不安~(@_@;)
間に合うんだろうか…。

2018.2.28レッスン…ピアニストの手

2018-03-02 23:06:55 | ピアノレッスン
アルペジオ部分は両手で弾くことになりました。
片手で弾く方が良いかな?と思っていた所も、混乱を避けて両手でということになりました。

前日に母にも聴いてもらったんですが、いつもは何か弾いても「私、良く分かんないから~。」って言っていたのに…。
アルペジオを片手と両手で弾く違いは即答で「何か分かった。」って言っていました。
両手の方が良いって、そのくらい違ったんですね。

右手のアルペジオは決まったんですが、左手のアルベルティバスの部分が上手く弾けません。
親指の力を抜くことがポイントみたいなんですが、やっぱり左手の親指が硬い。
音型も弾きにくいし、他の指も弱いので、親指がそってしまったり、拍が取れなかったり…。

先生に私の親指の付け根を触っていただいたのですが、「う~ん、硬いね~。私の手を触ってみて。」
先生の差し出した手は細くて長くて関節がしっかりとしている感じです。でも、触ってみたら想像していたのと全然違いました。
あれ!?ふにゃふにゃだ~\(◎o◎)/
先生がピアノを弾いていらっしゃる時は筋肉がくっきりと見えるんです。なのに力を入れていない状態では筋肉はどこ?って感じ。
思わず「え?え?先生?筋肉は?」と触りまくり…。
先生「ありますよ。ほら。」力を入れるとクリっと硬くなる。

何で~?先生はスレンダーな方なのでお肉が少ないからなのか?私と違って…。
最近、仕事で使う手袋が以前よりキツキツになってきたので、筋肉が鍛えられてきたのかな?なんて、ほくそ笑んでいたんですがね。
そんなことよりも、指や手がいかに柔軟に動くか、支える関節が強いか(私の親指はマムシです…)など…、問題点はたくさんある。
左手の親指の付け根の硬い感じ…マッサージで何とかなりませんかね?って質問してみたら…。
先生「さ~?私はマッサージに関しては分かりません。」

ピアノを弾く手にはもちろん大きさや形など個人差が大きいと思いますが、あのふにゃふにゃ度には驚きました。
以前、96歳を超えたピアニスト、室井 摩耶子さんがインタビューの中で確か「ピアノを弾く手はふにゃふにゃなのよ。」っておっしゃっていた言葉を思い出しました。
可能であれば、他のピアニストの手も触ってみたくなりました。

それにしても、私のこの問題だらけの手でどうやって、ベートーベンピアノソナタ31番第一楽章を弾くのか?
それが問題なのだ。