ホールのグランドピアノの音に驚いている最近の私。音のコントロールが出来なくて、何となく一本調子な印象のこの頃なのですが…。
先生の演奏は音色が豊かで、どうやってコントロールしているのか?一生懸命に見てきました。
同じ高音でも無機質な音だったり、豊かな音だったり、キラキラしていたり、どうやってるんだろう?
姿勢はとても良くて、弾く姿が美しい。
フォルティシモを弾く時はそんなに背中が動いている訳でもなく、ピアニシモの時とあまり変わらない。
腕に力を入れているようにはもちろん見えず、結局、良く分かりませんでした。
ロシア音楽といっても、そこそこ詳しい人でも知らないような曲目が多くて、先生はけっこうマニアックな方だと思います。
アンコールは中島克磨作曲「ユーラシア・ファンタジー」
何でも去年作られたばかりの曲で、今年初めに作曲者本人の前で演奏したのだそうです。
リサイタルが終わり、ロビーでご挨拶。
kero「もう~、1曲目のグリンカからぐっと来ちゃいました!」
先生「あ、あれはちょっとクサかった。緊張してたからね。」
えっ!私としては美しさに涙出そうなくらい感動していたのに、あれがクサかった!?
理想の音って、もしかしてとても個人的なもので、すごく微妙なのかもしれません。
それにしても第一部のドレスはレースが素敵だったな~(*^。^*)