エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

人気アニメ「エウレカセブン」を愛し、ツッこみ、ゲスの勘ぐりでエピソードを読み解くブログです(ひでぇ)。リンクフリー。

小説版第4巻に関して

2006-06-01 16:41:31 | 小説版の差異

・・・全巻通じてコミックス版と同じモチーフの表紙でしたが、こちらはこの巻で完結です。



【ネタバレ注意!】Episode Spoiler WARNING!!

序章
1章 レントン
2章 星の見る夢は
3章 サーストン家の人々
4章 ゲッコーステイト
5章 ビヨンド・ホライゾン
6章 破滅のセブンスウェル
7章 ただ、その波への向こうへと
8章 EUREKA
終章 風の記憶(完結)

・・・解説は竹P氏によるものです。



【ゲッコーステイト編】
●田植えをするストナー。
●風呂でホランドのナニを掴みあげるレントン。この直後、二人は臨戦体勢に。ウホっ。
●最後まで「メカニックの二人」で片付けられてしまうウォズとジョブズ。大人の事情でもあるのでしょうか。
●結局、ゴンジイは名前すら出てこなかった。途中の巻でセリフはあったが一言のみ。実際どんな外見なんだか分かりゃしないし。
●最後のメンバーも「ボーダーの一人」で片付けられてしまった。不憫すぎる・・・。
●裏切りのハップ。セカンド・サマー・オブ・ラブの光に涙する。その後、彼の姿を見たものは誰もいない──。

【その他のキャラクター編】
●ノルブは高いところから落ちても死なない(笑)。実年齢は60歳超のジジイ。昔はフサフサだった。
●ノルブが賢人会議のメンバーだったのは、賢人の家に生まれついたため(世襲制)。
●ラマダ博士。人類初のゾーン突入者。スカブ・コーラルの彫像となってお亡くなりに。
●キング・カハナキン。トラパーの波にボードで乗るリフ・ライディングの始祖。
●空中浮遊しながら演説するデューイ。
●ユルゲンスは、本当はパン屋の親父になりたかったそうですよ。
●終盤近くになって、ついにマリアさま(と思われる女性副官)が登場! 二十代半ば! 独身!!

【メカニック編】
●303にはスピアヘッド同様、腕にブレードが仕込まれている。
●303の形式番号はターミナスtypeR303(アニメ版ではTB-303デビルフィッシュ)。
●「フレイザー」。創世の樹。超大型移民宇宙船。アニメでは「キボートス」。
●ニルヴァーシュの新しいボードの値段は、レントンの給料3年分。
●最終兵器「ニルヴァーシュ・タイプ・ディアーナ」。巡洋艦クラスの巨大LFO。「エンジェル・ハイロゥ」+「ムーン・バタフライ」。
●アルティミット・スウェル。バハルック・スウェルの数倍の威力だとか。対司令クラスター専用兵器。
●ニルヴァーシュがスペックアップするのは司令クラスターの内部にて。飛行形態にはなりません。

【シチュエーション編】
●セブンスウェルは心無き器ニルヴァーシュが、ついに心を得たときに、その心が抱く幻想そのものをトラパーを通じて現実に反映させる、究極の奇跡。
●名シーン「パシフィック・ステイト」が小説版でも登場しますが、ちょっとエッチなシチュエーションとなっています(笑)。
●レントンがカットバック・ドロップターンを決めるのは、最後の最後で。
●アニメ版とは異なり、ダイアンがこの星の真実について隅から隅まで、説明をしてくれます。
●スカブ・コーラルは外宇宙から飛来した生物ではなく、人間が地球浄化のために作り出したナノマシンが進化したもの。


【小説版作者からのクイズ】
Q.『レントンの誕生日プレゼント用に、15分ほど品定めした末に、エウレカが購入した品物』とは何?
A.答えは、あなたの心のなかに──(※最後の最後まで登場しない)

Q.『×に×××が描かれ、そして、その内部には、いままでの形態ではない、××××によって刻まれるふたりの××』──伏字にあてはまる言葉を答えなさい。
A.「はぁとが描かれ、そして、その内部には、いままでの形態ではない、カタカナによって刻まれるふたりの名前」(解答例)※「カタカナ」の変わりに「トラパー」でもかろうじてOKかもしれない。



【往きて帰りし物語】
アニメとは異なる結末ですが、エンディングは爽やかなものとなっております。
詳細は述べませんが、代わりにピッタリな画像を載せておきます。
小説版のエンディングにおいて、レントンはもうすぐ十八歳ですが、読了した直後のみなさんの心には、きっと、このシーンがよぎっていることでしょう・・・。


レントンが腰を下ろした丘は、土と草の匂いで満ちている──


レントンはコンパク・ドライブを掲げ、じっと見守った。しかし、もちろん反応はない。
見つめるたび、胸のどこかで湧き上がる希望は、ここ三年であらかた消費し尽くされてしまった。
それでもゼロではない。



きらりとそのとき、コンパク・ドライブが輝いた。
はっと全神経が叩き起こされ、傍らにあったそのドライブに、大急ぎでとびつく。



やがて──彼は、微笑んだ。
ずっと決めていたのだ。
必ず、笑顔で迎えようと。
レントンは振り向いた。
「お帰り」



さあ、と風が吹いた。




・・・すてきなアナザーストーリーをありがとう! 感謝しています!!
「おしまい!」


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1 コメント

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Unknown (名無し)
2006-06-04 22:40:37
本当に爽やかだった。

ラストシーンで泣かずに気持ちよくなれるってのも珍しい。
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