エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

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小説版のカテゴリを追加しました

2006-05-16 14:20:26 | 小説版の差異
3巻の冒頭を立ち読みしたら、意外と面白かったので、まず1巻を購入してみました。プラモ屋で(おい)。


まず、大前提となるのが「小説版は、あくまでもTVアニメとは違う世界を描いている」ということ。
巻末の解説でアニメの京田監督がわざわざ「別のエウレカセブン」と述べているのは、よく知られている事実です。

ですが、全然別物というレベルでなく、共通する事柄に関しては、小説というメディアの特徴を生かした細かい描写や明らかになる世界設定が、アニメ版にも通用するので、相互補完して2つの作品をそれぞれ楽しめばいいのではないでしょうか。

とくに、コンパクドライブやメカニック関連、塔都市とパイルバンカーに関する描写などは、興味深い内容となっています。
また、リフテクニックの描写も予備知識がなくてもスゴさが分かるよう、配慮されています。


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※第1巻の時点での描写をもとに紹介しています。


【メカニック編】
●ニルヴァーシュの身長は15メートル。重量は20トンほど。
●重装備のモンスーノMS-20の重量は30トン。
●月光号の全長は250メートル。

【ゲッコーステイト編】
●占い師兼コック・・・。
●ストナーはカメラ以外は全くの機械音痴。しかも相当のおっちょこちょいらしい。
●エウレカの子供はメーテル一人のみ。しかも1歳ちょっとの赤ん坊。
●「ヒップなハップ」・・・ナイス表現です。いただきましょう!
●ヒルダはビリヤードが上手。白衣を脱いで本気モード。
●ゲッコーステイトのメンバーは18人・・・ええっ?  
SFミステリー「18人いる!」もちろん、子供除く。しかもその中に塔州軍への内通者が一人
---問題の部分---
「現在、十八名だ。ホランド、おれ(ハップ)、ストナー、マシューにヒルダのLFOライダー、操舵手のタルホ、月光号の『お腹痛い虫』退治屋のミーシャ、腕の立つリフボーダーが五名、コック兼占い師、メカニック二名、砲術専任のがっちがっち石頭軍人、忘れちゃいけない我らがエウレカ、そして最後がおまえ(レントン)だ」
・・・さあ、あなたはこのミステリーが解けただろうか?
通信士のギジェットと雑用係のムーンドギーをリフボーダーにカウントしても、未知なるメンバーがあと三人いることに・・・しかも、1巻では登場しない・・・。
怖いですね、怖いですね、2巻を早く買わなきゃという強迫観念に取り付かれますね・・・。

【その他のキャラクター編】
●オリジナルキャラクター、スパッド。ホランドの幼馴染。病院の院長。
●オシリス小隊が、アシリス小隊になっていた。これは印字ミスか、アシリスが正しいのか。
●コペル基地の爆発はテレビ版では何の説明もなかったが、コーラリアンの襲撃によるものだとほのめかす描写が加えられている。
●第1巻ではアネモネは登場しない。デューイの「お姫様」という発言でその存在が確認できるのみ。
●我らがユルゲンス、最近お腹のほうもユルユルらしい。ユルゲFC(何それ?)の人なら、ぜひ彼に関する描写をチェックしよう!

【シチュエーション編】
●アミタドライブを奪いに現れた暴漢5人組にレントンがさらわれそうになったところにニルヴァーシュが現れる。
●セブンスウェル発動時にモンスーノ小隊を撃墜したのはレントンの操縦によるもの(アドロックの思念を介してニルヴァーシュと一体化して操縦を行った描写があり)。
●「あーいきゃーんふらーい!」の代わりに、あのセリフ「らーいどーんたーいむ!」が。

【世界設定編】
●スカイフィッシュ。トラパー波を感覚的につかむ導きの象徴としての登場。命名はホランド。
●タワーシティの高さは10000メートル。レイラインの高度にあわせて建造されているようだ。
●第1巻では、「コーラリアン」という文字は、1箇所でしか登場しない。



・・・忘れてはならないのが、小説版には岸和田ロビン氏の美麗挿絵が結構挿入されているところ。


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