エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」

人気アニメ「エウレカセブン」を愛し、ツッこみ、ゲスの勘ぐりでエピソードを読み解くブログです(ひでぇ)。リンクフリー。

小説版第2巻に関して

2006-05-18 14:42:51 | 小説版の差異

赤い瞳に昏き光を宿らせた少女がエウレカを壊していく……。小説版第2弾!
レントンとエウレカの間に生じた小さな誤解。
その隙をつくかのように黒きLFOを駆って出現した赤き瞳の少女アネモネ。
孤独に陥り自壊していくエウレカを救うため、レントンは危険を顧みず〈ゾーン〉へ飛び込むが!?
【小説公式あらすじ】


・・・翌日に3巻と同時購入。やっぱり同じプラモ屋で。
またザク2体買ってしまいました。Hアイズ買いに行ったつもりなのに。今度はぼかしペンの練習用です。
そんなどうでもいい話はおいといて──

---ネタバレ注意【Episode Spoiler WARNING】---
第2巻の紹介ともなってくると、小説版独自のプロット内容に触れざるをえません。
小説版をまだ読んでおらず、今後読む予定があり、アニメと小説の違いを楽しみにしている方は、ご注意ください。


【ゲッコーステイト編】
●カイル。赤銅色の胸板が厚い大男。ゲッコーステイトの一人。小説版オリジナルキャラ。劣化ハップ。
ギジェットやドギー同様、リフライダーの腕前を買われて加入。オリジナルキャラの宿命か、2巻では当たり障りのない描写だが・・・。
●もう一人のメンバー、男(名前なし)。看護士の経験があるらしく、ミーシャの手伝いをしたりしている。
●ヴォダラクの自爆テロから旅客機の乗客を守るためにもろとも墜落したホランド、肘から先を切断。
●エウレカの髪留めはヒルダからもらったもの。ケンゴウは三味線が弾ける。

【その他のキャラクター編】
●ドミニクの母はデューイのもとで、アゲハ構想に関わっていた。アネモネやアゲハ隊の育成担当。
●ノルブ同様、アネモネ、アゲハ隊も胸にコンパクドライブを埋め込んでいる。
●ガリバーはアネモネがドミニクにねだって買ってもらった、もこもことしたヌイグルミ。すぐお亡くなりに。
●アゲハ隊は少年と少女の集まり。ペロ、ディンクなど、個別に名前もある。

【メカニック編】
●バスクード・クライシスの駆動システム・原理について相応の説明がなされている。
●先にスペックアップされるのはTHE-ENDのほう。レーザー兵器を全身に追加。
●スピアヘッドは塔州軍の最新鋭機として開発される。形式番号はSH-202(アニメ版はSH-101)。
●レントンがモンスーノを操縦するシーンがある。

【シチュエーション編】
●レントンとドミニク、アネモネの邂逅が小説版にも用意されているが、描写が多いので、はるかに本筋への感情移入がしやすい。



・・・2巻は結構厚く、読み応えもあります。
アニメ本編の放映と進行中だったためか、小説の作者に世界設定のプロットが段階的に与えられているのではないか、と勘繰ってしまうほど、全体の整合性に関して「おや?」と思う部分もあるのですが、アニメではろくに説明されなかった背景描写がふんだんに加えられているので、アニメファンには文句なしにおすすめです。
名シーンの数々がシチュエーションこそ違えど、小説の中でふんだんに登場します。小説版では、そこそこの説明描写が付与されているので、それをアニメ本編へとフィードバックすれば、また新たな気持ちで楽しめることでしょう。
ゲッコーステイトのオリジナルメンバーに関しては、オリジナルゆえの制約があるのか、途端に描写の精度が落ちますが、オリジナルゆえの役割があるからこそ登場させられているのだと勘繰って(笑)、今後の動向に注目したいところです。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿