DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

NHKスペシャル 「原発メルトダウン」・・・見事に期待はずれ

2011年12月18日 | Weblog
NHKスペシャル 「原発メルトダウン」

レベル7、世界最悪規模の放射能汚染を引き起こした東京電力・福島第一原発事故。発災から8ヶ月経つが事故の全容解明は未だ道半ばだ。NHKでは福島第一原発であの時いったい何が起きていたのか、独自の取材をもとに徹底解明する。
まず、原発の命綱ともいえる電源を奪った津波はどのように発電所を襲ったのか。専門家による新知見を踏まえてCGで再現、思わぬ経路から海水が進入した事実を明らかにする。続いて、核燃料のメルトダウンはどのように進んだのか。原子炉の水位や圧力、放射線量の記録など膨大なデータを改めて検証。最新の解析ソフトでシミュレーションを実施し、全電源喪失から、燃料のメルトダウン、水素爆発にいたるまでの詳細なメカニズムを明らかにする。さらに、メルトダウンが進む原発で発電所員らはどう事故に向き合ったのか。事故想定をはるかに超える長時間の全電源喪失。通信装置が壊れ連絡が取れない建屋内部。照明が消えた制御室に迫る放射性物質。取材を通して、壮絶な現場の状況も明らかになってきた。
事故直後から独自取材で集めた証言をもとに中央制御室を再現。最新のデータ分析と証言を重ねて「あの日」の“真実”に迫り、人類はこの巨大な原子力エネルギーにどう向き合うべきなのか、根源的な問いを投げかける。

(引用終わり)

結果から言う。
お前ら今まで何やっとんだと…
ここまで時間かけてこの程度か?
何も解明されとらんじゃないか?
期待しとったんよ…正直ね

この番組で明らかにされたのは以下の2点のみ。

①1号機の冷却装置「非常用復水器」について、電源が失われると弁が閉じて機能しなくなる構造を知らなかった→しかもその後運転を止めた。

②水位計は正常な水位を示していなかったにも関わらずそれを認識出来なかった。

こんなもん何の意味もねえじゃん。
…で、どうしたん?

2号機と3号機はどうなったん?
ベントって何だったん?
配管は壊れとったんじゃないの?

サルなみの番組だったよ。
NHKはこの程度かよ、見事に落胆させていただきました。

①については
原発幹部、非常用冷却装置作動と誤解 福島第一1号機

東京電力福島第一原発の事故で最初に炉心溶融した1号機の冷却装置「非常用復水器」について、電源が失われると弁が閉じて機能しなくなる構造を原発幹部らが知らなかったことが、政府の事故調査・検証委員会(畑村洋太郎委員長)の調べで分かった。委員会は、機能していると思い込んでいた幹部らの認識不足を問題視している。また、その結果、炉心溶融を早めた可能性があるとみて調べている。

 このほか3号機について、委員会は、緊急時に炉心を冷やすための注水装置を3月13日に停止させたことが事故拡大につながった可能性があるとみている。こうした点をまとめた中間報告を26日に公表する。

 非常用復水器は、外部電源や非常用発電機などの交流電源を使う通常のポンプを動かせなくなった時に炉心を冷やす手段。原子炉圧力容器内の蒸気を冷やして水に戻し、再び炉心に入れるのに使う。装置は2系統あり、水を満たしたタンク内に通した配管に蒸気を送る。直流電源(蓄電池)を失うと、操作不能になって外へ蒸気とともに放射性物質が漏れるのを防ぐため、蒸気を送る配管の弁のうち格納容器の内側の弁が自動的に閉じ、蒸気が通らなくなる設定になっていた。

福島1号機の冷却装置、空だき懸念で手動停止 震災当日

 東京電力は22日、福島第一原子力発電所で最初に炉心溶融した1号機の冷却装置「非常用復水器」について、破損して放射性物質が放出されることを懸念した運転員が運転を止めていたとの調査結果を明らかにした。炉心を冷やす唯一の手段だった非常用復水器の動作状況は、政府の事故調査・検証委員会の事故原因究明で焦点になっており、今後、止めた判断の妥当性が検証課題になりそうだ。

 非常用復水器は1号機だけにあり、原子炉の蒸気を冷やして水に戻し、再び炉心を冷やすのに使う。装置は2系統あり、水を満たしたタンク内に通した配管に蒸気を送る構造で、電源を失っても機能する。

 東電によると3月11日、地震の後、2系統とも自動的に起動したものの、急な変化を防ぐためマニュアルに従いいったん停止。その後、片方の系統で起動、停止を繰り返していたところ、津波に襲われて電源が失われ、動作状況が分からなくなった。

 その後、一時的に電源が復活して停止を確認。午後6時18分に電動弁を開く操作をしたが、タンク内の水があたたまって発生するはずの蒸気が確認できなかったため、午後6時25分に弁を閉めて運転を止めた。タンク内に水がない可能性を考え、運転を続ければ配管が損傷して放射性物質を含む蒸気が放出される恐れがあると判断したという。

 実際には、タンクには容量の65%ほど水が残っていたことが10月の現場調査でわかっている。

(引用終わり)

自分が原発事故について大きく把握できたのは
5月18日 原子炉がぶっ壊れて爆発が生じた!

この時点で原子炉が破壊されたことで放射性物質が流出したということに言及していた人は全くいなかったことを確認しておいて欲しい。
自分はその時点時点でネットとマスメディア全てに目を通して
その上で自己分析して書いた記事だ。

その記事を見ながら今日の番組を観ていたのだが
何ら新しい知見を得られなかった。
驚くべきことだ。

しかも、やっぱり津波のせいにしてるし!→これは気に入らねぇ

今回の事故の最も重要な注目点は

①地震による配管の損傷の程度。
②送電線の倒壊による全電源喪失がもたらした影響。
③2号機と3号機(4号機も)の爆発とは何だったのか?
④使用済み核燃料棒プールはどうなっていたのか?

以上4点である。

NHKは最初っからやり直しだね…
本当に勉強してるのかな?
トホホ…

正直、もう原発関連の記事を書くのをやめようかと思ってる。
自分で分析するより
他のブログ見てたほうがよっぽど素晴らしい記事が書いてある。
それを引用してコメントするだけだったら
あまり意味ないんじゃないかなって…
重要なのはオリジナルを発信する力じゃないかな?

…という訳で、
まあ、適当に好きにやらせてもらいますわ(笑)

ミッション:インポッシブル トム・クルーズ49歳!(笑)

2011年12月17日 | Weblog
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

まあ、ストーリーとかはどうでもいいわけで
49歳のトム・クルーズがあれだけのアクションをするってのが
驚きなわけで…
自分もまだまだいけるんじゃない?
などと見当違いな妄想を掻き立てられるだけでも
観た価値は十分あったわけでして(笑)

ミッション:インポッシブルは今回で007を超えて
スパイ映画のNO1になっちゃった感があるね。
彼もショーン・コネリーみたいなポジションになっちゃうのかな?

子供の頃、スパイ大作戦をテレビで観ていたような記憶が
わずかに存在していて(いくつだよ?いったいw)
あのテーマソングを聞くと
DNAレベルで反応してしまうんですよね…

自分としては殺し屋役の「レア・セドゥー」に萌えてしまいました(笑)
日本では殆ど知られてなかったような…

Prada Candy parfum commercial - Léa Seydoux

「ネイチャー」最新号の表紙を飾る東電の墨塗り運転マニュアル

2011年12月15日 | Weblog



Nature 480, 7377 (Dec 2011)
Cover Story: 福島:原子炉国有化という事例:黒塗りされた原子炉運転マニュアルが示す情報隠蔽


2011年3月に起こった自然災害によって破壊された福島第一原子力発電所(原発)からの放射性物質の降下とその政治的な余波に日本がどのように対処するのかは、世界の原子力産業にきわめて大きくかかわってきそうだ。今週号の Comment では、2人の高名な日本人政治家、平智之と鳩山由紀夫が、震災復興過程の一部として福島第一原発を国有化することを求めている。彼らは、政府の管理下にあって初めて、科学者たちが実際に何が起こったのかを見いだし、事故の余波に対処するのに必要な計画を立てることが可能になると論じている。現在のやり方の不適切さを示す例の1つが、表紙に掲載した、黒塗りされた原発作業員用運転操作手順書である。この手順書は、福島第一原発の操業にあたっている東京電力株式会社によって国会の委員会に提出されたもので、黒く塗りつぶされた箇所が非常に多いために、内容がほとんどわからなくなっていた。(Comment p.313)


福島第一原発事故:科学者の声を政府に
Critical Mass Nature 480, 291 (2011年12月15日号)


日本政府に独立の立場から助言をする科学の声がないことは、以前から問題になっていた。現在、日本の政治的リーダーたちが、福島第一原発事故に関する明確な答えを求めて悪戦苦闘しているのも、その一例にすぎない。

福島第一原子力発電所の事故から9か月以上が経過したが、そこで起きたことについては、根本的な疑問が答えられないまま残っている。これらの疑問に対する答えが与えられないかぎり、日本はもちろん、世界の国々も、何がいけなかったのか、今、何をするべきなのか、今後、同様の事故を防ぐためにはどうすればよいのかを知ることはできない。


Nature 2011年12月15日号313ページの Comment 欄では、こうした懸念がまとめられている。日本国民にとって気がかりなことの1つは、この論文の執筆者である。執筆者の2人は与党の政治家で、そのうち1人は元首相なのだ。彼らのような立場にあっても、答えを入手できないのだろうか?

福島第一原発を運営していた東京電力は、事故後、大幅に編集された原子炉マニュアルしか公表していなかった。10月末になって、ようやく手を入れていない形で発表されたマニュアルは、東京電力の不測の事態への備えがどれだけ手薄であったかを明らかにした。このような隠蔽行為は、事故発生から今日まで、大物政治家でさえ答えを入手できなかった理由と、彼らが本誌への寄稿という形で公然と問題を提起することを選んだ理由を薄々想像させる。

この状況は、日本が抱えている問題、それも、福島の原発事故以前からあり、日本の歴代政権のすべてが抱えていた問題と、深く関係している。それは、独立の立場から政府に強く助言する科学の声がないという問題だ。今回の事故の場合、そのような声があれば ― 政府が任命する首席科学官からの声にせよ、真に独立の立場にある原子力規制者からの声にせよ ―、住民の避難、医療支援、放射能スクリーニング、除染の実施にあたり、役に立ったかもしれない。また、上述の疑問に対する答えを見つけるのに必要な調査・研究を指揮する助けにもなっただろう。

日本政府は、ここ数十年間、厄介な科学的概念がからむ難しい問題に直面するたびに、その責任を官僚や政治家に押しつけてきた。しかし、こうした担当者の多くは問題をよく理解しておらず、政府がしてはならないことをしてしまった。すなわち、問題を隠蔽して、それが過ぎ去るのを待っていたのだ。その間、政治家たちは答えを手探りし、政府のスポークスマンたちは混乱した発表を行っては、愚かで、無責任で、信用できない人間のように見られてしまった。

日本政府はこんな姿勢で、1950年代から1960年代の水俣病問題(海に流された工場廃液中により多数の有機水銀中毒患者が発生)、1990年代の薬害エイズ問題(HIVに汚染された血液製剤の使用により多数のHIV感染者が発生)や、2000年代初頭のBSE問題に対応してきた。福島の原発事故でも同じだった。具体例としては、シミュレーションから放射性物質の拡散が予想されていたにもかかわらず、パニックが広がることを恐れて警報を出さなかったことが挙げられる。これにより、被曝を防げたはずの住民まで、大勢、被曝してしまった。

日本政府は、福島第一原発事故に関する科学的な情報の多くを、経済産業省の原子力安全・保安院と、原子力安全委員会という2つの機関から得ていた。どちらの機関も、原子炉の物理学に関する専門知識は持っていたが、原子力産業とのつながりも持っており、利益相反が生じていた。さらに、除染や健康被害の問題について政府が迅速な決定を行うための実際的かつ機敏な情報源になることもできなかった。政府は、こうした点を認めて、原発のモニタリングと安全規制機能を、環境庁の外局として新たに発足させる原子力安全庁に移管することにしたが、その有効性はまだ証明されていない。政府は、この事故について独自の報告書を作成することも約束したが、その作成方法は透明にはほど遠い。

日本政府は、科学者との間に、もっと太く、恒久的なパイプを持ち、その助言を聞けるようにしなければならない。今回の事故は彼らに、将来の有事の際に迅速かつ果断に行動できるような組織づくりの必要性を痛感させたはずである。

日本はまず、米国や英国などに倣って、科学顧問を置くべきだ。この国は5年前にも科学者を内閣特別顧問に任命し、そのようなシステムを作ったと宣言したことがあった。しかし、科学に関する広範な問題について助言を行う本来の科学顧問とは異なり、その顧問はイノベーションの促進を使命としていた上、その試み自体がわずか2年で終わってしまった(Nature 443, 734–735; 2006参照)。現在、日本政府に科学顧問はいない。日本学術会議に米国科学アカデミーのような影響力ある役割を持たせようとする動きもあるが、変革を起こすには至っていない(Nature 428, 357; 2004参照)。

科学者は、ある状況に関する既知の事実を人々が理解できるように手を貸すことができる。もっと重要なのは、知りえないことの理解を助けることだ。確実なことが言えないときには、科学者は、人々がそれに伴うリスクを理解するのを助けることができる。彼らは、政府がこうした事実を説得力ある明瞭な言葉で市民に説明するのを手伝うことができる。公平で、政治とは無関係の視点から説明を行える科学者は、たとえ状況が変わって当初の評価を覆さざるをえなくなったとしても、その政治的思惑を勘ぐられるおそれは小さい。科学者は、国民には不評だがどうしても必要な決断をせざるをえない政治家を擁護することもできるし、政治的に任命された科学顧問なら、政治家との間に個人的信頼関係を築くこともできる。

日本は、もっとうまくやることができる。日本人は、こんな現状に甘んじていてはならない。


福島第一原発を国有化せよ
Nature 480, 313-314 (2011年12月15日号)


平智之と鳩山由紀夫は、福島第一原発事故の真相を科学者たちが究明するためには、これを政府の管理下に置くしかないと主張する。

平 智之、鳩山 由紀夫

2011年3月11日の地震と津波に続いて福島第一原子力発電所で発生した事故は、日本と世界の原子力の未来にとって、きわめて重大な出来事である。この深刻な事故に適切に対応するためには、そこで起きたことと今も起こり続けていることを正確に把握する必要がある。

事実関係を明らかにするためには、あらゆる可能性について証拠と反証を収集し、それらを公開しなければならない。これにより初めて、世界の人々は、東京電力が策定した事故収束計画を信頼し、あるいは、それをどのように修正すべきかを判断できるようになる。

なかでも重要なのは、最悪のシナリオが現実のものとなってしまったのかどうかを知ることだ。具体的には、損傷した炉心で持続的核分裂反応が再び始まり(再臨界)、さらなる核分裂生成物と熱損傷が生じた可能性はないのか、地震から数日後に原発で爆発が起きているが、これが核爆発で、破損した燃料棒から放射性金属がまき散らされた可能性はないのか、そして、溶融した燃料が原子炉格納容器の底を突き破り、環境汚染を引き起こすおそれはないのか、という問題である。

3月24日、有志の国会議員が最悪の事態に対応できる計画を策定することを目標とする「Bチーム」(政府の「Aチーム」に対する)を結成した。Bチームは、結成を呼びかけた鳩山由紀夫(元首相)のほか、藤田幸久(財務副大臣)、川内博史(衆議院政治倫理審査会会長)、平智之らをメンバーとする。Bチームが今後発表する報告書で行う勧告は、政府とも、原子力安全・保安院とも、東京電力とも独立の立場からのものとなる。

われわれのこれまでの調査は、カギとなる証拠が不足していることを示している。われわれはいまだに最悪のシナリオが実現してしまったのかどうかを知らない。それを明らかにするためには、福島第一原発を国有化して、独立の立場の科学者が原発に立ち入れるようにしなければならない。

再臨界の可能性

炉心内部で核分裂反応が進行している場合、さらなる核分裂生成物ができ、その熱により冷却・除染システムが損傷されるおそれがある。ある種の同位元素が検出されることが、再臨界が起きたことの証明になる。例えば、塩素の放射性同位体である38Clは、その安定同位体が中性子を吸収したときに生成するもので、半減期は約37分と非常に短い。したがって、38Clの存在は、その時点における核分裂反応を示唆している。

福島第一原発で38Clが検出されたのかどうかについては、報告に混乱がある。3月26日の原子力安全・保安院の報告では、東京電力が2日前に1号機の地下で採取した溜まり水から38Clが検出されたということだった。1号機への海水(塩化ナトリウムを含む)注入はそれ以前より続けられていた。4月1日には、同じ原子力安全・保安院が、東京電力による核種分析に疑問を呈した。放射性ナトリウム(24Na)もまたサンプルに含まれるはずだという。しかし、一部の科学者は、たとえ24Naが検出されなくても、38Clが検出されることがありうると主張している。4月20日、東京電力は以前の報告を撤回し、38Clも24Naも検出されなかったと発表したが、その分析に用いたデータは公表しなかった。われわれBチームは、原子力安全・保安院を通じて東京電力のデータ(ゲルマニウム半導体検出器によるもの)を入手し、再度、分析を行った。その結果、当初の報告に近い濃度(160万ベクレル/ml)の38Clが存在していたという結論に達した。われわれは、原子力安全・保安院と東京電力がこの検出を疑問視したことは根拠を欠くと考える。

もう1つの根拠が、ウランやプルトニウムが核分裂を起こすときに生成される、半減期が9時間のキセノン135(135Xe)である。11月1日、東京電力は2号機で135Xeを検出した。しかし、原子力安全・保安院は、それが微量であることを理由に、この135Xeは停止した原子炉内の燃料が自発的核分裂を起こしたことで生じたものと推定され、持続的核分裂反応によるものとは限らないとした。したがって、再臨界に関する証拠は、いまだ決定的なものではない。

核爆発の可能性

原発で起きた一連の爆発の原因は何かという疑問にも答える必要がある。それらは当初、水素爆発によるもの、すなわち、燃料棒を覆う合金と炉心の水蒸気との間で高温の化学反応が起きた結果であると報告されていた。しかしこれに関しても、未解決のままである。ほかに考えられる可能性は、核爆発か、別の種類のガスの爆発である。

爆発により、どれだけの量の、どのような種類の放射性物質がまき散らされ、どこまで拡散していったのか、そして、3号機のプールに貯蔵されている使用済み核燃料がどのような状態にあるのかを明らかにするためには、核爆発が起きたかどうかがわかっていることが不可欠である。2つの観察事実からは、核爆発がもっともらしいと思われる。1つは、ウランより重い数種類の金属が、原発から数十kmも離れた地点で検出されたこと。もう1つは、3号機の建屋上部の鉄骨がどうやら溶けたためにねじ曲がっていることである。

文部科学省の報告によると、重金属元素キュリウム242(242Cm)が原発から最大3km離れた地点で、プルトニウム238(238Pu)が原発から最大45km離れた地点で検出されている。これらはいずれも猛毒であり、摂取すれば内部被曝を引き起こす。242Cmの半減期(約163日)が短いことと原発周辺の238Puの蓄積が通常よりはるかに多いことから、文部科学省は、これらは過去の大気中核実験の放射性降下物ではなく、福島第一原発から放出されたものと考えられると結論付けた。その場合、破損した使用済み燃料棒が現場周辺に散乱している可能性があり、非常に危険である。

これらの元素は、より軽いセシウムやヨウ素のように放射性プルーム(放射性雲)にのって運ばれることはないため、非常に大きな力で吹き飛ばされたと考えられる。水素爆発に、重金属元素をこれほど遠くまで拡散させる威力があるのかどうかは不明である。また、水素爆発は、鋼鉄を溶かすほどの高温を発生させなかったであろう。東京電力は当初、3号機の爆発により白煙が発生したと発表していたが、再調査により、煙は黒かったことがわかっており、ただの水素爆発ではそのような色にはならないと考えられている。したがって、核爆発であった可能性がある。ほかの爆発性ガスが発生していたかを検討することも、同じくらい重要である。

メルトダウンの可能性

溶融した核燃料が、原子炉格納容器の底のコンクリートをどの程度侵食したかも未確認である。これが重要なのは、東京電力が、炉心を水で満たして放射線を吸収し、核燃料を取り出すことを計画しているからである。格納容器の底のコンクリートにひびが入っている場合、放射性物質が地下水に入ってしまう可能性がある。

政府は最近まで、そのような事態にはなっていないと考えていた。6月7日にIAEAに提出した報告書では、溶融した燃料の大半は原子炉圧力容器の下部で冷却されており、圧力容器に漏れ出した燃料はわずかしかないとされている。

しかし、2週間前、東京電力は、溶融燃料が1号機下のコンクリートの4分の3を侵食したこと、ほか2つの原子炉の基礎も損傷している可能性があることを発表した。しかし、ここでも注意が必要である。炉心内部の核燃料の状態を実際に観察した者はいないのだ。そのため、燃料の流出の程度はいまだはっきりしていない。
福島第一原発を国有化して介入せよ

事故処理の当事者が「現実は違う」と楽観的だとしても、福島第一原発の解決 ― 半世紀にわたり放射能汚染を封じ込める方法から炉心や溶融燃料を処分する方法まで ― は最悪のシナリオに基づかなければならない。未解明の事実は多いが、やらなければならないとわれわれが考えていることが2つある。

1つは、情報がオープンな形で収集されるために、福島第一原子力発電所を国有化しなければならない。事実は、どんなに困難なものであっても、国民に知らせなければならない。さらに、政府にこの事故の検証と補償を行う義務があることからも、国有化は不可避である。

Bチームは、8月に東京電力に対して原発のマニュアルを請求したが、それを入手するだけでもたいへんな苦労をした。これは、事故の情報がどのように規制されているかを示す一例である。東京電力は当初、委員会にマニュアルを提出することを拒否した。9月にようやく提出したときには、多くの語句(カギとなる温度や実際の手順)が黒く塗りつぶされていた。東京電力は、それらが自社の知的財産であると主張したのである。東京電力が全マニュアルを公表したのは6ヶ月も経過してからであった。Bチームは、東京電力が地震後(津波がくる前)に、緊急炉心冷却システムの一部のスイッチを切ったり入れたりしていた理由を知るためにはマニュアルが重要だと見ていた。緊急システムがいつ破壊されたかを明らかにするためである。

もう1つは、さまざまな分野の科学者が協同して分析にあたれるように、特別な科学評議会を設置しなければならないということだ。これにより、原子力産業界の技術者の一部にみられる致命的な楽観論を打ち破ることができるだろう。たとえ最悪の事態になっていたとしても、このような評議会を通じて、廃炉、除染、放射性廃棄物の地層処分施設の建設に必要な新しい技術を確立することができるだろう。

(引用終わり)

どうして同じ文章が日本のマスコミには掲載されないのか?
どうしてNatureなのか?
鳩山元総理であってもマスコミにコメントすら述べることができないのか?
日本には「科学」は存在していない
また「政府」すら存在していないのかもしれない。

Nature編集部は日本の愚かさを表紙をもって
世界にアピールしているのだ。

なんと愚かな日本人
なんと哀れな日本人…

本当に恥ずかしい

素晴らしすぎる…落合博満

2011年12月12日 | Weblog
今日は久しぶりに本を読んだ
モチロン
落合監督の「采配」だ。

もう言葉にならないし
もっともっと本にして欲しい。
この人の本をこのままず~っと読んでいたい。
読み終えるのがもったいない。

間違いなく最近読んだ本の中ではナンバーワンであるし
チョット見たら
アマゾンの売上でも1位になっている。

マスコミに嫌われているので
どこぞのアイドルのように
下駄を履かせてもらっての1位でなく
実力の1位なんだろう。

この人の野球好きには舌を巻く。
本当に野球が好きなのが伝わってくる。

落合監督には他球団の監督になって
ドラゴンズと対戦して欲しい。

他のチームだったらどんなチームになるのか
想像するだけで楽しくなる。

こんな人が総理大臣になったら
日本はどれだけ素晴らしい国になるんだろう
そんな他愛もないことを考えて
一人笑ってしまったりする…

もし見れるものなら
落合監督の頭の中を見てみたい

どれだけ落合監督が好きなんだろうと思う(笑)

年始には落合記念館に行ってみようかな…

地球温暖化…兵どもが夢の跡(笑)

2011年12月11日 | Weblog
京都議定書、延長で合意=温暖化対策、20年から新枠組み-COP17

【ダーバン(南アフリカ)時事】地球温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)は11日未明(日本時間同日午後)、先進国の温室効果ガス削減に関する京都議定書の約束期間(2008~12年)の延長や、同議定書に代わる新たな法的枠組み(ポスト京都議定書)を20年から発効させるための交渉開始などを柱とする「ダーバン合意」を採択した。会議は新枠組みの発効時期などをめぐり議論が紛糾。最終日の9日から延長2日目でようやく各国が折り合い、閉幕した。
 京都議定書の延長期間については5年か8年とする案が示されていたが、正式決定は来年のCOP18(カタール)に持ち越した。延長には欧州連合(EU)などが参加する。一方、ロシアやカナダとともに不参加を表明している日本は、13年以降、同議定書の下での削減義務を負わない「空白期間」に突入する。日本は新枠組みができるまで、自主的な目標を掲げ削減に取り組むことになる。
 全ての国が参加する新枠組みは、新たな作業部会を設置し、来年前半に交渉を開始。法的拘束力のある仕組みとすることを前提に、15年までの合意と、20年からの発効を目指す。(2011/12/11-15:45)

温暖化対策を推進した黒幕-原発推進がその真の狙い
(院長の独り言)

温暖化対策で原発建設20基
 2002年5月中旬、保守党顧問の海部俊樹のところに平岩がやってきた。平岩と海部はともに愛知県生まれで同郷:海部とは古くからのつきあいだった。
「お宅の党に京都議定書の批准に反対している議員がいるのですが、何とか賛成に回るように説得してもらえないでしょうか」
 まもなくして、保守党の参議院政調会長・入沢肇が海部に呼ばれた。
「キミ、京都議定書の批准に反対しているようだが、私はいいことだと思うがね。経団連の平岩さんがやってきて、財界も京都議定書を推進しているので、ぜひ賛成して欲しい、と言ってきている。」
「私も反対ではありません。ですが、法案をよく読んでみると、地球温暖化ガス6%削減という中身の根拠が曖昧なのです。6%のうち国内の森林が3.9%吸収すると書かれていますが、この森林の面積は日本全体の70しか対象にしていません。ロシアなどは、京都会議の途中、一夜にして、吸収する森林の面積を1700平方メートルから3300万平方メートルに倍増しました。日本政府の積算根拠がよくわからないのです。」
 こんなやりとりがあった。入沢は農林構造改善局長、林野庁長官などを務めて、参議院議員に当選した林野行政のベテラン。
 京都議定書は1997年12月に京都の国立京都国際会館で開かれた第三回地球温暖化防止京都会議(COP3)で、11日に採択された気候変動枠組み条約に関する議定書である。二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、ハイドロフルオロカーボン、パーフルオロカーボン、六フッ化硫黄の温室効果ガスを、199-年を基準に先進国全体で5%削減するため、各国が目標を決めて削減しようというものだ。日本の場合、2008年から2012年の5年間に6%削減するもので、先進国の中でも環境対策が進んでいた日本にとっては絞りきった雑巾をさらに絞るようなもので、産業界の反対派強かった。だが、平岩の政治工作が功を奏したのか、2002年5月2日に衆議院で、31日に参議院で批准が承認され、6月4日に国際連合に受託書を寄託した。
 閣議決定された「京都議定書目標達成計画」では、具体的な削減の目標と行動が細かく書かれている。
「朝シャンをやめよう」
「夕食は家族いっしょに団らんを」
「サマータイムの導入」
といったライフスタイル・ワークスタイルの週刊の見直しなどが詳しく書かれ、分厚いページの計画書の最後の方に、「原子力発電の着実な推進」の項目がある。そこに
〈発電過程で二酸化炭素を排出しない原子力発電については、地球温暖化対策の推進の上できわめて重要な位置を占めるものである。今後も安全確保を大前提に、原子力発電の一層の活用を図るとともに、基礎電源として官民協力して着実に推進する。その推進にあたっては、供給安定性に優れているという原子力発電の特性を一層改善する観点から、国内における核燃料サイクルの確立を国の基本的な考え方として着実に進めていく。〉
と書かれていた。
京都議定書の推進で動いてきた平岩外四と東京電力の思惑はここにあったのである。
東京電力の原発を推進する書類には、
〈地球温暖化防止京都会議でも、温室効果ガスの削減目標をクリアするため、日本は、出力115万キロワットの原発20基の新増設が必要、との方針が打ち出された〉
と、ある。
「当時、原発20基増設などとは、国会に対し一言も説明がなかった」
と、入沢は述懐する。
 このとき、平岩は88歳。経団連会長を8年前に辞めても、東電相談役として原発20基の増設推進に動き回っていたのであった。

(引用終わり)

温暖化と日本 2007年4月22日のブログ
早いもので京都議定書が来年期限切れになっちゃうんですねw

原発推進派が一枚噛んでいたってのも
チョット驚きだけど
もうマスコミは地球温暖化について
全く興味がなくなっちゃったみたいですね(笑)

だいたい、みんなの思惑は
CO2排出権のオプション取引で
金融マフィアたちがどれだけ利益を上げるかってところにあったのが
リーマン・ショックで崩壊しちゃったものだから
結局梯子を外された形になっちゃったんです。

黒幕たちが興味なくなっちゃったら
誰も見向きもしませんね。

地球温暖化なんてその程度のものだったってことです。

ロシア、カナダ、日本が延長に反対…
アタリマエでしょう
世界でその3国しか不利益を受けないんですから
(正確にはロシアは延長しなければ利益を得ている)

日本が京都議定書を認めたこと自体が噴飯ものだったということです。

マスコミがこぞってキャンペーンをする時は
背後に黒幕がいるってことですよ。
いつも同じですね(笑)

給食にセシウム汚染牛乳を出すな

2011年12月10日 | Weblog
【食品】最近の牛乳や粉ミルクのニュースや検査結果などいろいろ
(子供を守ろう SAVE CHILD)

▶<チーム二本松>測定結果報告1【牛乳について】
(明治ステップの汚染を発見し指摘したNPOによる牛乳の検査結果)

商品名: 明治おいしい牛乳
製造者: ㈱明治 東京都江東区新砂1-2-10
購入先: 福島県安達郡大玉村 プラント5大玉店
測定結果: 全セシウム 26ベクレル/kg

商品名: メグミルク牛乳
製造者: みちのくミルク㈱本社工場 宮城県大崎市岩出山下野目字八幡前60-1
購入先: 福島県安達郡大玉村 プラント5大玉店
測定結果: 全セシウム 39ベクレル/kg

商品名: 森永牛乳(宅配専用の180ml瓶)
製造者: 東北森永乳業㈱仙台工場 宮城県仙台市宮城野区港1丁目1番地9
購入先: 福島県二本松市 ヨークベニマル二本松インター店
測定結果: 全セシウム 18ベクレル/kg

商品名: まきばの空
製造者: 東北森永乳業㈱仙台工場 宮城県仙台市宮城野区港1丁目1番地9
購入先: 福島県二本松市 ヨークベニマル二本松インター店
測定結果: 全セシウム 15ベクレル/kg

商品名: 毎日の食卓3.6牛乳(セブン&アイ)
製造者: みちのくミルク㈱本社工場 宮城県大崎市岩出山下野目字八幡前60-1
購入先: 福島県二本松市根崎1丁目7-1 二本松竹根通りセブンイレブン
測定結果: 全セシウム 38ベクレル/kg

セシウムの検出がなかった牛乳
↓↓↓
・メグミルク牛乳(札幌工場で製造のもの)
・明治ラブ(群馬牛乳協業組合で製造のもの)
・うんめー低脂肪牛乳(新潟農協乳業で製造のもの)
・グリコ牛乳(グリコ乳業、東京都昭島市で製造のもの)
・福ちゃん牛乳(福島乳業、福島市飯坂町で製造のもの)
・酪王低脂肪乳(本社工場で製造のもの)

(一部引用)


あの~自分思うんですよ
給食にどうしてわざわざ放射能汚染の可能性の高い
「牛乳」出さなきゃいけないんですか?

全然話し変わっちゃうんですけどね
病気にならない体をつくる 糖質制限食の実践法
最近自分で実践してるんです(笑)
もちろん自分は糖尿病でもないのですが
一般の病院で指導されているカロリー制限食って
やっぱりオカシイと思うんですよ。
だって、患者さんほとんど実践できないんだもの…

結局、薬とインスリン注射でコントロールされてる。
でも内科に糖尿病など慢性疾患で受診すると
特定疾患療養管理料
ってのが月に2回、普通の診療所では2250円×2=4500円
実際は薬だけ処方してるだけなのに勝手に追加徴収されてますw
(ちなみに整形外科は算定ありません)

何も指導してないのに不思議なボッタクリです。

白米食ったら血糖値が上がるに決まってるのに
炭水化物ばっか食わせるってどうなのよ?
って思ってました。

まあ、現在のところ糖質制限食がいいのか悪いのかわかりません
だから自分で試してます。

…で最初に戻ります。
牛乳ってタンパク質ばっかりなのかと思ったら
糖質も含んでて糖質制限食だと
少ししか飲めないんですよ。
自分は運動した後、牛乳いっぱい飲んでたんですよ
でもジュースと同じであまり飲んじゃダメって…

じゃあ、別に牛乳なんて飲まなくても
タンパク質取ろうと思ったら
直接肉や大豆なんか摂取すればいいんじゃない?
って思うんですよね。
(肉も汚染が心配ですけどw)

白米摂取したら血糖は上がるのに制限しない、
牛乳はセシウム汚染の可能性が高いのに給食で出し続ける…
同じじゃないのかな?

白米は食べなくちゃいけない
給食で牛乳は飲まなくちゃいけない
原発は続けなきゃ電力が不足する
同じじゃないのかな?

安全って何だろう?
健康的な食事って何だろう?

「アタリマエ」のことは
実は「アタリマエ」ではないんだよね

子供は(大人もw)牛乳なんて飲む必要ないんじゃない?
どうしてわざわざ危険な飲み物飲むの?

フクシマとチェルノブイリの比較…早川教授のブログをチェック

2011年12月09日 | Weblog
フクシマとチェルノブイリの比較

画像

なんども引用しているが
<チェルノブイリ>
第一区分(強制移住エリア):15Ci以上/km2 (555kBq/m2)
第二区分(補償つき任意移住エリア):5-15Ci/km2 (185~555kBq/m2)
第三区分(放射線管理エリア):1-5Ci/km2 (37~185kBq/m2)

チェルノブイリ事故に関する基本法

この図で重要な箇所は2つ

まず福島市が含まれている1-4μSv/h
チエルノブイリの居住権利区域 → 第二区分(補償つき任意移住エリア)
の広がりを確認してもらって
この地域に人が居住しているというあまりに狂っている現状をまず認識。

次におなじみ第3区分
「セシウム137汚染レベルが185kBq/m2以下,ストロンチウム90が5.55kBq/m2以下,プルトニウムが0.37kBq/m2以下の地域では,厳重な放射能汚染対策が実施され,事故にともなう被曝量が年間1ミリシーベルト以下という条件で居住が認められる.この条件が充たされなければ,住民に“クリーン”地域への移住の権利が認められる.」

一番薄いピンク色がこれに当たる。
ホットスポットの一関、柏、松戸、流山、三郷といった
有名スポットだ。

これはウクライナSSR(ソビエト社会主義共和国)が定めた法律の基準である!

日本政府はソビエト政府以下の
野蛮な非科学的な基準を採用しているのだ。

日本政府というのが米国植民地の暫定政権レベルであることを
如実に示しているといえよう。

素晴らしい図を提供してくださっている
早川教授に感謝です!

NHKや大手新聞社にこの図が提示される日が来るのであろうか?


(追記)

この比較図はよく見ると縮尺を同じにして比較していることがわかる。
な~んだ福島のほうがチェルノブイリより
圧倒的に被害範囲が少ないねw
…って思っちゃったあなた

チェルノブイリの同心円を東側(右側)半分手で隠して見てみな…
アレレ???
おんなじじゃん。

そう、福島はチエルノブイリより被害が少ない(汚染範囲が狭い)
なんてのは全くのデタラメ。
ただ単に海に向かって
汚染範囲が広がっているにすぎないのだ。

もし福島の東側に陸地が広がっていたと想像してみた時
その海洋汚染の広がりを目のあたりにすることができる。

これでもあなたは東北近海で採れた
海産物を食べることができますか?

放射性物質はチエルノブイリと同じような形で
海底に沈んでるんでしょうね…

海の汚染地図はいつ作られるのかな?


(追記の追記)
ゴメンナサイ。
もう一つ図が追加されてました


こういうのをステルス・マーケティングと呼ぶ

2011年12月08日 | Weblog
“サラリーマントレーダー”増加中 低額&短時間取引が人気

 携帯電話で株式やFXの取引ができるようになって以降、仕事の合間を縫って取引をするサラリーマントレーダーが急増した。しかし、株式市場の低迷が長引いていることに加え、FXのレバレッジ引き下げなどの影響で、短時間でのトレードによって利益を上げることが難しくなった。その結果、サラリーマントレーダーは減少傾向にあった。

 だが、2010年から登場した新しい金融商品である「バイナリーオプション」によって、再び“サラリーマントレーダー”が増加傾向にあるという。

 バイナリーオプションは、FXと同じように、円やドルなどの外貨を投資対象とするが、大きく違う点は、取引期間があらかじめ決められていることだ。取引期間は販売する会社によって変わり、短ければ取引開始から10数分、長ければ1週間程度。サラリーマントレーダーに人気があるのは、10数分で取引が終了するタイプである。中でもGMOクリック証券が提供する『外為オプション』は、100円から投資ができるため、ユーザーを集めているもよう。
 
「外為オプションは、10分後の為替相場が、取引した時点よりも「円高」か「円安」のどちらかを予想するだけなんです。予想が当たれば投資金額が2倍になり、外れれば投資金額分が損失額となる。トレードの仕組みが分かりやすく、短時間で終了するので、サラリーマン向きだと思います」と語るのは、外為オプションでサラリーマントレーダー・デビューをした、A氏(30歳)。

 Aさんは、通勤時間やランチタイムのわずかな空き時間に、iPhoneでトレードをしているという。そのトレードの成績はいかに?

「始めた当初は、それまでFXもやったことがなく、為替相場の知識もほとんどなかったため、勝ったり負けたりを繰り返していました。ただ、最近は少し勝率がアップしてきています。為替相場は、円高傾向になったり、円安傾向になったりと、一定のトレンドがあるんですね。トレード時のトレンドを見極めて、そのトレンドに乗ってトレードをするようと勝率が上がることがだんだんわかってきました。トレンドの見極めには、為替のチャートをチェックする必要があり、いまはどのチャートがいちばんイイのかを研究しているところです」

 どうやら攻略法がありそうだ。

「僕の場合は、1日に1回から2回程度トレードしています。当初は500円程度のワンコインでやっていましたが、トレンドを見ながらトレードするようになってから、イケそうだなと感じた時は5000円で注文を出したりします。100円からできるところも、外為オプションの魅力でしょう」とAさん。

 自信がないときは、トレードをしないことが勝率のアップにつながるという。ただし、トレードをしていないときでも、「とりあえず予想だけはしておき、結果を見て、自分の予想が当たったのか外れたのかをチェックしておく。そうすれば、次のトレードの参考になります。ケータイゲームよりも、ハマッてますね(笑い)」(Aさん)という。

(NEWS ポストセブン)


下の外部リンクに『外為オプション』(GMOクリック証券)ってのがあるし
関連記事を見ても定期的に同様の記事を書いている。

未だにチャートを勉強すれば株であれFXであれ
利益を出すことができるなどというオカルトをねたに
素人を騙す記事が書かれるというのも何だけど

短期トレードでは相場が上に行くか下に行くかは
全くの半々でブラウン運動と同じと思っていい。

上記のバイナリーオプションは結局のところ
ルーレットの「黒」「赤」と基本的に変わらない
そして胴元(FXの会社)がどのように利益を上げるか?
…を考えれば投資回数が増えれば増えるほど
手数料で胴元に抜かれる分
必ず個人投資家が損をするというのは
チョット考えればすぐに分かる。

気に入らないのは
こうしたステルス広告が
結構メジャーな広告媒体に載っているという事実だ。

投資は株だろうとFXだろうとなんであれ博打であるし
確実に利益を出す方法などこの世に存在しない。

それを理解していても株を買う自分は
パチンコや競馬をやる人と何ら変わらない
ただのギャンブラーだと自己認識している。

旧 海軍の暗号方式  真珠湾前に解読 米軍史料発見で新説…みんな知ってたよね?

2011年12月08日 | Weblog
旧 海軍の暗号方式  真珠湾前に解読 米軍史料発見で新説

 太平洋戦争が開戦した1941(昭和16)年12月8日のハワイ・真珠湾攻撃の前に、米側が、旧日本海軍が作戦指示に使った暗号をほぼ解読していたとする報告書が、米軍の史料から初めて見つかった。42年6月のミッドウェー海戦前に解読され、米軍の大勝につながったというのが定説だった。米側が開戦前に、旧海軍の動きをかなり把握していた可能性もでてきた。

 報告書は「日本から奪った文書が暗号解読にどう役立ったか」との題で四七年三月、米海軍通信機密保全課内で作成された。戦史研究家の原勝洋氏(69)が三年前に米国立公文書館で見つけ、本紙に初めて公開した。

 百七ページ、全七章にわたり、太平洋戦争で旧海軍から傍受、収集した各種暗号の解読に至る経過を検証している。第一章の冒頭二ページで、開戦前の解読成功に触れていた。

 開戦当時、旧海軍が作戦指示に使った暗号は、まず暗号書で例えば「連合艦隊司令長官旗艦」なら「00867」と、言葉を五桁の数字に変換。その数字を「乱数表」を使って、別の数字に置き換える二段階方式だった。

 報告書や原氏によれば、暗号解読の作業を一九三九(昭和十四)年夏から開始。二〇年代初頭、軍や警察のチームがニューヨーク日本総領事館に忍び込み、撮影した古い海軍暗号の法則をヒントに進められた。暗号書と乱数表は、旧海軍が随時、更新していたが、報告書には暗号方式を「真珠湾攻撃の前に解読できていた」と明記している。

 ただ当時は米軍も対ドイツの情報収集に忙しい時期だった。報告書では、真珠湾攻撃について「十分な人員さえあれば、奇襲にはならなかっただろう」との注釈を付けている。

 このため乱数表の解読で、第一段階となる言葉を数字に直した状態まではつかんでいても、数字に当てはまる旧海軍の専門用語を完全に割り出していなかった可能性もある。ただ原氏は「開戦前に解読していたと明記した史料はこれが初めて。どこまで旧海軍の指示が明らかにできていたかは、検証する必要がある」と話している。

 米側は開戦前、日本の外務省が使用する外交暗号の解読に成功したが、より複雑な旧海軍の暗号解読は遅れたという見解が一般的だった。専門家の中には「米国は開戦前の解読で真珠湾攻撃を察知していたが、ルーズベルト大統領の謀略で日本を戦争に誘い込んだ」との主張もあるが、決定的な証拠がなく、論争が続いている。

(東京新聞)

まだ議論なんてされてたんだ?
こんなの常識レベルだと思ってたんだが…

米国は真珠湾攻撃の情報を知りながら
参戦への世論誘導のために黙殺したというのが
史実だと理解していたのだがね。

東京(中日)新聞は原発以来
何か憑き物が落ちたかのように
いい記事を書くようになったな。

先日のコラムでもTPPについて疑問を投げかけていた。

以前は中日新聞を読むときも
マスメディアの洗脳の一部として
斜めから眺めていたものだが
最近はネット情報を超えたスクープ記事も多くなって
真剣に記事を読ませてもらうことも多くなった。

なんども言うけど
この世の中に中立なんて意見はないいんだよ
マスメディアはステルスに走るのではなく
ちゃんと自分のポジションを表明して
それに沿った意見を述べればいいんだと思う。

東京(中日)新聞には日本のオピニオンリーダーとなってほしいな。

…でも、落合監督のコラムを終了したのは最悪だったよ。
あれは本当に面白かった。
早く本にして出版して欲しい。


福島第一汚染水45トン漏れる、海に流出恐れも

2011年12月04日 | Weblog
福島第一汚染水45トン漏れる、海に流出恐れも

東京電力は4日、福島第一原子力発電所の汚染水処理施設で約45トンの汚染水が漏れ、一部は施設の外に漏出したと発表した。

 敷地内の側溝から海に流出した恐れもあるが、東電は「海への流出があるとしても少量と見られ、影響は小さい」と見ている。

 水漏れがあったのは、セシウムなどの放射性物質を除去した後に、蒸発濃縮処理で塩分を取り除く装置。施設内には約5センチの深さで汚染水がたまっている。汚染水の表面の放射線は、ガンマ線が毎時1・8ミリ・シーベルトだが、ベータ線は同110ミリ・シーベルトと高い。汚染水の回収などでは、ベータ線による 被曝 ( ひばく ) を抑えるため、水に触れないように作業する必要がある。ベータ線を出す放射性物質のストロンチウムが1立方センチ当たり10万ベクレル程度含まれている可能性があり、この濃度は海水の濃度基準の100万倍にあたるという。

(引用終わり)

海にはどれだけ放射性物質をまき散らしても大丈夫です(笑)