DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

野村證券破綻の噂

2011年12月25日 | Weblog
あの株価を見ると信じちゃうよね (ネットゲリラより)

これ、月刊FACTAが記事で、野村総研が資金繰りに詰まっていると書いて、更に副島が月曜にもヤバいと書いて、そこから火種が広がったんだが、おいらのサイトでも昨日から紹介しているんだが、当事者の野村證券が火消しに乗り出したようで、それがかえって、憶測を呼んで騒ぎになっているという風情w まぁ、こんなんなっても誰も野村を擁護しないというのが、普段の行ないというもんだな。で、結論としては、日本発の世界恐慌を起こしては面目丸潰れになるので、そうなっても早い時期に政府が救済に乗り出すと思う。つうか、銀行が傘下におさめるとか。ただ、公的救済が入ると劣後債が踏み倒しになる可能性が出てくるわけで、と、まぁ、そんな状況です。

(引用終わり)

野村證券の破綻が実際に起ったとして
それが世界恐慌の引き金になるなどという妄想が笑える。

たかが日本の証券会社1社が倒産したって
世界経済には何の影響も与えませんよ(笑)

山一證券が自主廃業したのが1997年11月24日

バブル経済の頂点は、1989年12月29日。年内最終取引日に日経平均株価は史上最高値3万8957円44銭をつけている。

山一證券廃業の前営業日の11月21日の日経平均終値16721.58円
発表後翌営業日 11月25日 日経平均終値 15867.53円
854.05円の下落を認めた。
しかし すぐに株価は持ち直し
翌週 12月1日には 17007.59円と廃業発表前日の株価を上回っている。
日経平均株価 1997年

山一證券破綻はそのインパクトからバブル崩壊の象徴として
引用されることが多いが
株価的には既にピークの半値ほどになっており
日本経済における影響は殆ど無かったと見るべきである。

確かに日銀特融による救済の影響もあろうが
世界をマクロに見た時
日本のバブル崩壊はすでにピークアウトしていたのである。

世界経済の破綻はこんなことがきっかけには起こらないし
むしろ中国の金融緩和政策で
世界的に株価が上昇に転じるのではないかというのが
現在の自分の認識である。

月曜日に株を売っちゃおうかと思ってるあなた…
投資はやめといたほうがいいですよ(笑)