DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

温暖化と日本

2007年04月22日 | 地球温暖化
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
洋泉社 武田 邦彦著

ベストセラーでもあり先日テレビでみて衝撃を受けて
早速読んでみました。

いろいろ思うことはありますが
一番は「地球温暖化」
特に「京都議定書」について
自分は何も理解していないことに驚愕した。

そこで週末はこれについてあれこれ調べてみることにしたのだが
結論から言う。

環境庁は日本を売り飛ばした!

信じられない不平等条約を結んでおり
ロシアに2兆円もの金を
なんの見返りもなくただくれてやる条約・・・。
しかも地球環境にはなんの影響もない。
結局京都での国際会議が成功した形をとるために
政府と役人が税金を垂れ流しした・・・というのが真実だ。

チーム・マイナス6%
「自分もちょっとは地球のために何とかしなきゃ・・・」
そんなお人よしのバカ日本人がなんと100万人。


京都議定書地球温暖化については
それぞれの解説を読んでもらうとして、
まずは次の2つのコラムを理解しなければならない。
京都議定書を批准しても対策は幻京都議定書、本当の問題点を言おう

排出が多い順に
米、中、ロ、印、日、独、ブラジル、加、英、伊が10カ国。
「この10カ国の中で温暖化ガス排出削減に
血の滲む努力をしなければならないのは日本だけ」なのだ。
かろうじてカナダも「ちょっと」苦しいが
それも日本の比ではない。
それでも温暖化が少しでも緩和できるならよいが
日本は目標値を達成できそうもない
・・・というか最初から政府に達成しようという意思がない。
それでも批准したのは最初からロシアに
CO2を売り渡すつもりだったのだろう。

外交問題としての京都議定書
だいたいサハリン2でわかるように
自国の利益のみしか考えないロシアが
地球環境なんか考えるわけないでしょ。
温暖化で暖かくなれば極寒のロシアなんか
願ったり叶ったりだものね。

それでも今はCO2排出が少なくても
「将来ロシアが経済発展を遂げたらどうするのかな?」
なんてちょっと心配してみた自分ははっきり言ってバカでした。
   ↓
京都議定書がついに発効。
実はロシアの批准にはある条件が付いていた。
『08~12年の参加期間に
京都議定書がロシアの利益に反することが分かった場合、
それ以降の参加は停止する』のだという…。

そう<ロシア>京都議定書参加は第1段階だけ 批准法に付帯条件

「日本から2兆円もらったら
その次はもう知りませんよ」
 だと?
日本政府はバカか?
世界の笑いものだよ。

今回ネットで調べて思うのだが
地球温暖化、CO2削減、エコといったワードでは
一杯ヒットするのだが。
最初に自分が抱いた
「どうしてロシアは議定書を批准したんだ?」
という疑問に対する答えを得るまでは
かなり長時間検索を続けなくてはならなかった。


この京都議定書で
損をするのは世界中で日本だけ!
しかも「世界で一番日本がCO2排出削減に努力している」
にもかかわらずだ。

発効から2年もたっているのに
何も知らなかった自分もバカだが
マスコミは国民に何も真実を公開していないし
批准していないアメリカを非難するばかりで
日本人の偽善者ぶり
(そのために何兆円ものお金がかかる)
の本質について触れようともしない。

お人よしの日本人は
偽善のために税金が垂れ流されている現実を
直視する必要があるのではないか?

おそらくもう少ししたら
「環境税」なる税金を創設して
政府が国民から金を巻き上げるのは明白だし
もしかすると消費税を上げる口実にしてくるかもしれない。


「日本国民よ!
そろそろお上の言うことを真に受けるのは
よそうじゃないか。」




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