福島第1原発:キセノン検出確認 「長時間臨界」は否定
東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、核分裂によって生じる放射性キセノン133やキセノン135とみられる気体がごく微量検出された問題で、経済産業省原子力安全・保安院は2日、検出されたのはキセノン133と135だったと発表した。また、東電も同日、キセノンとみられる気体を検出した気体を再度測定した結果、同程度の濃度のキセノンとみられる気体が含まれている可能性があると発表。保安院は「核分裂反応が起きキセノンが発生した可能性は高い」と話している。
東電は、日本原子力研究開発機構に気体の詳細分析を依頼。同機構がキセノンの検出を確認した。
東電は容器内の気体について、格納容器内の気体を浄化して外部に放出する「格納容器ガス管理システム」(10月28日稼働)を使って1日午後に採取して測定した気体を再測定した。その結果、1回目の測定と同様にキセノン133とみられる気体を1立方センチあたり100万分の1ベクレル程度、キセノン135とみられる気体を1立方センチあたり10万分の1ベクレル検出した。
さらに、2日昼にも気体を採取して測定。キセノン133とみられる気体は検出できなかったが、同濃度のキセノン135とみられる気体を検出した。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は会見で「2度も同じような値が出たので核分裂が起きた可能性は高い。ただ、核分裂が起きていたとしても小さいレベルで、大量のエネルギーを出している状況ではないので問題はない」と説明。圧力容器の温度や圧力のデータに大きな変化はなく、臨界が長時間続いた可能性を否定した。このため、これまでもホウ酸水の注水は「事故発生直後などは念のため入れてきた」(東電の松本氏)が、継続的には実施してこなかったという。
2号機の格納容器内の気体については、8月にも今回と別の方法で調査を実施。この時も2種類のキセノンがごく微量発生していた可能性があったが、検出できる濃度の限界値が高かったため検出されず、再臨界の可能性も低いとして詳しい測定をしていなかった。
保安院の森山善範原子力災害対策監は会見で「キセノンが検出されたことから、核分裂が起きた可能性は高い。局所的な臨界も否定できない」と述べた。【奥山智己、関東晋慈、久野華代】
毎日新聞 2011年11月2日 22時00分(最終更新 11月2日 22時59分)
(引用終わり)
「核分裂反応が起きキセノンが発生した可能性は高い」
→それを、普通は「臨界」と呼びます!
核分裂と臨界
臨界とは
ある確率で核分裂した原子核から放出された数個のα線や中性子はどこかへ飛んでいってしまいます。が、もしそこに放射性同位元素の原子核があり、これに衝突すると、核分裂を誘発します。ひとつの核分裂によりひとつ以上の核分裂が誘発されると、核分裂が増殖していくことになります。この状態が「臨界」です。
例えば風邪を引いているとき、近くに人がいると感染します。二人以上に感染させて、その人がまた二人以上に感染させると、風邪が大流行していまいます。しかし、近くに人がいなければ感染しません。ある程度の人が集まっていると感染させやすくなります。
核分裂も一定量以上の元素が集まっていないと「臨界」は発生できません。また、多すぎると爆発的に反応します。この性質を使ったのが「核爆弾:原子力爆弾(原爆)」です。
原子力発電所では反応を制御し安全な臨界状態で「熱」を原子炉内で取り出し、その熱により蒸気を作りタービンを回し発電しています。
(引用終わり)
東電発言の推移
臨界なんてしてないよ
→バレちゃった
→「長時間」臨界はしてないよ
マスコミの能無しはこんな記事を書いていて恥ずかしく無いのか?
東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、核分裂によって生じる放射性キセノン133やキセノン135とみられる気体がごく微量検出された問題で、経済産業省原子力安全・保安院は2日、検出されたのはキセノン133と135だったと発表した。また、東電も同日、キセノンとみられる気体を検出した気体を再度測定した結果、同程度の濃度のキセノンとみられる気体が含まれている可能性があると発表。保安院は「核分裂反応が起きキセノンが発生した可能性は高い」と話している。
東電は、日本原子力研究開発機構に気体の詳細分析を依頼。同機構がキセノンの検出を確認した。
東電は容器内の気体について、格納容器内の気体を浄化して外部に放出する「格納容器ガス管理システム」(10月28日稼働)を使って1日午後に採取して測定した気体を再測定した。その結果、1回目の測定と同様にキセノン133とみられる気体を1立方センチあたり100万分の1ベクレル程度、キセノン135とみられる気体を1立方センチあたり10万分の1ベクレル検出した。
さらに、2日昼にも気体を採取して測定。キセノン133とみられる気体は検出できなかったが、同濃度のキセノン135とみられる気体を検出した。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は会見で「2度も同じような値が出たので核分裂が起きた可能性は高い。ただ、核分裂が起きていたとしても小さいレベルで、大量のエネルギーを出している状況ではないので問題はない」と説明。圧力容器の温度や圧力のデータに大きな変化はなく、臨界が長時間続いた可能性を否定した。このため、これまでもホウ酸水の注水は「事故発生直後などは念のため入れてきた」(東電の松本氏)が、継続的には実施してこなかったという。
2号機の格納容器内の気体については、8月にも今回と別の方法で調査を実施。この時も2種類のキセノンがごく微量発生していた可能性があったが、検出できる濃度の限界値が高かったため検出されず、再臨界の可能性も低いとして詳しい測定をしていなかった。
保安院の森山善範原子力災害対策監は会見で「キセノンが検出されたことから、核分裂が起きた可能性は高い。局所的な臨界も否定できない」と述べた。【奥山智己、関東晋慈、久野華代】
毎日新聞 2011年11月2日 22時00分(最終更新 11月2日 22時59分)
(引用終わり)
「核分裂反応が起きキセノンが発生した可能性は高い」
→それを、普通は「臨界」と呼びます!
核分裂と臨界
臨界とは
ある確率で核分裂した原子核から放出された数個のα線や中性子はどこかへ飛んでいってしまいます。が、もしそこに放射性同位元素の原子核があり、これに衝突すると、核分裂を誘発します。ひとつの核分裂によりひとつ以上の核分裂が誘発されると、核分裂が増殖していくことになります。この状態が「臨界」です。
例えば風邪を引いているとき、近くに人がいると感染します。二人以上に感染させて、その人がまた二人以上に感染させると、風邪が大流行していまいます。しかし、近くに人がいなければ感染しません。ある程度の人が集まっていると感染させやすくなります。
核分裂も一定量以上の元素が集まっていないと「臨界」は発生できません。また、多すぎると爆発的に反応します。この性質を使ったのが「核爆弾:原子力爆弾(原爆)」です。
原子力発電所では反応を制御し安全な臨界状態で「熱」を原子炉内で取り出し、その熱により蒸気を作りタービンを回し発電しています。
(引用終わり)
東電発言の推移
臨界なんてしてないよ
→バレちゃった
→「長時間」臨界はしてないよ
マスコミの能無しはこんな記事を書いていて恥ずかしく無いのか?