お城でグルメ!

ドイツの古城ホテルでグルメな食事を。

イェーゲルホフ城館

2023年11月25日 | 旅行

過去のブログに書きましたが、デュッセルドルフは私にとって特別な都市です。ここで学業を終えて医師免許の取得、病理専門医の資格取得、そして博士号を取得して結婚をしました。私の人生を決めた場所なのです。

今回講演の依頼があってこの懐かしい市を訪れました。

 

デュッセルドルフ市役所

市街地の中心部から公園を横切って、18世紀の中頃建造されたイェーゲルホフ城館に行きました。

  

城館への道 ・ そこにあるベンチは蛍光灯

建造されて約10年後、あのゲーテがデュッセルドルフに来たときに訪れたと思われるそうです。しかしその4年後には革命軍による略奪があり、結局のところまったく住めない状態になりました。そして19世紀の初め頃ナポレオンがこの町を訪れるのを機に修理されたのです。その後貴族が住んでいたり、空き家になったり、その他いろいろなことに使われたようです。第一次と二次の世界大戦の間にフランス軍とベルギー軍がドイツのルール地方に進駐し占領した事件が発生しましたが、そのときにイェーゲルホフ城館はフランス軍に接収されて司令部が置かれました。そして第二次世界大戦中に城館はひどく破壊され、1950年に再建されました。1955年以来城館の建物は博物館として使われているのですが、1987年以降はゲーテ博物館としてゲーテの人生と作品に関する常設の展示の他、時折精神史や文学史のテーマでいろいろな特別展も行っています。このデュッセルドルフ市のゲーテ博物館は世界3大ゲーテ研究所のうちのひとつで、世界で最も多い約5万点のゲーテの私物収集品があるそうです。

  

イェーゲルホフ城館(ゲーテ博物館) ・ 近くにある劇場博物館

イェーゲルホフ城館から歩いて10分ほどの所にある駅前のイマーマン通りは昔から日本の食堂や飲み屋や商店が多いのですが、そこに〈MARUYASU〉という寿司やいろいろな惣菜の販売と簡単な食事を提供する店が出来ていたので、昼食をとることにしました。店員も日本人なので日本にいるような錯覚を起こしそうです。

  

MARUYASUの外観 ・ MARUYASUの内部

〈エビ天カレーうどん〉を食べました。麺にコシがあってよろしいですね。大きい海老天が二つのっているのですが、天ぷらの衣ではなくてトンカツの衣みたいなのが残念です。カレーの味がしっかりしていて美味しい。私が最後にカレーうどんを食べたのは45年くらい前、京都に住んでいた頃だと記憶していますが、当時は少しトロリとした汁だったと思います。

 

エビ天カレーうどん

夕食はどうしようかと思いながら前出のイマーマン通りとその脇道をウロウロしていると、日本的装飾ですが中国人がやっている回転寿司屋を見つけました。他の品も数々あるので、ホテルの部屋でくつろいで食べようと思って持ち帰りました。

  

回転寿司屋 ・ フジヤマ・ロール

〈フジヤマ・ロール〉は、すり身、マサゴ、アボカド、キュウリが入った巻き寿司に少し衣をつけて揚げています。生温かくて、甘めの薄味醤油をつけて食べます。食感が巻き寿司と天ぷらを同時に口に入れているようで変ですねー。酢飯を使っていないのか、酢の効き具合いが弱いのか、酢の味が全くしませんが全体として結構旨いのです。

 

鶏のから揚げ

〈鶏のから揚げ〉は食べやすい一口大。表面はカラッとしていて中はジューシーで本当に美味しい。

 

天ぷら盛り合わせ

〈天ぷら盛り合わせ〉はエビ、肉、カリフラワー、ズッキーニ、パプリカ、ナス、サケ、イカのミックス盛りです。材料は新鮮で良いのですが、衣に天ぷら粉を使っていないようです。さらに感心しないのは天つゆではなくて醤油をつけて食べさせることです。濃過ぎるし、味も良くないし、、、、、。

 

焼き餃子

〈焼き餃子〉は珍しいことに鶏肉入りです。甘酸っぱいソースで食するのも悪くはないのですが、やはり通常の餃子のタレが欲しいですね。餃子のきれいに整った画一的な姿は機械製造の冷凍食品だと思わせます。味は結構良いのですが、持ち帰ったので冷めていました。

やはり日本人が作るのとはいろいろな点で違いますね。

少し行って角を曲がったところに日本人がやっている食堂がありました。そこで食べるか、お持ち帰りするべきでした。残念。

デュッセルドルフを離れて28年にもなるので街はまったく様変わりしています。ところどころに見覚えのある一角があるのですが、、、。

もう一泊します。何を食べようかなー。

 

〔2018年3月〕〔2023年11月 加筆・修正〕

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする