新潟県長岡市の肥育農家さんが牛に与えていた「稲わら」からセシウムが検出されたとの報道がありました。
報道されたときから、加勢牧場では多くのお客様からのお問い合わせがありました。
「加勢牧場では牛にどんなエサを与えているのですか」
「加勢牧場では牛に与えているエサの放射能検査をしているのですか」
「加勢牧場で牛に与えているエサの産地を教えてください」
等など・・・。
加勢牧場は、牛さんに与えているエサは100%海外から購入した飼料を与えています。
アメリカ・カナダ・オーストラリアから購入した飼料です。
なので、一応放射能に汚染されていないエサを与えているつもりですが、一般の消費者さんには分かりにくですよね
心が苦しいです
焼き肉屋さんには人が来なくなったらしいです。
長岡市内の精肉店の社長さんがニュース番組に出演していて風評被害を嘆いていました
肥育農家さんも嘆いています・・・
焼き肉屋も精肉店も肥育農家さんも、原発事故の被害者です・・・
10年前の「狂牛病(BSE)」を思いだします・・・
牛乳が出なくなった牛や子牛・・・ 普通であれば10万円~20万円するような肉用の子牛が一銭の価値も無くなってしまったのです。
当時は加勢牧場も数百万円の被害がありました。
「今回は、その時よりもひどくなるのではないか」と言われています。
BSE問題は「牛の全頭検査」を実施し、なんとか終息しましたが、今回はどうなるのか・・・
まったく先が見えない状況です・・・。
「牛肉が危ない」=「牛乳も危ない」
消費者目線で考えるとこういった方程式が成り立つのかもしれません
・・・
BSE問題のときのように、国の方で「全頭検査」を実施してもらい
「市場に出ている全ての牛肉は安全です」
と胸を張って言えるような体制・処置を早急にしてもらいたいと心から願っています。
そうすることで、牛乳をお買い求めになるお客様にも「安心」を与えられるのではないかと考えています。