自宅でカレーを食べる時には必ずコップに水を入れスプーンを立てる人である。
形から入るのか。
見た目を気にするのか。
今日は徐に炭を熾しはじめる。
案の定、ガス台は弾け飛んだ炭。
赤くなっている炭もある。

そこまでしてしたいこと。
それがこれ。

囲炉裏テーブルに火を入れ鉄瓶で湯を沸かして見せたいのだ。
かっこをつけたいのさ。
つまり...なったっきしたいのだ。
こういうことは張り切るが...。
「喪主の挨拶はお前がやれ...」だとさ。
いつもこうやって面倒なことから逃げてきた反面教師の私の先生である。