昨年の平成24年11月に岩手県盛岡市まで行き、
学会の大会で震災復興をテーマとする報告をたくさん拝聴しました。
震災後1年半が経過した今、復興がどのように進み、
何が問題なのか、何をなすべきなのかについて、
研究者だけでなく被災者や行政の方々からも、貴重な報告をいただきました。
漁業生産については、全国からの船の提供や共同利用などの努力により、
おおむね震災前の6割から7割程度まで回復しているという。
放射能汚染の影響を除けば、海の資源の回復は予想以上のものがあって心強く感じました。
市場や出荷施設を応急修理することによって、とりあえず出荷可能になっているという。
しかし、地元の冷凍加工施設の整備がおくれているために、
既存の流通ルートに乗れないケースも多いようです。
一番深刻なことは、津波の被害にあった沿岸地域の市街地が、
土地の嵩上げや大規模な防潮堤など安全面の整備がほとんど進んでいないために、
新しい施設や建物の建設が進まず、地域全体の復興が著しくおくれていることです。
被災地の現状を目の当たりにして、1年前とほんんど変化がなく、
言葉がでない状況に、かわりはありませんでした。
これをもって行政が悪いとか、国が悪いなどと言うことは不適切だと思います。
津波の被害が大きく、元の土地を再利用できるまでには、
残念ながら神戸の震災とは比較にならないほどの時間がかかると感じました。(T・K)
学会の大会で震災復興をテーマとする報告をたくさん拝聴しました。
震災後1年半が経過した今、復興がどのように進み、
何が問題なのか、何をなすべきなのかについて、
研究者だけでなく被災者や行政の方々からも、貴重な報告をいただきました。
漁業生産については、全国からの船の提供や共同利用などの努力により、
おおむね震災前の6割から7割程度まで回復しているという。
放射能汚染の影響を除けば、海の資源の回復は予想以上のものがあって心強く感じました。
市場や出荷施設を応急修理することによって、とりあえず出荷可能になっているという。
しかし、地元の冷凍加工施設の整備がおくれているために、
既存の流通ルートに乗れないケースも多いようです。
一番深刻なことは、津波の被害にあった沿岸地域の市街地が、
土地の嵩上げや大規模な防潮堤など安全面の整備がほとんど進んでいないために、
新しい施設や建物の建設が進まず、地域全体の復興が著しくおくれていることです。
被災地の現状を目の当たりにして、1年前とほんんど変化がなく、
言葉がでない状況に、かわりはありませんでした。
これをもって行政が悪いとか、国が悪いなどと言うことは不適切だと思います。
津波の被害が大きく、元の土地を再利用できるまでには、
残念ながら神戸の震災とは比較にならないほどの時間がかかると感じました。(T・K)