メルツのドネルケバブログ

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あるトルコのお土産の弱点が消滅した話

2020-05-27 00:25:35 | トルコの話題
■はじめに
■外はハワイ、中は山梨
■革命的な解決策ー実際に食べてみたー
■購入先

■はじめに
ロクムというトルコのお菓子をご存知でしょうか。キャラメルを少し大きくした親指大くらいの大きさで、キャラメルと比べて歯切れのよい柔らかな食感が楽しめるお菓子です。ちなみにターキッシュ・ディライトという名前でも広まっているため、そちらの名前でご存知な方もいらっしゃるかもしれません。



主な原料に砂糖が使用されていることと食感も相まって、和菓子の求肥に似ていると言われています。ピスタチオやアーモンドなどのナッツ類が入っているものもあれば、ローズやザクロ、レモンなどの風味がするものもあり、味や色のバリエーションは豊かです。



現在はわかりませんが、以前ターキッシュ・エアラインズ(旧称:トルコ航空)に搭乗した際は、エコノミークラスにも関わらず、ロクムが1つずつ振る舞われていました。トルコのお菓子はたくさん種類がありますが、少なくとも私たち外国人から見れば、ロクムがトルコを代表するお菓子の1つであることは確かでしょう。

■外はハワイ、中は山梨
さて、このロクム、観光客のお土産にも便利です。

・2人前、4人前…などサイズが多種多様
・常温保存で日持ちする
・化粧箱もたいてい四角く収納しやすい
・国際空港でも入手可能

まるでハワイやグアムのマカデミアナッツチョコのようなメリットがあり、実際に自分自身もトルコのお土産で持って帰ったことがあります。事実、『地球の歩き方』の「定番おみやげカタログ」にもロクムは載っているのです。

しかしながら、お土産として1つ弱点があります。



私の知る限り、ロクムのほとんどは仕上げに粉砂糖やデンプンの粉をかけます。ものによるのですが、これが信玄餅のきな粉のように飛ぶのです。信玄餅は黒蜜できな粉をコーティングできるのですが、ロクムの場合はそれがないため、受け取った側が予備知識なしに開けると、粉に苦戦することとなります。※結局は信玄餅と同じく慣れの問題ではあります。

革命的な解決策ー実際に食べてみたー
3日前のこと。以前の記事「ラマダン、おわりました」でも記載の通り、ケバブ店へのあいさつ回りで配るものを検討していたとき、チョコレートでコーテイングされたロクムの存在を知りました。



評判の良いブランドのロクムが日本に入ってきたとは聞いていたのですが、こんなロクムがあるということは知りませんでした。調べてみると、チョコレートでコーティングされているのは、ピスタチオ入り・ローズ味の2種類。自分はローズ味を購入し、本日自宅に到着しました。



箱を開けてみると、本当に感動しました。ロクムの表面がきれいにチョコでコーティングされています。これなら粉が飛ぶ心配がありません。唯一の弱点が消滅しています。



実際に食べてみました。
想像では、このチョコはパリッとした食感なのかと思いましたが、少し違いました。しっかりとロクムをコーティングしてはいますが、ロクムの柔らかい食感を妨げず、噛むとロクムとともにゆったりと沈み込みます。

最初は甘いミルクチョコの味がしますが、舌の先でチョコが溶け出すと、ローズのアロマが鼻に抜けていきます。チョコが全体的に溶け出すにつれ、フルーティーなロクムの甘みと香りが強くなり、食べ終わる頃には甘いアロマの余韻が立ち込めます。日頃食べているお菓子では味わえない、優雅な雰囲気に浸ることができました。

■購入先
このロクムは、トルコ食品やお酒を販売されている「Turkish Food & Wine Market Dogal」さんの楽天市場のページを介して販売されています。商品の詳しい説明、他の味の紹介もあります。

「Turkish Food & Wine Market Dogal」さんの購入ページ
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このロクムを製造したメーカー「divan」のロクムのページ
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