メルツのドネルケバブログ

ドネルケバブの話をざっくばらんに書いてます

青唐辛子とドネルケバブ

2017-10-13 00:20:09 | ケバブの話題

トルコ料理には唐辛子がたくさん出てきます。肉料理はもちろんスープやサラダにも、生で食したり粉状のスパイスにして食したりと、様々な形で唐辛子を摂っています。

 

イスタンブルで友人と夜遅くまで飲み、最終的に友人のご家族の家に泊めさせて頂いたことがありました。友人が作ってくれた朝ごはんにも、生の緑の唐辛子が入っていました。辛すぎて一口で悶絶したのですが、友人曰く「唐辛子は重要だ。なぜなら体を温めて元気にするからだ。」とその重要性について熱弁してくれました。

 

▼友人が作ってくれた朝ごはん

 

トルコのスーパーに行くと、様々な種類の唐辛子が売られています。緑色の唐辛子が主流で、大きさや色合いの違いを見ていると、なんとなく種類が違って、それぞれ用途が違うのかなと想像しました。日本では一緒くたに青唐辛子と呼ばれるものでも、こんなに種類があるのかと驚いた次第です。

 

▼奥が唐辛子を扱うコーナー

 

そんな唐辛子ですが、もちろんドネルケバブにも使われています。生の青唐辛子やピクルスにされた青唐辛子は、ドネルケバブの大切なお供です。日本とは違い、ソースを用いない本場トルコのドネルケバブは、ジューシーなお肉に青唐辛子をはじめとした自然の素材を組み合わせて、飽きが来ないシンプルかつ味わい深い味わいです。

 

▼ドネルケバブに青唐辛子とトマトを巻いて食べる

 

そんなトルコのドネルケバブが忘れられず、帰国から2週間目にしてスーパーで青唐辛子を物色し始めました。幸運なことに、ギリギリ今は青唐辛子の旬のようで、少し大きめのスーパーには国産の青唐辛子が置いてあります。それもドネルケバブにちょうど良いサイズです。

 

▼栃木県のアンテナショップで見つけた青唐辛子

 

そしてついに昨日、スーパーで1束10本を4束にした青唐辛子を購入し、ケバブ屋に持参してセルフトッピングしました。閉店間際でしたが、青唐辛子を見て活気づくトルコ人店員さんたち。さすがに4束を食べる自信が無いので3束プレゼントすると、まかないを作って青唐辛子とのコンビネーションを楽しんでいました。

 

▼セルフトッピングの模様

 

今回は普段の癖でビールを飲んでしまいましたが、これはトルコではありえない組み合わせです。トルコではアイランという、塩気のあるヨーグルトドリンクが定番の組み合わせです。現に青唐辛子とまかないのケバブを食べていたトルコ人店員さんはアイランを飲んでいました。

 

唐辛子で胃腸を元気にして消化を助けつつ、胃腸を痛めないようにアイランを飲んで粘膜を守る。美味しい食べ合わせには、それなりの理があるのだと思いました。

 

しばらくは青唐辛子がブームになりそうです。

 

▼余った唐辛子ですが、色々あり翌日の昼には無くなりました