屋上果樹園ブログ

家庭の屋上で多種類の果樹を栽培しています
鉢植すれば、果樹栽培を身近に楽しめます
樹上で完熟した果実の味は格別です

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2019-12-02 11:55:46 | 栽培している果樹の種類

blogはどうも使い勝手が悪いのでTwitterに投稿しています
果樹栽培がメインですが、その他愛犬、飲食の事などをつぶやいています
宜しかったらお立ち寄りください
Twitter名→ 果樹栽培が大好き

 


作業日記(30.2月~)

2018-03-31 18:00:19 | 栽培している果樹の種類

3月31日
天気が良いので桃、プラムの花が満開になりました
早咲きのサクランボの開花が始まりました
 
サクランボ(大将錦)

  
 桃の花が一斉に開花しました
 多品種の桃を近くに置いてあるので、相互に
 受粉ができます

 
 ネクタリン(ヒラツカレッド)
 これは自家受粉(1本でも実が生る)する
 品種なので、場所が狭い所でも栽培できます

  
 NH系のブルーベリー(ダロー)
 ラビットアイ系のBBの2枝に接ぎ木したもの

 
 梨(豊水)


3月29日
待望のサクランボの開花が始まりました
サクランボは原則として自家受粉しないので、
相性の良い品種で授粉が必要です
 
 アメリカンチェリーの台木に天香錦を接ぎ木
 したもの

  
 上の近接像

 
 暖かい気温で一斉に桃が開花した

  
 プラムの開花も始まった
 これはアームストロング

 
 サザンハイブシュ系のブルーベリーの
 オニール


3月24日
注文していた桃の苗木4種が宅配されました
それぞれを10号鉢に植え付けしました

強剪定したので、剪定した枝を台木に接ぎ木
もしました

 
 山形県南陽市の菊地園芸
  
  
 立派な苗木が送られてきました

 
 根を切り詰めて10号鉢へ植え付け

  
 サクランボ、ブルーベリー、桃の接ぎ木
 半遮光した雨に当たらない場所で管理

 
 リンゴの受粉に使う姫リンゴ
 若葉が美しい

  
 ブルーベリー(エリザベス)


3月22日
大鉢のブドウの植え替えをしました
鉢植えで植え替えしない場合は、大鉢でも
10年位が寿命のようです

他の果樹は大きくても植え替え可能ですが、
ブドウは、棚に這わせているので植え替えは
実質、不可能です。

 
紅伊豆と甲斐美嶺を鉢から抜いて、新しく
グランピオーネとシャインマスカットを植え
つけました

  
50cm角と40cm角に植え替え終了

 
プラム(ビューティー)
 開花中なので、雨を避けて屋根の下に避難

  
サクランボ(ナポレオン)
 つぼみが膨らんできました

 
サクランボの台木に使うコルト
 開花が近い、赤いつぼみが美しい

  
ネクタリン(ストレンジ)
 桃、ネクタリンの開花が近いです


3月17日
 接ぎ木は、お気に入りの品種を増やしたり、
 年数を経て結実が悪くなった樹の更新に
 有効な手技です
 
 リンゴの接ぎ木(ぐんま名月)
 昨年の3月に台木に接ぎ木したもの

  
 接ぎ木した箇所の近接像
 きれいに癒合している

 
 プラム(ビューティー)
 授粉用の品種。開花を早める工夫を思案中です

  
 同上の近接像

 
 桃(あかつきエクセラ)

  
 SH系のブルーベリー(カミール)


3月15日

 
お気に入りの品種のブルーベリーの接ぎ木
 SH系のサファイアとサウスムーン

  
自家受粉しない桃の受粉に使う花桃

 
プラム(アームストロング)

  
開花が始まったプラム(秋姫)

 
グレープフルーツ
 1月3日から涼しい所で2か月間以上、追熟しました
 やや酸っぱくて市販のものと同じでした
 

3月10日
 何とかサクランボの接ぎ木は終了
 次は桃の接ぎ木を予定しています
 


 サクランボの接ぎ木
 雨の当たらない半日蔭で管理します


  
 昨年挿し木したブルーベリー
 お気に入りの品種は挿し木で増やします


 
 NH系のBB(パトリオット)の挿し木
 樹を育てるために花芽は全て取り除きます


  
 お気に入りの品種の一つ:サウスムーン

 
 上のつぼみ


3月 8日
 開花の早い順に施肥をしています
 プラム、桃が終わってブルーベリーの施肥の途中で
 雨で作業を中断しました
 
 プラム(ソルダム)
  新緑色のつぼみが可愛い


  
  花桃
   自家受粉しない桃の受粉に使います


 
 ミレニア(SH系のブルーベリー)


  
 2品種を混植したブルーベリー
  枝が多すぎるので剪定が必要です

3月 3日
 強風が収まったので接ぎ木の作業を続けます
 果樹は年数が経つと、病気が出て枯れる樹が
 出てくるので、接ぎ木により、お気に入りの品種
 を新しい樹に更新しています
  
 サクランボと同時期に挿し木した桃の台木の一部
 サクランボの接ぎ木が終わったら桃の接ぎ木を
 予定しています

   
    桃の台木にも、つぼみが付いています


3月 1日
 剪定したブルーベリーの枝を処分するのは不憫なので
 挿し木をしました
 4品種の13本です
 

  
防寒、乾燥防止のために簡易温室に収容

 
日除けのネットをかぶせました


  
28年に挿し木をしたサクランボが2m位に
成長しました
お気に入りの品種の台木に使用します

 
4L佐藤錦を接ぎ木しました

  
接ぎ木テープでしっかり固定しました


2月24日

 
シンボルツリーのリンゴ(ふじ)
 半地植えなので鉢植えとは施肥の仕方が違います


  
ブルーベリーを寄せ植え予定
 受粉の相性の良い2品種のポット苗と鉢を購入


 
鉢が小さすぎて寄せ植えできなかった
 結局、別々に植え付けしました


  
挿し木の用意
 ブルーベリーの枝を剪定しようと思いましたが、剪定した
 枝を処分するのが不憫になり挿し木を再開


 
ブルーベリー(ピンクレモネード)
 ハイブッシュとラビットアイを交配した新しい品種
 熟するとピンク色になります。実は小粒ですが美味しい
 

2月22日

 
 傾いた樹を倒れないようにタコ糸で固定しました


  
ブルーベリーのレカ
 元気よく伸びた枝を剪定しようと思いましたが、
 剪定した枝を処分するのがもったいないので、
 延期して挿し木に使うことにしました
 

 
プラム(太陽)


2月17日

 
 洋梨(オーロラ)
  ラ・フランス等より早生で9月に収穫できる
  追熟の度合いは色の変化で分かりやすい
  とても美味しい品種です


  
  外気温が低いために中が曇った簡易温室
  柑橘類は、これが無いと越冬できない


 
 SH系のBB(エメラルド)
  つぼみが沢山ついています


  
  同上のつぼみ


2月15日
 桃やプラムのような開花が早い落葉果樹には、今月末には
 肥料を与える予定です
 
 プラム(ソルダム)
  小さいつぼみが沢山ついて可愛い

 ブルーベリーにはハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系(SH系)
 ラビットアイ系の3系統があります。

 とりわけ、SH系に優れた品種が多いように思います
  
  SH系のブルーベリー(サウスムーン)
   お気に入りの品種の一つです、とても美味


 
 SH系のブルーベリー(カミール)
  これも味、実の大きさ等、総合点で優れた品種です 


2月12日
 ブドウの剪定の続きをしました
 ざっと剪定してから、離れて全体のバランスを確認
 して再剪定しています

 もう少し、もう少しで結局剪定量が多くなってしまいます
 
 剪定済みの安芸クイーンとサンヴェルデ


  
  これで剪定が終わったブドウの3分の1


 
 ホームセンターで小型の直ぐに使える簡易温室を購入


  
  瞬間に完成、挿し木のプランターを入れる予定


2月10日
 ブドウ(藤稔)の剪定をしてみました
 剪定は今頃で、切っても樹液が出てこない時期です

 最近は剪定を始めると、ここもあそこもと切りすぎる
 傾向があります。
 サクランボ以外は剪定で樹が枯れることはありません

 果樹栽培の基本は剪定と誘引です
 樹が若い内に、この作業をしないと実が生りにくいです
 
 剪定前
  枝が込み合っている

  
  剪定後
   大分、すっきりした(すっきりし過ぎかも)


2月 8日
 屋上は最低気温がー7℃にもなります
 常緑果樹の柑橘類は、野外では越冬不可です
 
 このような簡易な温室内でも無事に生育しています
 
 簡易温室の中の柑橘類


  
  ブドウ(クイーンニーナ)
   枝が込み合っているので剪定が必要です


 
 桃(美月)
  つぼみが白いのは石灰硫黄合剤を塗付したため


  
  ブドウ(巨峰)
   しっかりした蕾が付いています


2月 3日
 厳寒の中でも、落葉果樹たちはしっかりツボミをつけています

 お気に入りの品種を増やすには、挿し木と接ぎ木があります

 下はそれぞれ、お気に入りの品種の一部です

 
 サクランボ(佐藤錦)
  サクランボは挿し木して作った台木に、接ぎ木します


  
  桃(桃夭)


 
 ブドウ(サンヴェルデ)


  
  ハイブッシュ系のブルーベリー(パトリオット)


 
 梨(幸水)


2月 1日
 ブルーベリーの品種には3系統あります
 ハイブッシュ系、サザンハイブッシュ系、
 ラビットアイ系です
 
 それぞれの品種に特徴がありますが、私は
 サザンハイブッシュ系に魅力的な品種が多い
 と感じます

 
 エメラルド(SH系):剪定前
  
  余分な枝を剪定して、それを挿し木してお気に入りの
  品種を増やしていく方法があります

  
  上のつぼみ


 
 ミスティー(SH系)


  
  梨(豊水)


  
 ビワ(茂木)
  開花が終わって、段々に実が大きくなってきた


 現在、鉢栽培している果樹の種類と品種

2018-03-31 14:30:31 | 栽培している果樹の種類

 現在、鉢栽培している果樹の種類と品種

 サクランボ
  紅きらり、佐藤錦、3L佐藤錦、高砂、ナポレオン、鮮紅ナポレオン、紅秀峰
  夢あかり、正光錦、大将錦、紅さやか、紅ゆたか、寿錦、紅てまり、香夏錦
  おりひめの季節、サミット、レイニア、マドンナの瞳、南陽
  絢のひとみ、芳玉、アメリカンチェリー、暖地桜桃

 リンゴ
  秋映、つがる、三島系ふじ、らくらくふじ、千秋、アルプス乙女
  シナノスイート、青林、群馬名月
  姫りんご(授粉用)
  バレリーナ・ツリー4品種
   (ボレロ、ポルカ、ワルツ、メイポール)

 ナシ
  和ナシ
   豊水、幸水、秋月、なつしずく
  洋ナシ
   ラ・フランス、ル・レクチェ、バートレット、オーロラ、バラード
   シルバーベル

 ブドウ
  巨峰、ピオーネ、グランピオーネ、デラウエアー、ネオマスカット、甲斐路
  スチューベン、キャンベル・アーリー、ナイヤガラ、甲斐美嶺
  マスカットベリーA、紅伊豆、藤稔、紅環、昭平紅
  シャインマスカット、ゴルビー、高墨、クイーンニーナ
  黄玉、竜宝、サンヴェルデ、安芸クイーン

 モモ
  桃夭、あかつきエクセラ、かぐや、桃紅、玉うさぎ
  桃水、美月、美郷、白鳳、なつおとめ、清水白桃
  おどろき 夏かんろ 花桃(授粉用)

 ネクタリン
  ヒラツカレッド、サンライズ、ストレンジ、アンタレス
  スイートビーナス、バビオール、ハネージュ

 プラム
  ソルダム、サンタローザ、ビューティー、ハリウッド
  貴陽、秋姫、太陽、大石早生、アームストロング
 
 ブルーベリー
  ハイブッシュ系
   ダロー、パトリオット、デニース、ノースランド、スパータン、ヌイ、レカ
   ブリジッタ、チャンドラー、ネルソン、エリザベス、ボーナス、トロ
   あまつぶ星、おおつぶ星、キャロラインブルー

  サザン・ハイブッシュ系
   オニール、ミスティー、サミット、サンシャインブルー、ヒトミ、マグノリア
   ガルフコースト、レベル、カミール、スター、サファイア、エメラルド
   サウスムーン、ミレニア、オザークブルー

  ラビットアイ系
   ホームベル、ティフブルー、パウダーブルー、バルドウィン、デライト
   シャープブルー 、ピンクレモネード

 シャシャンボ

 柑橘類
  温州みかん、オレンジ、ネーブル、デコポン、ポンカン、金柑、すだち
  グレープフルーツ、せとか、、伊予柑、レモン、ジャンボレモン、津之輝

 その他
  ビワ、ブラックベリー、ラズベリー、ジューンベリー、アロニア、ビルベリー
  バイオチェリー(貴陽の受粉用)

 接ぎ木用の台木:サクランボ、リンゴ、モモ、プラム


作業日記(12月~)

2015-12-27 18:05:45 | 栽培している果樹の種類

12月27日
 BBの植え替えを予定したのですが、強風のために中途で作業中止。
 BBの栽培は比較的簡単ですが、定期的に枝の更新をしないと実付き
 が悪くなります。
 時には思い切って根元での強剪定をします。
 サクランボでは絶対不可能な作業です。

  ブドウを鉢植えして、ミニ花壇に埋め込む予定です。
  このようにしないと、花壇中に根が張ってしまいます。



BB(ダロー)の植え替え  右、根元に一本だけ新芽が出ている




ミニ花壇にブドウを鉢に植えて地中に埋める  右、樹が古くなったので思い切って強剪定

12月24日
 BBの植え替えを少ししました。
 同じ品種でも、下の画像のように元気の良いものと、樹が古くなって
 あまり枝が出ないので強剪定をしなければならないものとがあります。


左右ともBB(キャロライン) 右の鉢は強剪定後




左、ネーブル    右、プラム(貴陽)

 

12月20日
 晴れて風が無かったのでBBの用土を準備しました。
 短繊維と長繊維のピートモス、鹿沼土、ベラボンを混ぜました。
 ピートモスがメインですが、保水性と通気性を考慮した配合です。

左、配合したもの   右、ベラボン




BB(チャンドラー)を10号から13号へ植え替え

12月17日
 冬になると楽しめる果樹は柑橘類とビワだけになってしまいました。
 柑橘類は温室の中で元気に実を付けています。
 ビワは花が咲き終わったところです。

  
  金柑



左、グレープフルーツ   右、BB(カミール)の紅葉

12月12日
 柑橘類は温室の中で元気に生育しています。
 コガネムシに細根を全部食べられてしまったBBは、剪定して
 植え替えをしました。
 厳冬の最中に開花したり、開花しそうなBBには困ったものです。
 
  サクランボは、受粉時期を合わせるために、授粉樹を暖かい場所に置きます。
  開花を遅らせる処置は無いので困っています。


  
  温室の中のポンカン




左、コガネムシの食害を受けたBBの植え替え    右、桃の受粉用の花桃




BB:左、ミスティのつぼみ   右、開花しそうなサファイア

 

12月 8日
 今年の3月に接ぎ木したリンゴを植え替えしました。
 メイポールは直立する樹形なので、剪定はしません。
 他は、将来の樹形を想像して剪定しました。

  BBの鉢を移動したときに、主幹がぐらついていたので鉢から抜いてみました。
  悪い予感が的中して、細根が全てコガネムシの幼虫に食害されて無くなって
  いました。
  BBの植え替えは2月に予定していますが、食害の有無の点検が必要です。


左からアルプス乙女、メイポール、つがる   右、メイポールの接ぎ木した箇所

 

     
     BB(ホームベルとティフブルー)の混稙

12月 5日
 通販で宅配されたブドウの苗木を1本、試験的に植え付けてみました。
 立派な根が四方に伸びていました。
 12号鉢でも根が収まらないので、断腸の思いで根切りをしました。

  コルトの紅葉はきれいではありませんが、年明けに挿し木用に枝を
  採取します。
  サクランボ、桃は挿し木の成功率はやや落ちます。
  今の時期まで健全な葉が残っているのが、質の良い穂木の条件です。



ブドウの苗木の植え付け(黄玉)、つぼみがキチンとついているのが大切




左、BB(カミール)   右、サクランボの台木に使うコルト

 

12月 3日
 待っていたブドウの4種の苗木が、山形県のイシドウから届きました。
 黄玉、竜宝、安芸クイーン、サン ヴェルデです。
 いつもながらの、根張りの良い苗木です。
 近いうちに12号鉢に植え付け予定です。

  温室は柑橘類の避寒と、来年の2月にサクランボの挿し木の
  保温、保湿の目的で使います。



通販で届いたブドウ苗4種




温室の完成:外側はビニールシート、天井に近い場所は断熱マット


果樹を鉢栽培する際のコツ(2)

2015-02-22 15:47:47 | 栽培している果樹の種類


植え替えについて
 根づまりを起こす前に植え替えが必要です。
 鉢植えの果樹は小鉢は毎年、大鉢は2~3年毎に植え替えをする必要があります。
 そのままにしておくと根づまりを起こして水はけが悪くなって枯れてしまうことがあります。

植え替えには2通りあります。

 植え替え: 同じ鉢に植える。木を大きくしたくない場合。
       新しい土に根を整理して植え替えるので、植え替えた年は実が着きにくいです。
 鉢替え : 一回り大きい鉢に植え替える。実付きを良くしながら大きく育てたい場合。
根を余り整理しないで植え替えるのでいわゆる「成りグセ」がついて
毎年実を着けるようになります。

根を食害する幼虫がいるので、樹が元気がない時は植え替えしながら根を調べます。

植え替えの時期
 春に早く花が咲く種類は年内の落葉した時期に植え替えます。
 ウメ、アンズ、モモ、ネクタリン、スモモ等とサクランボ
 リンゴ、ナシ、ブドウ等は3月初めに植え替えます。

鉢栽培の植え付け時のポイント
 1.落葉期にホームセンターや信頼できる通販を利用して苗木を購入する。
   お奨めの通販はそれぞれの果樹の頁で紹介しています。
 2.開花が早いウメ、暖地桜桃、プラム、サクランボは年内に植えつける。
   リンゴ、ナシ、ブドウ、ブルーベリー等は3月までは可。
 3.苗木を凡そ鉢の高さで切る。幼木の時に思い切って短く切り詰めた方が将来の
   樹形も良くなります。
   特にサクランボは成長してからでは主幹を切り戻せません。
 4.植え付け後にメネデール液を与え、ウッドチップ等でマルチングします。
   1~2週間は日影に置きます。
 5.植え付け後1ヶ月したら鉢の上に玉肥を置きます。
   必要量は玉肥の袋に書いてあります。
 6.ブドウは5月に即効性の化成肥料を少し与えます。
他の果樹は植えつけた年は3月の置き肥だけ。

土について 「鉢栽培では最も大切なポイントです」
 水はけのよい用土を使った方が管理しやすく、結果もいいようです。

 水やりをして鉢の表面から水が直ぐにしみ込むことが大切です。
 水がしばらく表面にたまってしまうようでは水はけの悪い土と言えます。
 参考書にはブルーベリー以外の鉢植の果樹栽培の土は赤玉土、腐葉土、砂を
 6:3:1の割合で混ぜて使うように書いてあるものが多いです。
 赤玉土は時間が経つと崩れて用土が固まってしまい、排水が悪くなり根詰まりの原因に
 なるので私は使いません。
 果樹の鉢植えは、土の性質により結果が決まると言っても過言ではありません。
 果樹栽培にとって保水性・排水性・保肥性・通気性が良い、一見相反する要素を
 兼ね備えた土が要求されます。
 私は殆どの果樹には市販の軽量培養土、腐葉土、くん炭、バーミキュライト、苦土石灰を混ぜて
 使用しています。元肥として乾燥牛糞を混ぜます。
 果樹用培養土というのも販売されています。
 果樹により土の酸度(pH)の調整も必要です。pHメーターで測定して見て下さい。
 ブルーベリーは酸性の強い環境を好むのでピートモスを主体にした専用の用土になります。

剪定について : 果樹栽培では誘引と共に大切な作業です。

 果樹は翌年に結実させるために剪定が必要です。
 剪定には切り返し剪定と間引き剪定があります。
 注意することは強く切り返すと新梢の伸びが強くなり花芽が着きにくくなることです。
 特に若木の間は間引き剪定を主にします。
 落葉果樹は落葉した時から発芽前に行います。
 常緑果樹は春先に行います。
 基本はありますが果樹の種類により少々剪定の仕方に特徴、コツがあります。
 5月から6月の新梢の伸びる時期に摘芯を行って樹勢を抑えると花芽が着きやすくなります。
 ただし夏は同化力を低下させて根を弱らせ、樹勢を落とすので強い剪定はしません。

枝の誘引について
 直立する新梢は花芽ができにくいのです。
 幼木のうちに枝を水平に誘引することで植物ホルモンを抑えることで花芽ができやすくなります。

誘引の実例
プラムの幼木の誘引 : 降雪後は分かりやすい 私の枝の誘引の仕方

  
  左、プラムの幼木の誘引 : 降雪後は分かりやすい  右、 私の枝の誘引の仕方