細い穂木は、昨年プランターに挿し木をしておいたものを鉢上げして台木に使用。
太い穂木は直接、鉢植えしてある若い台木に接ぎ木。
穂木と台木の太さを合わせた方が、接ぎ木の成功率は高くなります。
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鉢植えしてある台木 穂木
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台木と穂木を密着させて、接ぎ木テープで結索 鉢上げした台木に接ぎ木したもの
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接ぎ木後に鉢上げ ビニールの袋を被せて完成
結局、頑張っても3品種(紅てまり、レイニア、マドンナの瞳)の6本しか接ぎ木できませんでした。
鉢上げと接ぎ木を同時にやるのは、無理でした。
果樹の鉢栽培でのコツ、ヒント
果樹は鉢植えにして雨に当てないと病気の発生が少なくなります。
果樹の鉢栽培は地植えとは異なる点がいくつかあります。
用土、水やりと施肥が鉢栽培にとって重要なポイントです。
病害虫の対策、剪定の仕方は地植えと基本的に同じです。
水遣り
地植えでは水遣りには余り気を使う事はありません。
自然に任せても大きな失敗は起こりません。
鉢栽培で木を枯らすのは水のやり過ぎか水不足かです。
鉢栽培での水遣りの基本
単に水分を補給するだけではなく酸素供給と有害物質の排除の目的があります。
1.土が乾いたら鉢の底から流れるまで充分に水をやる事です。
頻回に水やりするとかえって乾燥に弱くなってしまいます。
2.鉢毎に土の乾き具合を確認して水やりをする。
表面が乾いていても中が湿っぽい場合もあり注意が必要です。
土の湿度計が売っていますから使ってみると参考になります。
乾燥気味にした方が良いものと湿っぽくした方が良いものとがあります。
3.水やりは早朝に行う。
夏の日中は根や葉が痛みやすく、夜は徒長させることになります。
4.開花中の葉・花へは水をかけない。
5.水道水から直ではなく汲み置きの水を与える。
6.花芽ができる7~8月は水を控える。但し水切れにも注意。
7.果実の成熟期には水を控えた方が甘さが増す。
8.冬の間は果樹が休眠中なので乾燥気味に。
湿っぽいと寒冷地では凍結して根が傷む恐れがあります。
参考
耐湿性の強い果樹(湿気に強い):ブルーベリー、ナシ、ブドウ
弱い果樹(湿気に弱い):モモ、スモモ、アンズ、サクランボ、ウメ、ビワ
耐乾性の強い果樹(乾燥に強い):モモ、スモモ、アンズ
弱い果樹(夏の乾燥に弱い):リンゴ、ナシ、ブルーベリー、キイチゴ
農薬散布について
農薬を極力使用しない方法は袋をかけることと雨に当てないことです。
ブルーベリー以外の果樹は全く農薬を使用しないと収穫は困難ですが、
プロではないので少々の虫食いは良しとして最小限の使用に留めます。。
発芽前の石灰硫黄合剤は果樹栽培の基本ですが、金属を腐食させるので使用できない
状況があります。
果実が大きくなりだしたら袋かけをすることで農薬使用を減らすことができます。
雨に当てないようにすると病気の発生が少なくなります。
最近透明で通気性のある袋が開発されています。今後はこれを積極的に使う予定です。