難しいからこそチャレンジしがいがあると思って頑張って工夫して3~4年目にして
やっと要領が判ってきました。
サクランボの他の果樹との大きな違いは開花から果実の成熟の期間が著しく早いことです。
収穫前の管理は鳥に食べられないように防鳥ネットに入れることと、裂果を防ぐために
雨にあてないことです。
鳥はサクランボのような赤い果実には特に魅力を感じるらしく、防鳥ネットの外に置いた実は
全て食べられます。
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左、アメリカンチェリー 右、紅さやか
左、紅てまり 右、ナポレオン
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左、おりひめの季節 右、サミット
鉢栽培のメリット
鉢栽培することにより地植えなら長い年月がかかるサクランボも3年位から楽しめます。
根域制限することにより結実が早まり果実の糖度も地植えより高くなります。
樹形を低くできるので管理がし易くなります。
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サクランボ栽培のチョットしたヒント
その1 落果防止(最重要)
生理落果の2大原因は授粉の不完全と樹勢が強すぎることです。
その他、サクランボは他の果樹に比べ開花から結実までの期間が著しく短いため、
果実の成長、肥大は前年に樹が蓄えた養分に頼っています。
従って葉を自然落葉まで健全に保つことが翌年の結実に影響してくると考えられます。
ハダニ等により早期に落葉してしまうと翌年の結実が不良になります。
授粉は下記に記載したように十分に丹念にする必要があります。
地植えの場合は樹勢を落とすために断根などの処置が必要になってきますが、
鉢植えの場合は根域制限をしているので実はつきやすいのです。
実のほうに栄養を廻すために巨峰等のブドウのように摘心という作業が必要です。
サクランボ栽培のコツは枝の誘引と剪定、摘心であると考えています。
開花して1個でも結実すれば成功です。翌年からは収穫量は増えていきます。
その2 施肥
若い樹には窒素を少なめに与えます。
殆どの落葉果樹は新梢の伸びが止まる6月~8月頃に翌年の花芽ができます。
この時期は肥料の効きを減らして新梢の伸びるのを抑えるようにしないと
花芽ができにくくなります。