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努力万能

目標は生活を支配し、夢は人生を支配する
二兎追う者のみ二兎を得る

志水宏吉『学力を育てる』岩波新書, 2005.

2013年06月04日 | 本の感想
6月4日

小学校の話がメイン。
親として考えること、教員として考えることが多い。
まずは自分がテレビを見る時間を減らすことからはじめねば。
もうスポーツと教養以外は居間で見るのはやめよう。
アニメはトレーニング部屋でローラー乗りながら見るとしよう。
後半は教育行政。
教育社会学、おもしろい。


羽田正『新しい世界史へ――地球市民のための構想』岩波新書, 岩波書店, 2011.

2013年05月27日 | 本の感想
5月27日

中心性の排除、心に響く。
新しい世界史、いろいろ考えたい。
アブルゴドが出てこない。
層を成して複数重なった総体を海域世界とするなら、それはアブルゴドとかかわるのではないか。
自分もヨーロッパ中心史観による授業をしてるなあと思う。

東野圭吾『カッコウの卵は誰のもの』講談社文庫

2013年04月08日 | 本の感想
4月8日

スポーツ選手の遺伝子がネタになり、
その選手の競技はアルペンスキーとクロスカントリースキーという、
なんかちょっとうれしい。

まあでも物語の展開に競技の特徴はほとんど関係なく、
遺伝子をめぐるネタより、
骨髄移植がらみで、出生に秘密にせまるところがメインか。

結論はそうきたか、という感じやが、
結論に迫っていくところはドキドキもの。


東野圭吾『流星の絆』講談社文庫

2013年03月29日 | 本の感想
3月29日

すげぇ~、こりゃすげ~。
文庫本600ページが一瞬やった。
こんな感じで展開してるのに、こんな感じで締めくくれるとは。
そらまあ、犯人の動機が不満っちゃあ不満やが、
でもまあそれもすべて作品の意図というか、
それあってのもこの物語やから。
東野圭吾すごい。

ドラマ化されているので、
近いうちに見たい。

貫井徳郎『神のふたつの貌』文春文庫

2013年03月20日 | 本の感想
3月20日

牧師の子供に生まれた少年が主人公。
その少年の少年時代、学生時代、父のあとを継いだ牧師時代の三幕で構成される。
三幕はそれぞれ大きな切れ目があるが、中身は伏線だらけでつながっている。

かなり神の話題を取り扱う。
神の存在や信仰について、ただ信じるのではなく、
なぜ神が存在すると考えられ、なぜ信じるのか、といった普通の疑問が、
主人公を通して描かれる。
ミステリーとしてだけではなく、
信仰を話題にしているところが自分にはおもしろかった。
まあその信仰が変な方向に行ってしまうから事件になるなんやろうが。

あと、いわゆる「変な人」みたいなのは、
見方によってどうとでも見え、
「変な人」みたいなのはあってないようなものだと、
というネタもあるかな。