努力万能

目標は生活を支配し、夢は人生を支配する
二兎追う者のみ二兎を得る

江國香織『スイートリトルライズ』幻冬舎文庫, 2006(2004).

2007年10月31日 | 本の感想
10月31日

ほぼ破たんした夫婦が、
お互いに不倫をする話。

と書くと何か普通だが、
その破たんの中身が二人の関係に不思議なニュアンスを持たす。
破たんしてそうで、実はしていないような、
実は仲がいいようで、破たんしているような、
そんな話。
スイートリトルライズ (幻冬舎文庫)
江國 香織
幻冬舎

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柴門ふみ『いつか大人になる日まで』角川文庫, 1997(1995).

2007年10月22日 | 本の感想
10月22日

あの懐かしのドラマ「あすなろ白書」の主人公掛井保(かけいたもつ)の小・中学生時代を描いた小説。

このドラマを見ていたのはもうだいぶ昔のことなので、
はっきり覚えていないが、
あの恋愛トレンディードラマ全盛期において、
その流れと同様でありながらも、
掛井保が女だけでなく男にも持てるという一風変わった内容だった記憶がある。

とはいえ本書の掛井保は一風変わったどころではなく、
超変人である。
ドラマを思い出しても、掛井保ってこんなに変わった人やったっけ?
という感じである。

ただ、内容は別にドラマを知らなくても読めるし、
っていうかドラマは別に関係ない。
本書の内容はそれだけで十分魅力的である。
精神年齢が異様に発達した、もしくは自身が発達していると思い込んでいる小・中学生がいたら、
本人たちの意識はこんな感じで、
周囲の意識はこんな感じなのかなあ、
なんてことを考えさせてくれる話である。
現実にありそうななさそうな話、いやここまではないな。

今となっては不思議なことだが、
あの木村拓哉が脇役で出演していたドラマである。
でっかいメガネをかけて。
いつか大人になる日まで (角川文庫)
柴門 ふみ
角川書店

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白石豊『心を鍛える言葉』生活人新書, 2005.

2007年10月13日 | 本の感想
10月13日

スポーツ選手、コーチはとりあえず読むべき本といってもいいのではないだろうか。
そう思うくらいこの本を読んで得たものは多い気がする。

タイトルどおりの内容というよりは、
スポーツにおけるメンタルの扱い方が書いてあるといえるだろう。

最高のパフォーマンスを発揮しようとしている選手にとって、
どのような精神状態が理想的であり、
そのような状態に持っていくにはどうすればいいのか、
といった問題に答えてくれている。
決して難解な科学的心理学的分析のようなものではない。
もちろんそういった分析も交えながらも、
禅などの思想を持ち込んだり、
さまざまな考え方が参照され、
多くの人がん自分の経験から理解できるような内容である。

選手に限らず、コーチの立場にある人にも参考になる記述が満載である。

そして本書は決してスポーツの分野にとどまらない。
最高のパフォーマンスを発揮するということは、
スポーツ選手に限らず、どのような人にもありうる場面であるので、
万人に価値がある本かもしれない。
コーチの立場といっても、
何らかの形で教える機会がある人にも役立つことは間違いない。

何回も読める本というか、何かのたびに読むべき本だろう。

目指せ、イン・ザ・ゾーン!!
心を鍛える言葉 (生活人新書)
白石 豊
日本放送出版協会

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ジュニアオープンスキー大会

2007年10月12日 | スキー
10月8日

人工芝スキー場サンビレッジ茜で行われたジュニアオープンスキー大会GSに出場。
結果は一般男子の部31人中22位、
トップとのタイム差は実に +2.90。
レポートと結果は以下のリンクにあります。
ジュニアオープンスキー大会のレポートと結果

ついに購入してしまったワンピース三万円を着用してのぞんだものの、
お呼びでない状態。
まあ練習していないのでしゃあないが。
そしてまた月末にある大会に出場予定やが、
それまで練習に行く機会がないのもこれまたしゃあなし。
とりあえずはレースがある日に滑って練習する状態なので。
人工芝の大会は予定的に次回が最後なので、
次回はもう少しましな結果が出せますように。

そんな感じですごしつつも、
そろそろ来るシーズンの日程ができてきまして、
いろんな大会に出ようとすると、
そういった大会情報を収集するのもなかなか大変ですが、
それぞれの大会に合わせてエントリーしていくのもミスしてしまいそうな作業ですし、
エントリー代もけっこうかかり、
場所も鳥取やら宮崎や佐賀などで行われるため、
クラブのツアーに合流したり、一緒に行く人を探したり、宿をとったり、
というスキーに付随するその他もろもろのことも、
いろいろと大変そうに感じながら、予定を組んでおります。
どこまでできることやら。
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アメフトの試合

2007年10月11日 | アメリカンフットボール
10月7日

9月23日に山口県でリーグ戦の一試合目があり、
10月7日に福岡県でリーグ戦の二試合目がありました。

ケガ人などで人数が減ったこともあり、
リャンメンで出ている人も多々いる状況ということもあって、
出場機会は春に比べて激増し、
九州にきてようやくパスレシーブも記録できたという最近です。

反則の多い荒れた試合だったのですが、
私自身、
カバーチームでエンクロ、
オフェンスでインターフェア、ホールディング、背後からのブロック、
とまあ見事に一人で4つも反則を取られてしまい、
それらの罰退でパスでの獲得ヤードなんてもちろん完全に消えてしまいました。
ってか、一試合で4つってありえなくねぇ?
すいません

この試合はベアーズボウルと称して、
たくさんのお客さんの前で試合をするために、
チーム全員で集客活動を頑張った試合でした。
まあしかし、集客活動とはなかなか難しいもので、
僕もこの学校で結構宣伝しましたが、
なかなか学生がわざわざ足を運んでくれるような状況までは持ち込めませんでした。
そんな中でも一部の学生が見に来てくれ、
それをスタンドに発見した時は本当にうれしく思うもので。

なんで見に来てくれへんかってん、と愚痴をこぼしながら授業をやっていますが、
そんな中で、次は見に行くわ、と言ってくれる学生もおり、
まあまた来る集客活動も楽しみではあります。

授業でアメフトのビデオを見せる日も近い?
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佐賀県スキー連盟の会議

2007年10月10日 | スキー
10月6日

佐賀県スキー連盟教育本部の会議に参加してきました。
もちろん佐賀市で行われるため、車で約一時間ほどかけて、
鳥栖市から佐賀市へ移動。

県連を佐賀にするか、福岡にするのか、
さんざん迷った挙句、
佐賀県連の方が福岡県連よりいろいろな可能性があると判断し佐賀県連にしたため、
このような移動をせざるを得なくなりました。
まあ仕方ありませんが、やはり遠い。

旅館の一室のようなところで、報告メインの会議で、
参加者は20人ちょっとで、
まあなんちゅうかアットホームな感じでした。
自己紹介の場も与えてもらい、
適度に顔も売れ、良い場となりました。
北海道から来た指導員・B検・テクとなりゃあ、
ある意味使える奴なので、歓迎を受けましたが、
まあその化けの皮は徐々にはがされていくことでしょう。

ところで、
指導員ということで、
資格維持のために二年に一回出席しなければならない指導員研修会に出席しなければなりません。
この研修会は札幌にいたころは家からすぐのスキー場であったのですが、
九州となるとその研修会に出るのも大変です。
九州ではその研修会がないため、
鳥取の大山までいかなくてはならず、
クラブでバスを借りて、スキーツアーとして行くそうです。
研修会に出るだけでも大変大変。
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唯川恵『彼女の嫌いな彼女』幻冬舎文庫, 2000(1992).

2007年10月02日 | 本の感想
10月2日

35歳のいわゆるお局OLと23歳のいわゆる腰掛けOLが、
条件のそろった27歳の中途採用男性社員にはまってしまい、
二人とも競ってその男性の気を引こうとするが、
二人ともそろって利用される話。

出世争いの舞台裏にある単純爽快な社内恋愛話。
彼女の嫌いな彼女 (幻冬舎文庫)
唯川 恵
幻冬舎

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唯川恵『愛には少し足りない』集英社文庫, 1994.

2007年10月01日 | 本の感想
10月1日

仕事にやりがいを感じず、
結婚にしか生きがいを見いだせないOLが結婚前に変化していく話。

自分とは全く違う人生を歩んでいる友達ができ、
その友達に憧れを抱き、
その友達が亡くなったことをきっかけに、
主人公はその友達のような生き方をしようと変化していく。

そこには目前に迫っている結婚に、
さまざまな問題があることも大きく関わっている。
婚約者の浮気、シカもその相手がいろいろとお世話になっている叔母であるという事実。
つまり近親相姦であるのだが、それは叔母が連れ子であることが発覚したので、
近親相姦でないことがわかるが、
そこにあったのは叔母が主人公の婚約者に異常に執着している事実。

リアリティは溢れるが、やはり現実離れはしているという話。
これくらいが小説としては面白いのかなあとも何となく思ってしまう。
愛には少し足りない (集英社文庫 ゆ 5-22)
唯川 恵
集英社

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