牧師の読書日記 

読んだ本の感想を中心に書いています。

10月19日(金) 「スーパーマーケットのブルーオーシャン戦略」 水元均著  商業界

2012-10-19 09:23:57 | 日記
 水元さんはスーパーマーケットを中心としてコンサルティングをされている方。

 本からの引用。「 「価格競争=レッド・オーシャン(血みどろの闘い)」から脱却し、「ブルーオーシャン」への進出を図らなければならない。「ブルーオーシャン」とは、「青い海」、「競争のない世界」ということです。競合他社とは「異質」の闘いをする。競合他社と全く違う戦略をとる 。」
 「 「お客さまの購入メリット」を見える化する。お客さまは「価値」を買っている。お客さまは今までよりも、「もっと安く、もっと便利で、もっと”おいしく”、もっと”ヘルシー”」な商品を常に求めています。」 そして、お客さまは「異質」な商品、いわゆる「この店しか売っていない」という商品が大好きなのです。ですから、そのことをお客さまに伝え、お客さま自身が「購入する価値があるな~」と認めてくれるような仕掛け(=「見える化」)が「メガヒット」づくりにつながるのです。 」

 先日バイヤー(買う人、生産者とスーパーマーケットなどをつなげる人)の方と話し合いを持った。この本と合わせて考えると3つのポイントがあるように思う。(今年はカボチャを作ったが、来年もカボチャを作る予定。でも他のもの(トマトなど)も検討する。)

 ①収量を多くする。A品の割合を高くする。 バイヤー(契約者)に更に信頼してもらえるようにする。
 ②おいしいものを作る。健康面と安全面に気をつける。 安全面には自信を持っている。契約者とは無農薬で契約をしていますし、独自に放射能の土壌調査をしてもらって安全を確認している。将来的にはこれをもっとアピールしてもいいのかもしれない。
 ③販売先の更なる確保。直売所を充実させる。 お客さまの購入メリットを見える化し、買ってもらい、リピーターになっていただく。契約以外に自分たちで直売をしているのだが、直売所を充実させることと直売の箇所を増やすことが課題(現在2箇所。来年は3箇所になる)。POPを工夫してお客さまに購入メリットを示し、食べて喜んでもらい、リピーターになっていただけるように努力することが必要。生産と販売は別の力だと思うので、両方に力を入れることが大切。いくらおいしいものを作っても営業(売り方)が上手でないと売れないし、売り方が上手でも美味しくなければ買ってもらえなくなる。「常識」にとらわれないでチャレンジをしていきたい。

 「食」は生きる基本。農業の仕事は肉体的に大変な面があるが、神様が創造された自然の中で働けることには楽しさがある。