(できれば)楽器を使わないで耳コピーする訳

以前耳コピーのとき、楽器はまだ使わないようにしましょうと書きました。

耳コピーするときに楽器を使ってしまうと、楽器に頼ってしまうため、音を考えなくなる(感じなくなる)状態で作業を進めてしまう可能性があります。

最初から音感が鋭い人なら、音源と、自分の楽器から出てくる音と、自分の頭の中の音を感じながら、同時進行で耳コピーできるんだと思いますが、少なくともぼくの場合、手が勝手に音を探り出すと、頭の中で音を考えなくなってしまいました。

脳が勝手に、楽なほうを目指してしまうんだと思います。 (せっかちな性格と関係あるかも知れません。
または、脳りょうが他人よりも細いのかも知れませんね。
一度に沢山のことをやろうとすると、混乱してしまいますし、テレビを見ているときに話しかけられると、テレビの内容が分からなくなってしまいます)

耳コピーは耳を(音感を)鍛えるといわれますが、その、頭を使わない状態で、何曲耳コピーしようが、あまり(というか、まるで)音感が上達しなかった気がします。
(この辺は、熱心に何曲も耳コピーしたのに、一般的な耳コピー法では上達しなかったこととも関係します)

「音楽は頭じゃない。感性だ!」などと、ぼく自身思っていたのですが、その考えだと、中々、相対音感は身につきにくいというのが実感です。

ですから、相対音感を鍛える訓練をしようと決心したら、まず頭の中で音階名を判断して、後から楽器でチェックするのが良いと思います

もっとも、ぼくがそうだったというだけで、同時進行で上手くできる人が殆どなのかも知れません。

自分の楽器を使って耳コピーをした場合、自分の頭がどういった行動をとるのか、是非一度確認してみて下さいね。
(予測不可の恐ろしい行動を取ったりして???)

とは言っても、「手が勝手に動いてフレーズを探す」や「手が勝手に動いてメロディを紡ぐ」といういのも捨てがたい能力だと思いますし、楽器演奏の楽しみでもあると思うので、それはそれで大事にしたいと思っています。

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