男のつぶやき2

普通のおじさんの日常をアップ!

予想出来たけど、これは凄すぎる!!ニュースを見ながら改めて思う…

2013-11-25 11:55:20 | 楽天イーグルス

 いつも走りなれたこの道路が

こんな風になるとは驚きです。

つくづく優勝して良かったと思いますね♪


東北楽天パレード
/この熱気、地域に吹き込め


 沿道を埋め尽くした老若男女。仙台市内で、これほどの人出を見たことがない。
 地鳴りのような大歓声。これほどの歓喜が渦巻くさまを目の当たりにしたことがない。
 しかも、わずか30分ほどのイベントにである。その熱狂ぶりが分かろうというものだ。
 きのう、仙台市のメーンストリート、東二番丁通で開催されたプロ野球東北楽天の日本一をたたえる優勝パレードだ。
 星野仙一監督と1、2軍の全選手ら約100人が参加、球団幹部らと一緒にオープンカー、オープンバスに分乗し、約1.5キロのコースを進んだ。
 詰め掛けた約21万4000人のファンらが口々に「おめでとう」と感謝の言葉を投げる。選手らも「ありがとう」と叫び、声援に手を振って応える。共に喜び合い、参加者を形容のしようのない感動が包み込んだ。
 東北楽天は球団創設9年目で初めてパ・リーグを制覇し、初めてクライマックスシリーズを突破した。そして、セ・リーグの王者巨人を倒しての初の日本一。日本シリーズは最終戦にもつれ込み、田中将大投手が締める劇的な展開だった。
 優勝の段階を上るごとにパレードへの関心が高まった。
 日本一は3年目を迎えた東日本大震災の被災住民らを励ます意義も帯びた。田中投手が大リーグに移籍する可能性もあり、いやが上にも注目を集めた。
 迎えた当日は青空が広がる好天。舞台は整った。今季は楽天球団のため、東北のためにあったような締めくくりだった。
 ファンが球団を支え、球団が被災地をはじめ東北の再生、躍進を支える。想定の20万人を超える参集はあらためて球団とファンの絆の太さを証明した。地域とプロスポーツの望ましい関係を示してくれもした。
 地下鉄は早朝から休日とは思えない混みようだった。喜びを分かち合いたい、歴史の証人になりたい、そんな気分の高まりが表情にうかがえた。
 市民だけではない。東北楽天ファンから、球団の活躍を通じて「東北」への思いを呼び起こされた、ゆかりの人たちまで、東北各地はもとより、首都圏など全国各地から駆け付けた。
 もはや社会現象に近かった。パレードの盛り上がりは「スポーツの力」を見せつけるのに十分だった。
 やればできる。願いはかなう。どん底からの日本一。その歩みを被災に苦しむ多くの人たちは熱い思いで見つめた。明るい話題が乏しく、歓喜に飢えた格好の東北の人たちの出足を誘ったのは当然だった。
 パレードは「歓喜の共有」と「努力への共感」という成果を残して無事終了した。
 ただ、参加したくてもできなかった人たち、そうした思いになれないでいる人たちのことを忘れてはいけない。
 その強い自覚の上に、この日の熱気を地域に吹き込んで、被災地を抱えた東北が逆境を乗り越える糧にしたい。「宴の後」を大事に、である。

2013年11月25日月曜日
(河北新報より抜粋)

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