ほぼ衝動☆日記

戦略コンサル修行中~東京の中心でコソコソ暮らすのにはもう飽き飽きです・・・

発明家

2007年01月30日 22時34分49秒 | よみもの
発明家たちがアイデアを生み出すときにたどる思考プロセスを、いくつかの要素に集約した本。

発明家たちの思考回路 奇抜なアイデアを生み出す技術

ランダムハウス講談社

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そんな雲をつかむような話、と思うかもしれないし、こうした思考回路をたどったからといって発明が生み出せるわけではないのだが(かろうじて必要条件ではあっても、決して十分条件ではない)、それでも創造という極めて曖昧模糊とした行為に至る道筋をつけたものとして評価したい。
「幸運は準備の出来た者に訪れる」(パスツール)のだから。

この手の本をいろいろと読んでみて、「創造」の中心にあるのは、経験に基づく「型」のアーカイブを、アナロジーによって編集し、引き出す行為であると、僕は最近考えている。引き出されたものを「仮説」と呼ぶのだとしたら、芸術家の作品も、世界観の仮説なのだろう。
(ってどっかで聞いたような話やね、知らんうちにパクってたらすんません)

ハーバードビジネススクールの本には意外とハズレが多いように感じるのだが、この本についてはお勧めしたい。文章がやや読みにくいですが。
コメント
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