かやのなか

あれやこれやと考える

2022年始動

2022-01-05 00:15:27 | 日々のこと
明けましておめでとうございます。
去年はあまり更新できなかったけど、今年はまめに書いていこうと思います。

正月は1年半ぶりに帰省して久しぶりに故郷の空気を吸った。長く離れていたために、変わっていたことも多くあり、普段暮らしている都会と故郷である田舎の、時間の流れ方の違いというものを今回は強く意識させられた。というのも、身の回りの草木に川の流れ、雲の色、父母の顔の皺や白髪など、ふるさとではすべてがゆっくりと変化していく大きな大河の流れの中にあって、無意識に自分もその一部なのだと感じて安心感を覚えた。こんな感覚は初めてだ。亡くなった人も新たに生まれた人もいて、その知らせを「ああ、そうなの」と自然に受け止められる自分が、普段東京にいる自分とは別人のような気がした。東京では、変化していくのは自分の体だけであるかのような錯覚を覚える。だからとても不安になる。職場が大学なので、毎年新しい若い人間が入ってきて、少し年を重ねた人は数年で出ていくので、一緒に年をとることができる人が限られている。街もそうで、河川敷はあるものの整備が行き届いているので、ものが少しずつくたびれていったり、新たに芽吹いたりする様子は見て取りにくい。注意してはいるけども。老朽化した一軒家はすぐに取り壊されて新しいマンションが建つ。自分はまだ、老朽化した一軒家みたいになりたくない、と気を張りながら生活しているのかもしれない。あまり意識していなかったけど。
まだこちらに帰ってきて二日目だからふるさとで抱いた気持ちを自分の中に保っていられるけど、数日、数十日と経つにつれて、空中に散っていってしまうんじゃないかと思う。そうならないためには、やっぱり毎日何か書き続けた方が良いのじゃないかと思うのでありました。
今年もよろしくお願いします。


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