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小沢排除

2018-01-17 13:15:35 | 政治
>内田樹の研究室リンクより転載します。
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>~前略~
>小泉純一郎は無意識のうちに「虎の尾」踏んだと私は思っているが、踏んだ本人も踏まれたブッシュもそうは思っていないはずである。>そして、久しぶりに、小沢一郎と鳩山由紀夫は西太平洋戦略をめぐって「アメリカの虎の尾」を踏んだ。>だが、彼らを「罰した」のはアメリカ人ではなかった。

日本人同士の戦いだったのですね。

>「アメリカ政府の意思を忖度した日本人」たちである。

忖度 (推察) は、日本人の得意技ですからね。

>「日米同盟基軸」という「呪文」を唱えているうちに「アメリカの国益を最大化することが、日本の国益を守る最良の方法である」という不思議な信憑に陥った人々がいる。

呪文・日米同盟基軸は、かつての大東亜共栄圏の様なものかな。

>彼らが現代日本におけるエリート層を形成している。>そして、「アメリカ政府を怒らせそうなことをする人々」を血眼になって探し出し、「畏れながら」とお縄にして、うれしげに「忠義面」をしてみせるんである。

忖度 (推察) を最大限に働かせて、我が国における出世街道を歩む人たちがいるのですね。ご家老の苦労というものか。

>何で、そんなことをするのか、私にはよくわからない。>アメリカだってそんなこと、別に頼んでいないのである。

アメリカの様な低文脈文化の社会においては、伝達される情報は言葉の中で全て提示されています。提示されていないことについては、彼らに責任は有りません。

>日本の総理大臣が「日米間の国益が背馳する事案」について「日本の国益を優先したい」と言ったからといって「罷免しろ」というような無法なことを、いくら世界の冠絶するスーパーパワーであったにせよ、アメリカが言うわけがない。>内政干渉である。

そうですね。

>でも、「鳩山がアメリカが機嫌を損なった以上、ホワイトハウスはきっと総理大臣を替えて欲しいと思っているに違いない」と「忖度」して、引きずりおろしたのは日本の政治家と官僚とメディアである。>これは内政干渉ではない。>アメリカとしては、なんか「苦笑い」状態であろう。>何も言わないのに、勝手に「忖度」して、先様の意向をじゃんじゃん実現してくれるのである。>いや~、なんか悪いね。別に頼んでいるわけじゃないのに、勝手にこちらに都合のよいようにあれこれと配慮してくれて。>まあ、頼んでいるわけじゃないから、お礼するという筋でもないけどね。>そんなふうにしてことが進んでいる。ように見える。

そうでしょうね。日本人は、気が利くのでしょうかね。

>「忖度する人」にはわかりやすい外形的な特徴がある。>それは「首尾一貫性がない」ということである。

忖度 (推察) は、処世術の活用に利用されますね。現実の内容は千変万化しますから、その方策にも首尾一貫性はありませんね。

>アメリカの国家意思は首尾一貫している。>それはアメリカの国益の最大化である。

それは、彼らの政治哲学ですね。非現実の内容から割り出される彼らの方策は、首尾一貫していますね。

> ~中略~
>「小沢一郎の政治生命を断つ」というのは、別にアメリカが指示したことではない(と思う)。

彼らはこまごまと個人的な指示しませんね。かれらは、相手を大人の扱いにしています。

>私が国務省の小役人なら、「政治生命が絶たれた方が望ましいが、アメリカが間接的にではあれ介入するリスクに引き合うほどの政治的効果はない」とレポートするであろう。

そうでしょうね。

>たしかに、小沢一郎は在日米軍基地の縮減について語ったことがある。>だから、「アメリカ政府は西太平洋における軍略上のフリーハンドを確保するために、小沢一郎を邪魔に思っているのではないか」と「忖度」することは可能である。>現に、多くの人々がそう「忖度」した。

日本人の ‘おもてなし’ の心ですね。

>だから、それらの人々は、実際には相互に何の連携もないままに、まるで指揮者に従うオーケストラのように、整然と行動しているのである。

渡りの時期が来た時の渡り鳥の様なものですね。きわめて自然に整然と行動していますね。

>小沢一郎は野田首相にとっては党内反対派の最大勢力である。>自民党の谷垣総裁にとっては彼らを政権の座から叩き落とした不倶戴天の敵である。>検察にとってもマスメディアにとっても年来の天敵である。>彼らは「小沢一郎を排除することをアメリカは望んでいる」というかたちでおのれの欲望をアメリカに投影してみせた。>私はそう思っている。

忠君報国の精神ですね。

>彼らがあれほど執拗かつ非寛容になれるのは、彼らが「小沢排除」は自己利益のためではなく、アメリカの要請に応え、日本の国益を増大させるソリューションだと思っているからである。>自分のためにやっているんじゃない。>アメリカの、ひいては日本のためにやっているのである。>そう思っている人たちがこれほどたくさんいることに私はむしろ感動するのである。

沢山の人たちが、その場の空気を読んでいますね。自分勝手な解釈をしていますね。

>でも、これほどに立場の違う人々が、同一の実践的結論を共有することを彼らは「変だ」とは思わなかったのだろうか?

日本人は、理屈や矛盾を考える事は得意ではないですからね。理屈が無ければ、矛盾も指摘できませんね。

>ふつう、人間は自分は例外的に賢いと思っている。>いや、謙遜しなくてもよろしい。>誰でもそうなのであるから恥ずかしがることはない。

そうですね。誰でも自分だけは例外ですね。

>だから、「例外的に賢いはずの自分と同意見の人がたくさんいる」というときには、前段から後段にいたる論理的架橋が破綻しているということに気づいてよいはずである。

我々は、論理を教えられてはいませんからね。それは、無理ですね。それは、英米流の高等教育に属しています。海外留学は、日本人には人気がありませんね。

>「私ほど賢い人間が、これほど多くの人と同じ意見であるはずがない」というふうに推論してよいはずである。>でもしない。

我々は、この世の中を疑ったりはしませんね。

>その理由はひとつしかないが、言うと角が立つので言わぬのである。

そうですね。一億総はくち化ですね。困ったものですね。

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>以上です。



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