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科挙官僚 2/3

2019-08-03 13:19:40 | 政治

> 明治維新から日露戦争までに至る日本の近代化は、藩閥政治という腐敗を抱えながらも近代教育を受けない世代に担われてきました。> 日本の高等教育は藩閥政治や士農工商という旧弊を克服するために意味があったかもしれませんが、継ぐべき財産を持たないけれども学業に覚えのある旧士族や有力農家の次男、三男が立身出世を目指してこの難関に挑戦したのです。

四民 (士農工商) 参加の序列競争が始まったのですね。競争倍率が高ければ、それだけ価値も高くなると言うことですね。単純で分かりやすいが、本当に聡明な判断とは言えないでしょうね。

>そしてこの教育機関は入学試験や学業成績を重視し、点数の高低により人間の頭の良し悪しの順位を決めることに使われました。 

点数が得られたら、序列形成が可能になりますね。しかし、序列人間は、必ずしも頭の良し悪しとは関係しませんね。

>日本の知性はこの時から入学試験の点数で決定づけられるようになり、それが人物評価の絶対的尺度となったのです。 

点数化は、序列形成の基礎となりましたね。しかし、入試を知性と関係づけるのには、疑問がありますね。知性の順に序列人間ができているとは、考えられませんね。

>日本の国家が腐敗する原点はここにありました。

序列人間の腐敗は、至極当然ですね。彼らには、リーズン (理性・理由・適当) がない。リーズナブルな回答が序列社会に払底しています。

> 頭の良い人間が決めたことに一般の国民は文句が言えなくなりました。 

そうですね。リーズンの無い人間を頭の良い人とみなす我が国人の判断には、深刻な問題がありますね。

>そしてこれらの高等教育機関とその生徒達は、国家を、そして国民を睥睨し、自らの立身出生にのみ強い関心を抱くようになったのです。

日本人には、非現実 (考え) の内容がないですからね。つまり、世界観 (world view) というものがない。
すると、現実の内容に専念するしかない。だから、処世術・立身出世から目を離すことができない。

> 山本権兵衛首相は成人後に教育を受けた受験世代ではない首相でしたが、極めて優れた政治家でした。>しかし山本内閣は、中堅幹部になりつつあった陸士、海兵出身の軍事官僚の汚職によって崩壊したのです。

現実のみを考察する頭では、純然たる潔白は考えられないことですからね。
 
>日露戦争以後、軍事官僚に東大出身の官僚が加わりますが、日中戦争の遠因となる近代外交史上でも恥ずべき、「21か条の要求」は東大首席の加藤高明外務大臣(後に東大出身の最初の首相)が世界第一次大戦のドサクサに紛れて中国に突きつけたものでした。

加藤は、恣意の人でしたね。

> 彼は三菱財閥の娘婿でもあり、国家と財閥企業との癒着と、それを取り持つ高級官僚の腐敗を象徴する人物だと思います。

加藤は、癒着の人ですね。だから、彼は、リーズナブルではなかった。

>このように、日本の構造的な汚職政治は近代日本の高等教育機関が育んだ天下の秀才達により始められたのです。

日本人には、意思がない。しかし、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。
恣意の自由は ‘自由のはき違え’ であるから、認めるわけには行けませんね。それでも、序列メンタリティに甘えて実行する。

>日露戦争後は世界の5大国として、陸奥宗光や小村寿太郎が江戸時代に締結された西欧諸国との不平等条約の解消に努力した成果と相俟って、日本の内政・外交は近代教育を受けた文官官僚により取り仕切られていました。

民主政治には、なりませんね。官僚は、国民の代表ではありませんから。

>軍事は勿論、天下の難関、陸士、海兵組が進出していました。

教養のない人たちの進出ですね。リーズナブルな判断は、期待できませんね。

>しかし、20世紀に入り、世界が大きく変化する時代にあって、日本の国家運営は独善的な政策の連発により、国際的に孤立してゆく道でもありました。

日本人は、議論が得意ではありませんからね。無哲学・能天気では、相手を説得することは難しいですね。

>その一つはロシア革命後に列強がロシアに干渉した時にも、地理的理由から日本のシベリア出兵は日米共同1歩調という原敬内閣の計画に反し、すでに形成されていた陸軍参謀本部は勝手に、そして世界の情勢分析も何の将来展望もなく、アメリカの撤兵後も居座り続け、国際的な非難を一身に浴びることになったのです。

残念でしたね。日本人の恣意 (私意・我儘・身勝手) の結果ですね。陸軍参謀本部には、原敬内閣による責任体制が十分に理解されてはいなかったのですね。意思の存在を認めない国 (日本) では、責任者の意思はないがしろにされていますね。きわめて危険な傾向ですね。国の舵取りを危うくするものです。



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