goo blog サービス終了のお知らせ 

どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

鹿島の強さは本物か?

2005-04-11 | Football
当blogの管理人kawakeroは、代表を応援する「食う軍」なるサポート組織の司令と言う立場にいる。
しかしその公的な立場を一歩外れ、食う軍の制服を脱ぐと、現れるのは一人の鹿島サポーター。
今期前評判は悪かったが、いざシーズンに入ってみると・・・リーグ戦・ナビスコ杯を通して4/9現在で無敗と好調な出足!
さて、その好調の要因とは?そして鹿島の強さは本物か?


●要因1/アレックス・ミネイロの加入

昨期は日本代表が4人(隆行・満男・本山・中田浩)いるとは思えない程の得点力不足に泣かされた。
点が入らないのはFWだけに責任があるとは思わないのだが、あれだけ入らないと頭を抱えてしまっていたのだ。
外国人に頼りきりな訳ではないが、ジーコが鹿島のテクニカルディレクターを離れてからと言うもの、連れて来る外国人に当たりがないとも感じていたのだ。
今年はどうなるのだろうと思っていたら…アレックス・ミネイロ。久しぶりの大当たりの予感だ。
V川崎(現:東京V)→鹿島→神戸で活躍したビスマルクが、代理人第一弾として鹿島に売り込んできたのがアレックス。
2度のチャンスがあれば1度は決めると言うビスの触れ込みだったが、本当にそうなる予感がするぞ。

実際にスタジアムで見た印象は、とにかく頭がいい選手で、ポジショニングが最高。
飛びぬけたスピードがあるわけではないが、タイミングがいいので相手DFに対していつも有利な位置を確保している。
また、相手にボールが渡った時に、ボールを持った選手にしっかりと追い込みをかける。
鹿島好みの真面目な選手で、チームとして本当に貴重なピースがハマった。
“行ける”
そう期待させる選手が久しぶりに入団してくれたのだ!


●要因2/若手の成長と競争

レギュラー候補の若手選手が伸びてきた。
先日の広島戦でも決勝点を挙げた野沢。
鹿島ユースからの昇格組で、隆行・曽ヶ端と共に地元茨城出身だ。
あるインタビューで本山が“鹿島で天才と言えば野沢だ”と言っていたのが思い出される。
足の骨に難病を持っていて長時間のプレーに支障があったが、手術完治後から一気に先発候補に挙がってきた。
ボール捌きは俊輔のような天災肌、そしてゲーム視野は小野の様だ。
本来は攻撃的MFだったが、決定力があるので、FWとして先発する事も多い。
必ずや鹿島でも先発の位置を確保しそうな選手。
世界に出る可能性がある選手。他チームのファンも注目していて欲しい選手だ。
また、同じ攻撃的MFの位置では増田の成長も著しい。

FWの深井・中島に加え、今期入団の田代。
このFWの争いは楽しみだ。
チーム内に競争があるチームは伸びる。
争え、鹿島の若手よ!


●強さは本物か?

勝つ。そしてタイトルを取る。
この気持ちが入ったゲームを見せる今期は強さを期待できる。
決定力不足が叫ばれてきた数年間だったが、アレックスの加入で、チームで点を取るという意識が芽生えて攻撃的なゲームを展開するようになってきた。
秋田移籍後、レギュラー候補だった金古のポジションを昨年奪ってしまった岩政。
守備は昨年からの堅守を今期も継続している。
1シーズンの今期、調子を落とさずモチベーションを持ち続けるのが重要になる。
10個目のタイトルへ。
期待してもいいチーム状況だと言えるだろう。

ボランチの青木、そして右サイドの内田。
この二人のポジションに若干の選手層の薄さを感じる。
シーズンイン直前に加入したブラジル人アリ。ボランチが本職で右サイドも可能と言う事でカバーは可能か。ポジションを奪うほどの活躍をぜひ期待したい!

心配事を一つ。
特に前半、ゲームの入り方が悪い。
先制されたり、無得点のまま追い込まれるなど、危機感が出ないと攻めのペースが上がらないのだ。
ポゼッションサッカーを基本にしてきた鹿島。
ボールを大事にし相手に渡さないサッカー。その悪影響が出てきていると感じる。
ワンタッチでボールを繫ぐ、素早い展開が持ち味だった三冠時の鹿島。
懐かしいと思うのは、他の鹿島サポーターも同じではないだろうか。
観客が減っているのと、この展開が遅いサッカーは無関係ではないのではないか?
ファンが楽しむサッカー。
それが、鹿島の王者復権への鍵と見るなぁ。

期待は大きくていい。
それが今年の鹿島。
闘うのだ。
再び王者と呼ばれる為に!!!

※以上、鹿島サポ以外にはまったくつまらない話。正直スマン。(笑)

中田英寿vs小笠原満男

2005-04-09 | Football
“ヒデ激白についての感想”でも触れたヒデの日記には、紙面で取り上げれらなかったもう一面がある。

「海外組だ国内組だっていう言い方も議論も本当に馬鹿らしい。
  そんな事を周りから煽る人にも問題はあると思うが、それを本人達が気にするのもよくない。」

これ、完全に小笠原の発言に対しての物ですね。
バーレーン戦の終了後、小笠原がスポーツ紙のインタビューで
「いきなり来た人が出るのは残念」
とコメントした事への反発ですね。
ヒデが他の選手の発言に反発した記憶ってないので、かなり驚きました。
ポジションは実力で取ったんだから、出られない理由が知りたいなら監督に聞け、もしくは黙って練習しろと。
一方の小笠原にしてみれば
“実力は俺の方が上、出られないのは海外組が上に見られているからだ”
と言う思いから出たコメント。

この対決、いいですね!

不協和音なんて言う人も出そうですが、チーム内の競争は大歓迎です。
アンタッチャブルな存在のヒデに、ここまで競争心をぶつけてくる小笠原。
自身、海外への思いが強いながらも、鹿島のチーム事情を考えて国内を選んでいる現在。
海外組・国内組と別けて言われるのが本当に嫌なのでしょう。
寡黙で大人しく見られますが、実は負ける事が何より嫌いで、熱いハートを持つ小笠原<*1>。
ヒデと俊輔と言う2台巨頭が存在するトップ下のポジション。
そのポジションはいつか小笠原ポジションになるでしょう。
一体それがいつなのか?
その時を早く手に出きるのかどうか、小笠原の成長に期待したいですね。

ヒデも小笠原も、メディアを通して言い合ってるのはどうかとも思うけどな。(笑)

<*1>試合中に言う事を聞かないエウレルをど突く事件など、鹿島サポでは有名

ヒデ激白についての感想

2005-04-09 | Football
先日、中田英寿(ヒデ)が自身のホームページで語った言葉が、紙面を賑わし波紋を投げかけた。

「今の日本代表の本当に障害となるのならば、辞退してもいい」

これは、ヒデが最後の挑戦であろうドイツW杯へかける気持ちの裏返しでもある。
日韓W杯で不完全燃焼だった思いを、ドイツへ向けているヒデ。
その思いのため、日本がドイツを目指すうえで自分が他選手の妨げとなりチームが機能しなくなるのなら、代表を辞退してもいいのだ。それ程の思いをドイツへ向けているのだと・・・。

普段サッカーについて自身の思いを語る事が少ない彼にしては、本当に文章からほとばしる様な想いが滲み出ている。
嬉しいと同時に、また寂しさも感じた。

この発言を言わせてしまっているのは、日本の報道やそれに乗せられてしまったピッチの外の人間だと感じている。
イラン戦の敗戦、そしてバーレーン戦での辛勝と、その責任を誰かに押し付けようとしていないか?
その対象がヒデに向けられてしまったのではないか?

選手は代表に選ばれるようにチームで頑張る。
そして代表に必要と感じれば、監督はその選手を招集する。
そしてチームでのポジションが与えられれば、選手はそれに応えようと頑張る。

ヒデは実力で選ばれた選手だ。
海外組、国内組なんて言う垣根は、ピッチの外の人間が考え出した枠で、本人達にそれはまったく関係ない話。
先の2試合で、ヒデは割り当てられたポジションを的確にこなしたと思う。
批判される理由は何もないのだ。
彼に対する報道は2極化されるのが常。
最高に持ち上げた物か、最低に実力を過小評価した物だ。
売れる記事を書く。これはある意味仕方がない事。
問題はそれを受け取る側にあると思う。
メディアに載って流れる物は、全てが事実ではない。
それを踏まえた上で、受け取る側は本質を見つめる必要があると思う。
ヒデに“辞退してもいい”と言わせてしまったのは、我々ピッチの外の人間だと思う。
日本代表は誰の物か?
それは、競争に勝ち取ってその座を掴んだ選手達の物だ。

批判や意見を言う自由はピッチの外の人間にもある。
しかし、踏み込んではいけない範囲、そして言葉がある。
それを越えてしまった物は、日本代表にとって得な事など何もないのだ。
代表の座を勝ち取った選手達に、礼を失った対応をしていませんか?

北朝鮮vsイラン戦を見て物申す。

2005-03-31 | Football
仕事中だったけど、北朝鮮vsイランをテレビ観戦していた。
日本有利になるよう北朝鮮を応援していたんだけれど、結果はイランの圧勝。
また、この試合は北朝鮮の国際地合不足を色々な面で感じさせられたのだ。

試合開始前にまず一悶着。
随分ガッチリと警備の人がピッチ周りを取り囲んでいるなと思っていたら、スタンドに入りきれない観客だった。
はぁ?そんなんでいいの?
って思ってたら、やっぱりと言うか、観客を全てスタンドに上げるまで試合開始が延びた。
結局10数分掛かって観客を上げる騒ぎ。
始めて見たし、これからも見る事はないだろう。(北朝鮮のホームゲームを除く)

試合内容は、イランがしたたかにゲームを運んだと感じたね。
アリ・ダエイを故障で欠いたイランだったけど、内容には日本戦と違った感じもない。
引分けで十分と言う余裕も感じられたな。
前半にオウンゴールで失点してしまった北朝鮮、気持ちは前に行くんだけど、ボールが落ち着かないと言う印象だった。
前掛かりになった後半、一瞬の隙を突かれたカウンターで更にイランが追加点。
すると北朝鮮、最後は体力勝負の肉弾戦を挑んできた。
残り5分程度だったろうか。
ゴール前に飛び込んだプレーを、イランDFが足を掛けたように見えたプレー。
PKかと思ったら、主審はファールを取らなかったのだ。
憤る北朝鮮選手達。
主審を取り囲み、腕を後ろに回した状態で主審にボディーアタックを繰り返す。
あっけに取られていたら、テレビカメラは突然違う方に向いちゃった。
物が次々に投込まれるピッチ。
椅子まで投込まれていたと言う。

ボディーアタックの選手には当然ながら一発レッド。
試合は再開されたが、そのままホイッスルとなりイランが勝ち点を7に伸ばした。

試合終了後も怒りが収まらない観客。
何と、スタジアム外で報道陣に答えていたイラン選手団を取り囲み、石や物を投げつける始末。
ピッチ内では、審判団に罵声を浴びせ危険な雰囲気が静まらない。
結果、30分以上に渡って審判団はピッチ中央で待機する事となった。


聞いた事がない有様だ。
自国の選手を対象にして暴動が起こる話は聞く。
フランスW杯予選では国立で暴動が起こっているが、それは自国の選手に対してだ。
対戦国の選手を取り囲んで石を投げる?
気の毒に思う程、北朝鮮観衆のスポーツ民度の低さと言う感想。
これで北朝鮮はアジアサッカー連盟からペナルティーが出るだろう。
ホーム試合(日本戦)が観客なし試合になる可能性があるそうだ。

親善試合を含めて、国際試合から遠ざかっている北朝鮮。
当然、観客も国際試合観戦経験が少ないのだ。
怒りを審判に向けるのは負けているチームの応援団ならする。
よくある事だ。
しかし、その怒りを実力行使に出てしまったら終わりなのだよ。
“自国のチームはよく闘った。審判団に原因がある”
これではチームの成長はない。
怒りはふがいない戦いを見せる自国チームに向けるべきなのだ。

日本は6/8にアウェイの北朝鮮戦を迎える。
予選突破が難しくなった北朝鮮の観客は、否が応でも“反日”をピッチに持ち込むだろう。
観客なしの試合になる事を望むが、それが叶わぬ場合は、選手の安全と北朝鮮に乗り込むサポーターの安全を厳重に確保してもらいたい。
北朝鮮には自覚が必要なのだ。
国際舞台における、スポーツ。
そのスポーツにおけるモラルを持っているのかが計られているのだと言う事を。

日本代表/バーレーン戦・ベンチ入りメンバー予想

2005-03-29 | Football
明日に迫ったバーレーン戦。
昨日は主力組と控え組にわかれ、浦和東高校と調整試合を行った。
ジーコが明言している主力組は、オウンゴールの1点のみ。
対する控え組は柳沢のハットトリックを含む6得点と圧倒した。

主力組の得点が1点と物足りなかったものの、前線でボールをキープするシステムの調整は上々なようだ。
鈴木がキープしたところに高原が飛び込むと言う得意のパターンを確認。
ヒデはボランチと言われているが、ジーコ曰く、センターミッドフィルダーと言う位置づけだそうだ。
ボランチの福西と俊輔の中間でゲームを組み立てる存在。
攻撃にも守備にも顔を出す位置づけとしているらしいので、ゲームが見えるヒデには最適な位置かもしれない。
ただこの日のヒデ。俊輔を通さずに一発の高速スルーを数度試したものの、形としては成功しなかったと言うのが心配だ。

さて、控え組の話。
調整試合の先発は、FWに玉田と柳沢、トップ下に小笠原。ボランチには遠藤と稲本が入る形だった。
この中で目立ったのが柳沢。
左足でチーム4点目、その直後には中田浩が落としたボールを、左足で5点目。
その3分後にはDFの裏に抜け出して7点目を決めた。
先日のイラン戦でも、長い滞空時間からヘッドで福西にアシストを決めた柳沢。
DFの裏に飛び出しサイドを抉るなど、好調さが伝わってきていた。
バーレーン戦でも控えの切り札としてベンチ入りが濃厚だ。

さて、ここで気になるのがバーレーン戦でのベンチ入りメンバーだろう。
先発はジーコが明言している
“鈴木・高原・中村・加地・三都主・ヒデ・福西・中澤・宮本・田中・楢崎”
の11人だ。
そして7人が控えとしてベンチに座る事が出来る。
まずGKは土肥で決まり。
DFは松田が入る事が間違いない。
攻撃的MFで小笠原が入るのも固い。
残りベンチ入りメンバーは・・・4人。
昨日の活躍から柳沢は確定と見る。
残り・・・3人。
候補としては、玉田・大黒・稲本・遠藤・中田浩二・三浦アツ
イラン戦で先発した玉田も固い。
残り・・・2人。
すると、MFが手薄な為に稲本と中田浩二、または三浦アツ・遠藤が選ばれるのではないだろうか。
ベンチ入りを予想すると
“玉田・柳沢・小笠原・稲本・中田浩二(三浦アツ)・松田・土肥”

北朝鮮戦でロスタイム同点ゴールで一躍有名になった大黒だが、バーレーン戦ではベンチ外の可能性が高い。
大黒信者が増えた日本サポだが、ちょっと寂しい話ではあるかもしれない。

ベンチ入りメンバーを選ぶのにも頭を悩ませる程、メンバーが充実してきました。
これでバーレーンに負けるはずがなーい!

イラン戦再考とバーレーン戦展望/4バックは失敗だったのか?

2005-03-28 | Football
結果は<イラン2-1日本>と勝ち点が取れなかった。
批判は、ジーコ監督が採用した4バックに関するものが多い。
しかしあえて問いたい。
4バックは失敗だったのかと。

イラン戦でジーコが取った戦術は、サイドバックを配置する4バック。
この4バック採用の要因は、イランの攻撃的な両サイド、特に右に入ったマハダビキアを三浦が抑える事を主眼に置いていた。
更には、ヒデの復帰がこのシステム採用のきっかけになっていたと思う。
俊輔とヒデを攻撃的な位置で先発、そして小野と福西を先発させようと思えば、自然と答えは4-4-2の採用、4バックとなるしかないからだ。
イラン戦で3バックをやろうとすれば、3-5-2の中盤は底は小野と福西、左に三浦、右に加地、トップ下は俊輔だ。
そう、ヒデが先発するポジションがなかったのだ。

ではジーコ監督が4バックで意図した戦術は出来ていなかったのか?
私は成功していたと言う意見を持っている。
実際、試合を通してサイドを抉られると言うシーンはほぼなかったと思う。
マハタビキアは俊輔と三浦で抑え込み、逆サイドの加地には攻撃する事で、相手を押し込める事にも成功していた。
失点シーンを振り返ってみると、1点目はシステムがどうのではなく、素早いリスタートでイランに押し込まれた失点。
問題の2点目だが、遠目のクロスに対して、中央で張っていた加地とヒデが、フリーのシーンで打たせてしまった事から生まれた。

なぜ中央で張るべきセンターバック二人ではなく、加地とヒデがその位置にいなければいけなかったのか。
これが4バックを採用するときの問題点、マークの受け渡しだ。
誰が誰をマークするのか?その受け渡しに混乱が出た事が想像される。
また、ジーコに判断ミスがあったとすれば、小笠原を投入した際、ヒデが自然にボランチまで下がる事になってしまった事だろうか。

4バックに批判が集中しているようだが、では3バックを採用していたら失点は防げていたのか?
サイドの裏にスペースが出来る3バック採用で、イランの両サイドの突破を防げたのか?
全ては試合後に結果を見たうえでの結果論に終始する。
3バック採用で日本は勝てたのか?
答えは“わからない”のだ。

攻撃には不満がある。
とにかくボールが収まらなかった。
特に、前線にボールが入った時の高原のボールキープには不満が残る。
ボールが収まらないので、中盤の攻撃的な選手が上がるタイミングが取れなかったのだ。
また、イランのDFラインが思ったより上がってこなかったせいもあり、玉田が裏を取を狙えるスペースが生まれていなかったのも痛い。
イラン戦を見て、鈴木隆行がやってきたプレーの重要性を改めて実感した。
日本の武器であるFKを奪う、つまりゴールに近い位置でファールを奪うと言うプレー。
地味なプレーだが、今の日本サッカーでは重要なプレーとなっていた。
バーレーン戦での復帰が望まれるところだ。

バーレーン戦、宮本・ヒデと会談を行ったジーコは、3バックへ戻して戦う事を公表した。
センターバックの田中、そして三都主の出場停止明けで元通りと言うことだ。
そして、バーレーン戦では出場停止の小野に代わり、ヒデのボランチ出場が濃厚となっている。
チームではボランチでの出場経験もあるヒデだが、代表での先発となると記憶にない。
本職の遠藤、中田浩二がいる上でのこの判断。
実はイラン戦に次ぐギャンブルともなっているのだ。
ジーコ監督はヒデへの信頼を現した。
この期待に答えてくれる事をヒデには大いに期待したい。

        楢崎

  田中  宮本  中澤

     ヒデ 福西

  加地      三都主
       中村

     鈴木 高原


バーレーン戦に負けるような事になると、残り全勝でも地力2位以内確保は不可能となる。
某テレビ局のコピーではないが、正にその一戦がバーレーン戦だ。
“負けられない戦いがある”

勝つのみだ。

ヒデが守備位置で福西と口論

2005-03-24 | Football
今朝のスポニチよりこんな情報

練習場に不穏なムードが流れた。守備のポジショニングを確認する“追い込み”練習を始めた直後だった。控え組の選手が主力組の右サイドからボールを持ち込もうとした。中田はそれを防ぎにいったが、右ボランチの福西が詰めてこなかった。これに対し中田が怒った。しかし、福西も負けず言い返した。お互いの意見を身ぶり手ぶりで言い合う姿は怒気すらはらんでいた。ただならぬ雰囲気にたまらず小野、宮本、最後はジーコ監督まで割って入ってきた。


素晴らしいっ!
海外の有力チームでも、ポジショニングでゲーム中に怒鳴りあうのは普通な光景。
しかし、今までの日本代表ではなかった現象だ。
日本人的な考えで、“まっいいか”で終わらせずに、福西はしっかりと主張した。
しかも、アンタッチャブルな存在のヒデに対して意見したと言うのは、福西の自信、そして現代表のチームの雰囲気を象徴していると感じるな。
決してネガティブな情報ではないぞ。

行ける。
これは明日のイラン戦は行けるぞ!
俺は確信した!!!!

vsイラン戦/4バック採用か?

2005-03-22 | Football
先日当blogで書いていた先発及びフォーメーション予想が現実を帯びてきた。
4バック採用で、イランの両サイドを抑え込む作戦が濃厚と言う事だ。
今朝の報道で出ていた先発予想だ。


       楢崎

 加地 松田 宮本 三浦

     小野 福西

    ヒデ    中村

     高原 玉田


4-4-2のダブルボランチ、そしてダブル司令塔だ。
ワクワクする布陣ではないか!
ちなみに4バックは決してディフェンシブなシステムではない。
守備の時間はガッチリと両サイドを抑え込め、攻撃になると両サイドが上がり中盤や、サイドアタッカーとして攻撃に加わる。
攻守にバランスが取れるシステムなのだ。
ただ、このシステムには両サイドバックの加地や三浦の調子、そしてボランチの二人との連携が鍵となる。
ボランチでボールが収まってサイドバックが上がるタイミングが取れないと、単なるディフェンシブな布陣となる恐れもあるのだ。
だからこそ、ボランチが重要なのだな。

福西が稲本に変わる可能性があるという事。
しかし個人的な意見になってしまうが、小野と組ませるボランチは福西が合っていると思う。
思い切った前線への飛び出しが持ち味の稲本だが、攻撃的な小野と組ませると中盤のバランスが心配になる。
調子がいい稲本なら心配は少ないと思うが、調子に波がない福西を買いたい。
小野を攻撃的に、そして福西をそのパートナーに。
この組み合わせに期待をする。

センターバックに故障が出ているのが気になる。
そして隆行が足の故障でイラン戦不出場が決定的となった。
つぶれ役をなくした前線が、どういった風に機能するのか。

3バックが主流の現代サッカー。
しかし、そのアンチテーゼを絶好調のバルセロナが攻撃的な4バックと言う形で表現している。
間違いない、攻撃的な4バックを取り、ジーコも勝ちに行ったのだ!
アジア王者のスピリットを魂に秘め、日本がイランに勝ぁつ!

W杯最終予選・vsイラン戦/日本代表メンバー発表!

2005-03-14 | Football
イラン戦へ向けたドイツ合宿メンバーが発表された!
さて、注目の欧州組の召集は???

-------------------------------------------
<GK>
   楢崎正剛(名古屋)
   土肥洋一(FC東京)
   曽ヶ端準(鹿島)

<DF>
   宮本恒靖(G大阪)
   三都主アレサンドロ(浦和)
   坪井慶介(浦和)
   三浦淳宏(神戸)
   加地亮(FC東京)
   田中誠(磐田)
   茶野隆行(磐田)
   松田直樹(横浜FM)
   中澤佑二(横浜FM)

<MF>
   中田英寿(フィオレンティーナ)
   小野伸二(フェイエノールト)
   中村俊輔(レッジーナ)
   中田浩二(マルセイユ)
   稲本潤一(カーディフ・シティ)
   遠藤保仁(G大阪)
   小笠原満男(鹿島)
   福西崇史(磐田)
   藤田俊哉(磐田)

<FW>
   鈴木隆行(鹿島)
   本山雅志(鹿島)
   玉田圭司(柏)
   高原直泰(ハンブルガーSV)
   大黒将志(G大阪)
-------------------------------------------
※選出されている三都主と田中ですが、累積警告の為チーム遠征には帯同しません。
 出場停止をクリアする為のメンバー入りです。


結局、欧州組ではメッシーナのヤナギ、そしてマジョルカの大久保以外は招集されました。
現状の状況を見ると、妥当な選出だったと思いますね。
ヤナギは試合にFWとして仕事をしていないのだからしょうがないし、初出場時以来活躍も見られない大久保の不選出も納得です。
そして、注目されていたヒデは招集がかかりました。
試合に使うかどうかは、チームに合流して状況を見てからになるのかな。
アウェイの過酷な状況を考えると、ヒデのカリスマ性と経験はチームにプラスとなるでしょう。
また、加地や三浦がDFとして登録されていますので、もしかしたら4バックの布陣でサイドを固める可能性もある。
イランのサイドアタッカー、マハダビキアが注目されるが、3バックで裏を取られるリスクを減らしての4バックかな?

GKは川口の負傷により、先発確実なのが楢崎。
奪われたポジションを奪回するチャンス。
イラン戦でこのポジションをしっかりとこなせるか。
頑張って欲しいものです。
また、久しぶりに曽ヶ端が代表入りしました!
トルシエジャパンでは常連だった曽ヶ端。アピールする場はあるかな!?

守備では中澤が軸。
そして宮本か松田がセンターを組む事になるでしょう。
両サイドバックは加地と三浦かな?
3バックなら、中澤・宮本・松田。

中盤は、欧州組でスタートする事が濃厚でしょう。
ボランチに小野と稲本、そしてトップ下に俊輔とヒデ。
ヒデの状況によっては、小笠原が入るかもしれません。
3-5-2のシステムの場合、福西が中盤の底に入る可能性もあり。

トップは隆行と高原を基本に、玉田と本山を後半の飛び道具として起用かな。
北朝鮮戦で一躍有名になった大黒は、負けている場合の投入かなぁ。


イラン戦のアウェイは過酷です。
気温もそうだが、サポーターのリズムが酷と言う。
カネを叩く独特の拍子が、日本選手のリズムを狂わせる闘いづらい雰囲気。
しかし、以前なら不安を感じたアウェイだが、アジア杯の雰囲気を乗り越えている現代表に不安はない。
選手を信じて日本から応援しよう!

引分け狙いは危ない。
勝ち点3を奪取すべく、イランを攻めるべし!

【追記】
イランの気温、今は最高気温で19度程度だって。
ちょっと暖かい程度で、去年のアジア杯の大連なんて問題にならないぐらい動きやすい気温じゃん!
と言う事で、心配は何もなくなりました!

'05Jリーグ/鹿島vsG大阪/鹿島ホーム開幕はドロー

2005-03-13 | Football
鹿島のホーム開幕戦となるガンバ大阪戦を見てきた。
結果は2-2のドロー。
課題満載で、気が重い結果となってしまった。

予報と違い朝から雲が垂れ込め、気温が上がらない茨城。
それは、カシマスタジアムを訪れた午後2時では、辛いほどの気温となっていたのだ。
吐く息が白いスタジアム。
今日の座席は、サポーターズシートのゴール裏の2階席。
いつものバックスタンド2階席は、座席が売り切れていていたのだ。
今日は友人と二人。
いつもは4人以上だが、今日の試合は私の都合で急に決行を決めたので、都合がついたのが1人しかいなかったのだ。

ホーム開幕戦では、クラブからいつも何かオマケがもらえるのだが、今年はシールが一枚だけだった。
去年はナイキからバンダナ貰えたんだよな~。

3万枚のチケットが売れていたというので満員になるのかと覚悟していたのだが、試合開始時にはその半分程度の埋まり具合。
なぜ???

鹿島先発は
GK:曽ヶ端
DF:内田・岩政・大岩・新井場
MF:フェルナンド・青木・本山・小笠原
FW:鈴木・アレックス

鹿島伝統の4-4-2。
ボランチを二人置くダブルボランチで、細かく言うと4-2-2-2のシステムだ。
このシステムの鍵となるのが両サイドバックと、ボランチの二人。
そこが機能しないと、単なるディフェンシブなサッカーになるのだ。
中田浩二が抜けた中盤の底。その位置を任せられる青木の出来が気になるところだった。

試合は前半G大阪のペースで進む。
前節、J1初昇格の大宮にまさかの敗戦となった大阪だが、優勝候補の一角であり、やはり強い!
ゴール前でのパス回しで、鹿島DFが切りか裂かれるシーンを何度も見る羽目に。
内田の守る右サイドは無防備状態ほどにやりたい放題。
アラウージョのボールさばきと、パスは驚異的。
フェルナンジーニョ、大黒との連携も合っており、何度も決定的なチャンスを与えてしまった。
前半終了間際、内田が上がったスペースを使われセンタリング。
二アサイドに走りこんだアラウージョにヘッドで合わされて先制されてしまったのだ。
しかし、1点で終ってよかったと思われるほど、大阪のサッカーは良かった。

一方の鹿島。
ボランチの青木が機能していないと感じた。
プレーに自信感がみられず、走りこむタイミングが合わない。
また、イージーミスも目立つ。
代表の遠藤と対峙するボランチ対決では、勝負有りだった。
両サイドバックの攻め上がりが見られないのと、青木のボランチとは無関係ではない。
中盤の底でボールが収まらないので、上がるタイミングが取れないのだ。
結果、ボールが走らないので、前線へのロングボールを繰り返す、放り込みサッカーをやってしまった鹿島。
気温同様、サッカーもお寒い内容となってしまった。

得点の気配がしないまま時間が過ぎていく後半戦。
ゲームが動いたのは、機能していない内田を外し、前線に野沢を入れた直後。
この日、動きと連携が目に見えて良くなったアレックスが、距離があったものの、正確なヘディングで同点弾を決めてくれた。
同点で一気にチームが勢いづく。
逆転を目指し、気持ちが前掛かった同点直後のプレーで、何とまたG大阪に勝ち越し点を許す。
今年のDF陣は、細かいパスで振り切られるシーンが目立つ。

この失点で目が覚めたのか、選手が動き始めた。
更に押し上げる為、調子が良かった本山を下げ、FW深井を投入。
隆行・アレックス・深井の3トップ、その下に野沢と小笠原の調攻撃的布陣をしいた。
青木は右サイドのDFに入り、フェルナンドのワンボランチに変更している。
この布陣を取った直後の79分。
押し上げた中盤でフェルナンドがボールをキープ。パスと思った瞬間、正確なロングシュート!
ゴール右隅へグラウンダーで打ったシュートが入り、鹿島が同点に追いつく。
その後勝ち越しを狙って攻めあがるも、一瞬の隙をカウンターで狙うG大阪にも何度も決定的なチャンスが。
しかし、ゲームはこのまま終了。
2-2の引き分けで、両チームに勝ち点1が加わる結果で終ってしまった。

2回のビハインドを追いついた鹿島としては“負けるよりはいいか”の結果。
大きな課題として、ボランチのポジションをどうするかだ。
今日の結果を目の当たりにして、青木には駄目出しをしたい。
ここ数年彼を見ているが、進歩を感じられないのだよね。
技術よりも精神的なものかな。
プレーがおどおどしている様に感じるのだ。
彼には、鹿島のボランチは荷が重いようだ・・・。
開幕間際に加入したブラジル人のアリ、新人ながら素晴らしいシュートと度胸を持つ中後、この二人に期待したいな。

全体的な課題も残る。
前半戦の戦い、ありゃ何だい?
プレーにまったく気持ちを感じないんだよね。
選手から何も伝わってこない。
孤軍奮闘する小笠原に申し訳ない気持ちはしないのかな?
昨シーズンも感じたのだが、失点して追い込まれないと気持ちが乗ってこない感じ。
やはりジーコがみていて、怒られないと駄目なのか?
試合を通じて、この日の後半戦のような気持ちが入ったプレーを。
そうしないと、サポーターはスタジアムに足を運ばなくなる事は間違いない。
この寒さのかな、選手達より早くスタジアムにいる観客に見せていい試合ではなかった。
猛省を期待するのだ。

まとめ。
とりあえず、G大阪相手に2度も先行を許したのを追いついたのは評価したい。
勝ち点1では満足できないが、0よりは良かった。
次に期待しよう。

帰りの道中は、アレックスの可能性の高さで盛り上がれた。
久しぶりに、当たりの予感がする。
また、小笠原のプレーをみるだけでもお金を払う価値があるとも。
後は・・・ボランチをどうするかだ。
俺達が悩んでもどうしようもないのは分かってるんだけどね~(笑)

さて、次はどの試合にいきましょうかね。