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人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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池上彰『そうだったのか!日本現代史』 および ・・・・・・ 戦後日本の選択

2020-04-25 05:00:00 | 近現代史

池上彰『そうだったのか!』シリーズの「日本現代史」は以前取り
上げた(→こちらこちら)。

政治に100点満点はなかなかない。70点か80点取ればいいほうだろ
う。
そうした意味において、私は戦後昭和史の(国民多数の)選択はよ
かったと思っている。

最近は、『そうだったのか!日本現代史』をちょっとした手掛かり
に、暇に飽かして、あらためて終戦から60年安保騒動までを「研究」
している。



池上彰『そうだったのか!日本現代史』(集英社文庫、2008/12)



遠山・今井・藤原『昭和史(新版)』(岩波新書、1959/8)
・昭和20(1945)年8月8日、ソ連は、「当時有効だった日ソ中立条
 約を破り」、満洲、朝鮮等へ侵攻した。
→本書では「 」内をそっくり「連合軍の求めにより」と<ソ連の
 説明>に則って書いている。「日ソ中立条約違反」とは一言も書
 いていない(p239)。
〇「日ソ中立条約違反」と「シベリア抑留」で、戦後の日本人は反
 ソ感情をいだいた?

・(昭和25[1950]年)6月25日、ソ連、中国の了解を得た北朝鮮
 は38度線を越えて韓国へ侵攻した。
→本書では、<北朝鮮の宣伝>に忠実に、「25日、北朝鮮軍が攻撃
 してきたという理由で、韓国軍は38度線をこえて進撃を開始した。
 26日、北朝鮮軍は韓国軍に反撃、逆に38度線を越えた」と書いて
 いる(p276)。
(絶版にはなっていない)。



石川真澄『戦後政治史』(岩波新書、1995/1)
「衆参両院の全選挙データ」(1995時点)がまことに便利だ。
--Wikipediaでも調べることができるが・・・・・・。
(2010年に第三版が出ている。山口二郎との共著)



日高六郎編『1960年5月19日』(岩波新書、1960/10)
「1960年5月19日」は、60年安保改定に関し、衆議院特別委員会で
「強行採決」(→こちら)が行われた日である(衆議院を通過した
のは「5月20日」だ)。
・・・・・・本書は現在精読中。「60年安保改定はケシカラン」という立
場なのかしらん。(いまだ絶版にはなっていない)。


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