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人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

佐藤しのぶソプラノ・リサイタル2014 経過観察 週間フォト日誌

2014-09-22 05:00:00 | 音楽

9月15日(月・祝)、佐藤しのぶソプラノ・リサイタルに足を運んだ。
(東京オペラシティコンサートホール)
佐藤しのぶさんのリサイタルは、私にとって二度目、最初は10年ほど
前ではないかしらん。
今年は、「トスカ」ハイライトに市原多朗さんと堀内康雄さんが出演
するということを、あらためてチラシで知り、急遽、チケットを買った。

佐藤さんと市原さん、堀内さんは、世界的に活躍。いずれも10年に
一人現れる、世界的な日本人歌手といえるだろう。

ちなみに年齢のことをいったら叱られそうだが、それぞれ56、64、49
歳になられる。

市原さんは私と同じ寅である。ちなみに、38歳で早世された山路芳
久さんも同じ寅年であった。

この年齢で歌える歌もあるだろうが、15年前にこの方々を聴いてみた
かった・・・・・・、とちょっと考えた。


<プログラム>
第1部
(佐藤しのぶ)
G.F.ヘンデル オンブラ・マイ・フ
A.スカルラッティ 菫(すみれ)
G.F.ヘンデル 私を泣かせてください
(市原多朗)
P.トスティ かわいい口元
P.トスティ マレキアーレ
(佐藤しのぶ、堀内康雄)
G.プッチーニ 歌劇《トスカ》第1幕より
恋人たちの〈愛の二重唱〉から「トスカの愛の語らい」
歌劇《トスカ》第1幕より〈テ・デウム〉
第2部
(堀内康雄、佐藤しのぶ、市原多朗)
G.プッチーニ 歌劇《トスカ》第2幕より
三重唱と二重唱、そして〈スカルピアの死〉
(市原多朗、佐藤しのぶ)
第3幕より 大詰め
ピアノ伴奏;森島英子

ステージ左右に「佐藤しのぶ ~歌に生き、愛に行き~ デビュー30
周年記念リサイタル」
すべて、字幕付き、親切でGood!
座席は1F-32-4(最後列)--少々遠かったかな。

(佐藤しのぶ)
G.F.ヘンデル オンブラ・マイ・フ
A.スカルラッティ 菫(すみれ)
G.F.ヘンデル 私を泣かせてください

おなじみの曲ばかり。上半身にまったく力が入らない、透き通るような
発声と響き。フォームがまったく崩れない。「オンブラ・マイ・フ」はわず
かなデュナーミク。「菫」は技巧的。「泣かせてください」には、こちらが
泣きそうに。
伯爵夫人のごとく、姿勢よく、堂々と退場。

(市原多朗)
P.トスティ かわいい口元
P.トスティ マレキアーレ

「マレキアーレ」の市原節(--市原さんは中低音もいい。)がすばらし
かった。最近、オペラはあまり出演されないけれど、まだまだ聴きたい
ですね~。

(佐藤しのぶ、堀内康雄)
G.プッチーニ 歌劇《トスカ》第1幕より
恋人たちの〈愛の二重唱〉から「トスカの愛の語らい」
歌劇《トスカ》第1幕より〈テ・デウム〉

佐藤さんに続く、堀内さんのスカルピアが圧倒的な歌唱。声量にビックリ!

~休憩~
ワグネルの先輩と少しく談笑。

(堀内康雄、佐藤しのぶ、市原多朗)
G.プッチーニ 歌劇《トスカ》第2幕より
三重唱と二重唱、そして〈スカルピアの死〉

佐藤さんは役柄に没入。一声入魂、オペラの世界。市原さんと堀内さん
には譜面台が置かれていたが、佐藤さんは暗譜の歌唱。

(市原多朗、佐藤しのぶ)
第3幕より 大詰め

最後はお二人とも暗譜。長い前奏後の「星は光りぬ」。その後半は気持ち
も入った、泣きのある絶唱にブラボーを叫んだ。ブンダバー、である。
トスカは、絶望にサンタンジェロ城から身を投げるところで暗転となった。

(あるオペラステージでお城からトランポリンに身を投げたら、上に大きく
はずんでしまい、客席からもそれが見えたという笑い話を思い出した)。


アンコール後は、もうこれでおしまいとばかり、大きく左手を挙げて、下
手に下がった。




オペラシティのパフォーマンススペース


コンサートホール


開場





たくさんの花が寄せられた


休憩中



プログラム



アンコール プッチーニ「蝶々夫人」より「かわいい坊や」

 

   *    *    *


週間フォト日誌

9月15日(月・祝)
産経新聞5面「単刀直言」に輿石東参院副議長が登場。
○「レッテル主義」とか、「食わず嫌い」というのはよくない。産経は民主党
 批判だけだと決めつけるのもおかしい。

朝日新聞問題については、
○国際社会にあらぬ誤解が広まってしまった。誤報で国内外の多くの人々
 をミスリードした責任を、朝日がどうやってとろうとするのか。そこに注目
 したい。

○安倍さんはよくやっている。

このインタビュー記事はQ&A方式ではなく、産経側がまとめたもので
あり、輿石氏が事前に記事に目を通しているのか分からない。
シンプルにいえば、
「左右を問わず、だれが考えても問題は(ほとんど)同じだ」、
といえるかもしれない。




彼岸花=(曼珠沙華)


ススキ


銚子丸のランチ



上島珈琲店


池上彰さんの「新聞ななめ読み」コピー

山内図書館にて、池上彰さんの「新聞ななめ読み」(朝日新聞平成26
年9月4日付)をコピー。
朝日新聞「池上さんと読者の皆様へ」と「池上さんのコメント」を確認。
インターネットでも閲覧できるが、「原典にあたる」のが原則である。


9月16日(火)
先日、ヤマト便の着払いでLPをどっさりディスクユニオンに送った。
そのディスクユニオンからより明細付きのメールが来た。

LP129枚で14,660円。1枚あたり114円と思ったより高く売れた。
一番高いのはDGの輸入盤で1,000円である。お宝かな?



文藝春秋10月号






神田駿河台3丁目



新お茶の水 細いビルは改修中



第17回六連プログラム(昭和43年)
うちの社員さんが家から「こんなものが出てきました」と持ってきてくれた。
指揮者の先生方の写真がお若い!


ワグネルは「New Moon」を演奏。


9月17日(水)
茅場町の早期胃癌検診協会で年1回の健康診断。









九段下ホーム


茅場町交差点 花王


胃のバリウム検査でほとんどまっさかさま。
かえって具合が悪くなりそう。


割烹辰巳にて昼食 年1回の健康診断後はいつもここ。





刺身定食 1200円
ご主人が私に
「サバ食べます?」
「・・・・・・」
「サバ召し上がります?」
「えっ、あ、はい、食べます、食べます」
(「頂戴します」というべきところだった。恥ずかしい)。








龍名館のカフェ


ランチメニュー


9月18日(木)
週刊文春、週刊新潮発売日。



それに合わせるかのように、朝日新聞は「朝日新聞に読者のみなさま
から  Voice 特集版 声」を掲載した。全文を読んだ。
掲載された投書の見出しは朝日新聞が付けるのだろうが・・・・・・
○信頼回復へ血のにじむ努力を
○「スクープありきではなかったか
○活字への信頼を裏切られた
○読者の気持ちを読めていない
○市民の声もっと謙虚に聴いて
○一日も早い名誉挽回待っている
○先入観を排して取材にあたれ
○父が好んだ朝日だから悲しい
年齢層は19歳~77歳。

「朝日新聞の一連の問題に対し、『声』の寄せられた投稿は千通を超え
ています。多くは厳しい批判です。きょうは『声』特集版で、みなさまの
意見を紹介します。 『声』編集長 小森保良」

「千通を超える」投書から8編を選んでいる。(朝日新聞に限らないが)
むろん無作為に選んでいるはずもなく、ある意図を持って選別している
わけである。
「ある意図」を理解していなければ、投書欄には載らないだろう。
どうせなら投書「すべて」を公開して、本にすればおもしろいだろう。

それにしても「活字への信頼を裏切られた」ではなく、「朝日新聞への
信頼」ではないかしらん(笑)。

「声」欄といえば、高校時代、クラス会などでそれを必ず読んでいると
公言している女子(女史ではない)がいた。当時、なぜかいけ好かな
かった(笑)。



簡単な夕食








ヴィドフランスにて

午後7時から池袋でOB練習。
「ありがとう、ダークダックス」から「アムール河の流れ」と「R.シュトラウス
歌曲集」。

「アムール河の流れ」の3拍子は、私も含め、大の苦手。3拍子は木下
先生にも畑中先生にも徹底的にダメ出しをされた記憶がある。(小田原
の皆さんに笑われそう(笑))。



発声練習中



「R.シュトラウス歌曲集」は現役時代に歌ったことがある。曲自体難しい
が、それ以前に今は声がついていかない。現役時代を8点としたら、今
は2点だろう(笑)。




9月19日(金)
1か月ぶりの虎の門病院。

採血真空管4本。
採血の時、看護師は決まって「ちくっとします。痛くないですか」と訊く。
ほとんどの場合、ちくっとするけれども痛くないが、この日は見事に痛
点に当り、「痛くないですか?」、「ウーン、まあ大丈夫です」、「大丈夫
ですか?」、「ウ、ウーン。なんとか、ウー・・・・・・」となってしまった。
おまけに5分間の止血後は内出血してしまった。

腹部超音波
血圧132-75
OGT;16(前回[8/18]14)
GPT;12( 〃 10)
前回(8/18) HCV C型肝炎ウイルス「検出セズ」
これでウイルス「検出セズ」は3か月となった。

先生いわく
「HCV RNA定量のウイルス検査は、10年前に比べ精度が上がって
いるので、かなりいいですね~。ブンダバーさんは、インターフェロン
の初期の段階からご苦労されたから」

例えていえば、10年前では、10単位でも「検出セズ」という結果だっ
たが、現在は、2単位以下で「検出セズ」ということなのかしらん。

またひとつ「著効」に近づいたといえるかしらん。もしかすると全快す
るかもしれない・・・・・・。油断せず、節制を続けよう。

次回は2か月先の11月7日(金)となった。





落葉樹


ドウダンツツジの紅葉が進行中。









駅前の河合塾


6:15発各停


7:28 新御茶ノ水駅プラットホーム


神田駿河台3丁目 紅葉はまだ?





龍名館お茶の水本館 明治32年創業
元々は、当時日本橋室町名倉屋旅館の分店として創業された。


1階にベローチェのある日専連朝日生命ビル
なるほど朝日生命が入っている。




霞が関財務省前


虎ノ門金刀比羅宮
「大事故」がありませんように!








虎の門病院前の新虎道路


昼食 900円


5分、10分違うと大行列の御旦狐


スターバックス シナモンロールが大好物


森トラスト 虎ノ門2丁目タワーのランチコンサート
「華麗なるオペラアリアの世界」(大網かおりさん他)


測定器「健太郎」で血圧測定


財務省 建て替えはしないのかしらん。



9月20日(土)
ほぼ毎週視聴している「教養番組」(?)。

「サワコの朝」(TBSテレビ)
 佐渡裕さん登場。カラヤン(手の内側でオケをイメージ)とバーンスタイ
 ン(オケとは常に1対1の平等)の話がおもしろかった。
 佐渡さんがベルリン・フィルを振った時は、練習が2日間。オケからは
 「ここはこんなに大きくていいですか?」と質問が飛ぶ。ドイツ語でやり
 取りしていた。

「怪傑えみちゃんねる」(関西テレビ)
 上沼恵美子(59)、太平サブロー(58)、円広志(61)。
 いかにも関西がオモロシロイ。




9月21日(日)
ワグネル(と稲門)OB盛岡演奏会を失礼して、自宅リフォーム、整理
整頓。


CDはジャンル別作曲家別に分類。


文庫棚の一角。昭和史関連が多い。



<チラシのページ>


南麻布のランチタイムコンサートに
前田勝則さん(10/2)と永澤友衣さん(11/27)
が出演される。



アリババと15人の盗賊第26回リサイタル


<本棚の整理から>


團伊玖磨『パイプのけむり』単行本


スマイルズ『自助論』

明治4年、中村正直訳『西国立志編』
「天は自ら助くる者を助く」はこの本のすばらしい言葉。
Heaven helps those who help themselves.


手塚治虫『火の鳥』全7巻



毛沢東『実践論・矛盾論』(角川文庫)
学生時代、毛沢東は何を言っているのだろう?と読んだ本。
訳者は、「毛沢東、命(いのち)」、文化大革命礼賛の安藤彦太郎先生。
安藤先生は、いわゆる「進歩的文化人」かしらん。



毎日新聞政治部『安保 迷走する革新』(角川文庫)

25年ほど前、昭和62(1987)年の発行。
その昔、私の高校時代、中国は「岸、佐藤兄弟の反動内閣と、日米安保
絶対反対」だった。

「毎日新聞政治部の政治ドキュメントは、これに限らず、おもしろかった。
「集団的自衛権」についても、中国はそのうち反対しなくなるかもしれない。

大学1年のクラスの討論会で
「日米安保は廃棄しなければいけない」
と主張している男子がいた。
私が
「中ソ友好同盟相互援助条約」で日本を仮想敵国として明記しているの
はどう考えればいいのですか?」
と質問したら、
「それはね~、日本と米国が安保を結んだから、社会主義国として防御
的に結んでいるんです」
とまことにヒステリックに叫んだ。
私はそれを無視したというか、反論しなかった。しかし、事実は、中ソ友
好同盟相互援助条約(1950/2)が先であって、日米安保(1951/9)
はその後に締結されたものである。むろん私はそれを知っていた(笑)。

その翌年3月、彼はワグネルの豊橋演奏旅行に来て、盛んに私に声援
を送ってくれた。その名前は思い出せない。



以前書いたかもしれないが、ニューヨーク・タイムズのジェームズ・レスト
ンが周恩来と会見した時(--それはたしか1971年当時の文藝春秋
だか中央公論に載ったと記憶する。)、周恩来は日米安保、絶対反対と
主張した。
するとJ.レストン記者は、日米安保が破棄され、日本が米国の核の傘
に入らないとなると、日本は核武装するのではないですか?という趣旨
のことを質問した。
それに対して、周恩来は、あわあわと何か意味不明のことを言ったので
はなかったかしらん。今度、原点にあたってみよう。



いま読み返してもなかなかおもしろい。



G.オーウェル『動物農場』(角川文庫)

昭和47(1972)年購入。動物たちが農場主を追放して、平等な共和国
を作る。しかし、豚が独裁者、特権階級となって、他の動物たちを支配
する物語。ソ連共産主義体制批判の書。


A.ハックスリー『すばらしい新世界』(講談社文庫)
上記同様、アンチ・ユートピア小説である。


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