7月11日(土) すみだトリフォニーへ。新日本フィル2014/15シーズン
最後は、ダニエル・ハーディングの登場。シーズン最後を飾るにふさわ
しい、マーラーの「復活」である。
D.ハーディングの登場とあって、1階席までかなり埋まっていた。早い
もので、ハーディングも今年40歳になる。
マーラー 交響曲第2番 ハ短調 「復活」 ( )内は今回のタイミング
第1楽章 Allegro maestoso:徹底して深刻で荘厳な表現で(23分)
第2楽章 Andante moderato:きわめてゆっくりと!決して急がず!
(10分)
第3楽章 穏やかに流れるような動きで(11分)
第4楽章 「原光」:きわめて荘厳に、しかし簡素に(5分30秒)
第5楽章n終曲:スケルツォのテンポで(36分)
指揮;ダニエル・ハーディング
Sop.;ドロテア・レシュマン
Alto;クリスティアーネ・ストーティン
合唱;栗友会合唱団
合唱指揮;栗山文昭
コンサートマスター;崔文洙
開演前のステージは、クラリネットの重松さんほか10人以上が楽譜の
おさらいをしていた。オーケストラは、ハーディングお決まりの対向配置。
2時2分合唱団が左右から続々と入場。140~150人規模の大合唱団。
150人とすると、女声80人、男声70人かしらん。
2時5分にオケが入場。6分に崔さんが拍手で迎えられる。ステージは
ぎっしり。ハーディング登場までやや長く感じられ、会場が静寂に包ま
れる。
2時8分、ハーディング登場に大拍手。毎回書くが、ハーディングは170
cmくらいだろう。
第1楽章 Allegro maestoso:徹底して深刻で荘厳な表現で(23分)
木管のメロディーに会場も静まり返る。最後はp。
ここでソリストとオルガニストが入場する。拍手がパチパチ。
第2楽章 Andante moderato:きわめてゆっくりと!決して急がず!
(10分)
レントラー。pの部分で飴の紙が耳触り。ハーディングのdim.は男性的?
最後はp。
第3楽章 穏やかに流れるような動きで(11分)
ティンパニの強打!で始まる。ここでも3拍子。もたれないが、さりとて
さっぱり系でもない。メロディーが次々に生まれてくる。ここでも最後はp。
第4楽章「原光」:きわめて荘厳に、しかし簡素に(5分30秒)
attacca。ストーティン(Alto)が立つ。ブラス・アンサンブルがすばらしい。
(私は)ドイツ語の発音を気にする。最後はまたもp。
第5楽章終曲:スケルツォのテンポで(36分)
fの開始。レシュマン(Sop.)が水分補給。またも飴の紙(怒)。室温は
25℃以下かな。盛り上がりながら後半に入る。「復活」の世界。
16分でレシュマンがまた水分補給。20分にレシュマンが立つ。合唱pp
の開始は全員座ったままで--合唱が静かに沸き起こる感じ。ppの
legatoとはいえ、趣味からするともう少し子音を立ててほしいのだが、
贅沢な注文かしらん。聴いている席(1階28列)のせいもややあるのかな?
31分、合唱も一斉に立つ(1時間半近く座りっぱなしで立つのは難しい)。
男声合唱の響きがすばらしい。
34分、fの全員合唱。レシュマンも精一杯張り上げる。クライマックスは
すばらしい盛り上がり。
36分、演奏が終わり、ハーディングの腕が下がると拍手とブラボーの嵐
(この曲でブラボーが来なければおかしい?)となる。私も3回叫んだ。ラ
イブの興奮はたまらない。ハーディングは、合唱団に向かって、両手での
ガッツポーズだった。
ハーディングは、何回か聴くうちに分かってきたが、イギリスの指揮者
らしく(?)丁寧なデュナーミク作りで、熱くなっても決してバーンスタイ
ン的な演奏にはならない。粘るマーラーにもならない。しかし、ここぞと
鳴らすべきところはすべて鳴らしている、と言えるのではないかしらん。
プログラム
11:50の急行
錦糸町着
演奏会前、ドトールでペースを調整。
錦糸町駅前
東京スカイツリー
大ホール入口
「途中休憩はございません」
階段左側はサイン会に並ぶ人々
帰りは叔母さん(89)とつばめグリルで反省会。
帰路、錦糸町5時16分の中央林間行急行
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