12/5 東響第84回川崎定期

オミクロン株による入国規制。その影響が早くも音楽界に出てい
る。
Ｎ響もワシーリ・ペトレンコ、ファビオ・ルイージ、新日本フィ
ルはシモーネ・ヤングがキャンセルになった。
おちおちチケットも買えない？


12月5日（日）、ジョナサン・ノット／東響（川崎定期）を聴き
に行く（ミューザ川崎。14時開演）。

ジョナサン・ノットは、入国のタイミングでキャンセルにならず、
年末の「第九」も振るという。逆にヨーロッパをキャンセルして
くれたようだ。
一方、ピアノのソリスト、ニコラ・アンゲリッシュは体調不良で
キャンセル。代わりに、大物ゲルハルト・オピッツが入った。


＜プログラム＞
１．ブラームス　ピアノ協奏曲第2番　変ロ長調　op.83＊
－－休憩－－
２．ルトスワフスキ　管弦楽のための協奏曲
指揮：ジョナサン・ノット
ピアノ：ゲルハルト・オピッツ＊
コンサート・マスター：小林壱成


この日のコンマスは小林壱成さん。隣にニキティンさんが座る。
オーボエ首席は荒絵里子、フルート相澤政宏、クラリネット吉野
亜希菜、ファゴット福士マリ子の各氏。

以下いつもながらつたない寸評を･･････。

１．ブラームス　ピアノ協奏曲第2番　変ロ長調　op.83＊
ブラームスのピアノ協奏曲は、第1番にしても第2番にしても50分
以上の大曲だ。第2番は協奏曲には珍しく（？）4楽章制をとって
いる。

弦楽5部は対向配置の14型（14-8-10-12-14）。
柔かなホルンの出だし。ブラームスであるか、オケは重厚な響き。
オピッツは、姿勢を崩さず、オケと一体の演奏だ。
第3楽章はビオラのパートソロによるメロディーがややノスタル
ジックでいい。

終わると、オピッツはノット、コンマス、チェロトップと握手。
マスクをした後に両手を挙げ、オケを盛んに讃える。

最前列にどこからかカメラマンが登場。望遠レンズで盛んにオピ
ッツを撮影していた。
（演奏時間：約49分）


２．ルトスワフスキ　管弦楽のための協奏曲
「この曲を聴くのは初めて？」と思いきや、「ブログ内検索」で
調べると、7年前、ウルバンスキ／東響で聴いていた。ウルバン
スキも暗譜だったが（それしか覚えていない？）、ジョナサン・
ノットも暗譜による指揮だ。

ブラームスとのプログラミングは？ルトワルスキはブラームスの
発展したものなのか。一種の「変異」か。
この曲名を当てられる人は相当な「通」だろう。

弦は16型（16-8-10-12-16）、引き続き対向配置。
(1)ティンパニ（清水氏）の強打が効いている。何の音かな？･･･
･･･チェレスタの単音だ。ルトスワフスキは変わった和声進行だ。
言えることは20世紀の音楽（音）であることだ。
(2)シロフォンが響く。ノットは速いテンポに左や右を見ながらの
指揮。スネア・ドラムも大活躍。

(3)コントラバスのピチカート。不気味な楽章だ。ベテラン最上氏
のイングリッシュ・ホルンが際立つ。その後、各所にｆからｐへ
の長いdim.が出現する。ノットはいつもながら、時に腰を落とし、
噛みつきそうに指示を出す。
最後はｆで、ノット以下全員がサドン・ストップ。
（演奏時間：約34分）

カーテンコールでは真っ先にホルン。フルート、オーボエ、イン
グリッシュ・ホルンと立たされていった。

ノットはカーテンコールで何度も出たり入ったり、おしまいには
一人で登場、ステージ中央で盛んに手を振り、おじぎ。
1階前列もＰ席もスタンディング・オベーションで盛り上がった。

15時55分お開き。





12:20


12:22


12:38　ありゃ！東海道線がトラブル？急遽、溝の口まわりに。


12:42　あざみ野


12:52


12:55


12:56


12:59　武蔵溝ノ口


13:16　無事に川崎着


13:16


13:17


13:20


13:21　まずは体温チェック


13:23


13:27　開演前　ピアノが中央にセットされている。


15:03　休憩に


15:04


15:05　第2ステージを前に


15:58　分散退場中


16:00


16:03


16:09


16:09


16:14


16:23


16:26


16:30


16:36　横浜より


17:03


17:06　
うっかり、優待パスではなく、パスモで入場したので、退場時に
取り消してもらう。


17:07