子供の頃、森繁久弥主演の東宝映画喜劇「社長シリーズ」が大好きだった!社長が
森繁、総務部長加東大介、営業部長三木のり平、秘書課長小林桂樹。久慈あさみ
(社長婦人)、司葉子、フランキー堺などが常連メンバーだった。
競争相手の会社、出張先でのロケ、お色気話、お得意の宴会芸などてんやわんやの
物語である。
東京オリンピックの年である昭和39(1964)年の封切り作品「社長紳士録」DVD
を観た。(音楽は山本直純である。)
ロケ地は鹿児島だったが、鹿児島までの飛行機が小さいこと、自動車が少ないこ
と、懐かしい世界である。映画に出てくるキャバレー、お座敷接待での宴会芸など
はもう見られないのではないだろうか。
話はそれるが、一般的に社員旅行なども今はほとんどないのではないか。毎月給料
日に部長から平社員まで傾斜で積み立てをして、年に1回熱海などに旅行するので
ある。宴会ではそれぞれが隠し芸を披露(ひろう)する。会社の若い人に話したら
「えーっ、信じられない」という顔をしていた。
監督の松林宗恵(しゅうえ。大正9(1920)年生まれ。)は名前からも想像はでき
るが、僧侶であり、仏(ほとけ)の心を映画で描きたいという想いを持っていたら
しい。仏の世界も広いといえよう。昔の喜劇は、笑いの中に「何か」があった。
参考までに封切りの時点におけるそれそれの俳優の年齢は次のとおりである。
みんな若かったのである。
森繁久弥 51歳、加東大介 53(*)、三木のり平 40(*)、小林桂樹
41、フランキー堺 35(*)、久慈あさみ 42(*)、草笛光子 31、
司 葉子 30、池内淳子 31。
(*)の方は故人である。
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「七人の孫」懐かしいですねぇ。最近のテレビはエンタメ・お笑いが多く、ほのぼの系が少な
いように思います。
私は「孫」では島かおりが好きでした。ビデオがないのが残念!です。
社長シリーズはこれが最終回だったそうですが、好評のため延長されたそうです。海外ロケ
もありましたねぇ。そういえば昔は2本立て、場合によっては3本立てもありました。
役柄のイメージがありますからビックリ
森繁は七人の孫(これも昭和39年)で
「明治生まれの祖父」という設定ですが
本人は歴とした大正生まれ
因みにこのドラマの父親役の大坂志郎は
実年齢では森繁と7歳しか違わないのに息子役
他にも末っ子役のいしだあゆみは
僕の中では今でも当時のイメージの方が強い
典型的「劇場のイドラ」であります