人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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山内昌之『嫉妬の世界史』(新潮新書)

2009-06-12 05:18:50 | 読書
以前、イスラームに興味を持った時に、集中的に数冊の本(専門的なことを分かり
やすく書いた新書など)を読んだ。その時に、イスラーム地域研究の専門家たる山
内昌之さんを知った。氏はまさしく団塊の世代である。現在は東大大学院の教授を
しておられる。

その山内氏が書いた『嫉妬の世界史』は本当におもしろい!文学と歴史、共通のい
いテーマに眼を付けられたものである。読み始めたら止まらない。

森鴎外の勤務生活は、同僚の「嫉妬」との闘いであったようである。その他、山下
奉文と東条英機。劉少奇と毛沢東。源頼朝と義経。徳川慶喜と勝海舟等々が登場す
る。最後に「嫉妬されなかった男」でしめくくられている。


巻末の主要参考文献は59冊が挙げられている。


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