人生ブンダバー

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『昭和史探訪』(角川文庫)1985

2022-02-13 05:00:00 | 近現代史

これは以前書いたかもしれないが・・・・・・、私が戦前の「昭和史」
に興味を持ったのは大学受験「浪人」中の予備校時代だ(現役の
高校時代は、日本史の授業でも「昭和史」はほとんど習わなかっ
た)。

同じ予備校に通っていた親友のT内くんに対して「これからも
昭和史を勉強していこう」と言ったら、「そんなのは今のうちだ
けじゃないか
」と笑われた。


閑話休題。
昔(--昭和39年~10年間)東京12チャンネル(現テレビ東京)
で三國一朗のインタビューによる「私の昭和史」という番組があ
った。「歴史」の当事者にインタビューする番組だった。

本書は、おそらく、それを再構成したものではないかしらん。
単行本としては、昭和49(1974)年に番町書房から刊行されてい
る(文庫化は昭和60[1985]年)。

本書第1巻から5巻までの「証言者」は60人。
今、例として、10人を選んでみると、次のようになる。

これを見ると、すべて明治時代のお生まれだ。
戦前昭和は、明治生まれの人が「活躍」した時代だった、と言え
るだろう。

三國一朗のインタビューがいい。本を読んでもよく分からないこ
とが、「当事者」の証言を聴くと分かる場合があることもある。

     生没年(没年齢)巻
鈴木貞一:1888-1989(90)③
高橋亀吉:1891-1977(86)①
遠藤三郎:1893-1984(91)②
福本和夫:1894-1983(89)①
柳井恒夫:1895-1981(85)②
今井武夫:1898-1982(84)③
加瀬俊一:1903-2004(101)③
源田 実:1904-1989(84)③
三木武夫:1907-1988(81)④
細川護貞:1912-2005(93)⑤
(M45/7/17生まれ)


ちなみに、私の祖父は、1880(M13)年生まれと1882(M15)年
生まれだ。太平洋戦争終戦の年は、それぞれ65歳と63歳だった。

『昭和史探訪』三國一朗、井田麟太郎(東京12チャンネルプロ
デューサー)編
第1巻 昭和初期
第2巻 日中戦争
第3巻 太平洋戦争前期
第4巻 太平洋戦争後期
第5巻 終戦前後


『昭和史探訪』

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○藤井竜王史上最年少で五冠達成!


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