お雛さま ちょっと早いけど・・・・・
日系Ⅲ世のデニス。
昨春、ペルーから県費留学生として娘の大学の同じ研究室に入ってきました。
頭脳明晰、明るく社交的。笑顔がとっても可愛い女性です。
才色兼備とは彼女のための言葉ではないかと思います。
先日、もう一人、ブラジルからの留学生と共に日本文化の“盆踊り”を習うデニスの姿がニュースで流されました。
インタビューに答えて、
「ボンオドリ、ムズカシイデス。」と言ってました。
国際交流のためいろんなイベントに狩り出され、休む暇もなかったことでしょう。
3月14日には日本を発ちペルーへ帰ります。
せっかく日本に慣れてきたのに・・・でも、彼女にはまた日本へ来たいという夢があるようです。
昨年春に日本へ来た時には日本語が全然話せませんでした。心細かったそうです。
ところが、今では、母国のスペイン語と英語を上手く操り、その上日本語も上手になりました。
先日、日本語検定3級に見事合格したそうです。
「英語を学ぶにはいいチャンス」と思った我が家の娘でしたが、デニスの日本語上達の速さには敵わなかったようです。
「心さえ通い合っていれば、後はジェスチャーでカバーして何とか通じるものよ」なんて言ってます。
娘にとっては二度と経験することができない素敵なめぐり合いでした。
デニスを介して他の外国人(ニュージーランド、ブラジルなど)とも交流がもてたのです。
そう、今日は聖バレンタインデー。
しかも今日はデニスの誕生日なのです。
ロウソクは5本しかありませんでしたが・・・
「ワタシ、ツエンティーファイブ・・・」なんて笑顔で言ってましたが、実際は???
私たちはこの日のために数日前からデニスの喜びそうな献立を考え、材料を揃え、
昨日は隅々のおそうじ、そして料理の下ごしらえと、
デニスに会える喜びが大きく、結構楽しみながらやっていました。
娘のM子は「楽しい」を連発しながら散らし寿司とケーキ作りに精を出し、
そうそう、千葉の姉から送られてきた有機栽培のイチゴが上手い具合に間に合いました。
私はというと、ごぼうとレンコンのきんぴらや鶏のから揚げ、おすましそれに青菜の胡麻和えなどなど。
茶碗蒸しは、おばあの担当です。おばあにも出番を作ってあげました。
「ゴハン、オイシカッタ。オハナシ、タノシカッタ。プレゼント、イッパイモラッタ。」
デニスは嬉しそうでした。
誕生日を一人で過ごさなければならないのかと不安に思っていたので、誘われた時には嬉しかったそうです。
私の2005年8月26日の記事「Hello!! How are you?」があります。
私が外国人と話が出来たのは、英会話のコリン先生以来です。
片言ではありますが、久しぶりに英語を使うことができ大満足です。
むーさんのブログで目にしていた「I am very glad to see you 」も使わせてもらいましたよ。
午後9時過ぎにアパートに送って行く途中、
「英語で話したのはコリンが一人目、デニスは二番目よ」と言うと、
後ろの座席から「ワ~オ!!」と元気な声が返ってきました。
デニスも私たちも楽しい時間をすごすことが出来たし、
また、内輪での国際交流が出来て、思い出に残るバレンタインデーでした。
デニスとはこれからもSkypeで話そうと約束しました。
<追記> 2月16日
昨日降り続いた雪が止み穏やかな日を迎えました。この冬一番の雪を掲載いたします。