山内圭哉×福田転球 wat mayhem 『2cheat3』

（2006年5月11日午後6:30開演　名古屋市青少年文化センター アートピアホール）

作・演出・出演：山内圭哉（Piper）、福田転球（転球劇場）

山内圭哉、福田転球の芝居ユニット「wat mayhem」による台本のない二人芝居。
3回目にして初の名古屋公演。大いに笑わせてもらいました。

G2プロデュースの「ガマ王子 VS ザリガニ魔人」「ダブリンの鐘つきカビ人間」で山内さんの芝居にハマってしまい（「新選組！」では橋本佐内役でした）、また彼の芝居を観たいと思ってチケットを購入。公演をかなり後で知って発売日からしばらく経っての購入でしたが、13列目の真ん中となかなかいい席。

ちなみに、ぴあのチケット販売状況が一昨日まで「余裕あり」になってたので「ひょっとしてガラガラなのでは…」と主催者でもないのに心配していたのですが、1階の500席はほとんど埋まってました。

そもそもPiperも転球劇場もあまり名古屋に来ないので、主催者側もワンブロックが埋まる程度しかお客さんが来ないのではないか？と心配をしていたそうですが。


【以下ネタバレあり】







会場ロビーには「ゲスト　平田オリザ」「桂雀三郎」「出きれば寝ていたい」などのお習字が貼ってありました。本当に作家の平田オリザが来るのかと思ったよ・・・。

内容は、自殺願望のある作家と謎の男の芝居を大枠に、4本のおもしろコントとタイで収録したおもしろVTRの上映。

コントはどれも面白かった。一番笑わせてもらったのは「ケチャ姉」。お芝居のワークショップにひとりでやってきた男性と講師ケチャップのマンツーマンならぬワンツーマン講義。

コントごとにボケツッコミを交代していましたが、このコントでの転球さんがボケ倒して山内さんがつっこむパターンの方が好み。言葉を出しかけて言わない転球さんに「言うなら言う、言わないなら言わない！」とつっこむ山内さん、いいです。ちなみに山内さんは予想もつかない転球さんのボケにかなり吹き出してました。

1時間40分の予定のところカーテンコールを含めて約2時間。

カーテンコールでは名古屋とのつながりについて少し。お二人とも舞台で名古屋に来ることはあまりないですが、山内さんの奥さんが愛知出身、転球さんの母の実家が愛知という縁があってプライベートではしょっちゅう来てるそう。

「大阪まで新幹線で50分、アーバンライナーなら2時間や！」と名古屋通ぶりを披露していました。世界の山ちゃんの事も言ってたと思う。

ちなみに山内さんは「噂の男」という芝居で9月、名古屋に来ます。

これがすごい。

作：福島三郎
演出：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：堺雅人
　　　橋本じゅん
　　　八嶋智人
　　　山内圭哉
　　　橋本さとし

この顔合わせは観たい！

俳優陣がほとんど「新選組！」の出演者ですね～。作家の福島さんは東京サンシャインボーイズに在籍していた、三谷さんのお弟子さんに当たる方。この方が主宰している泪目銀座のお芝居が面白かったので期待したいっす。