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お久しぶりです。ネタバレあります。

春風亭昇太独演会 「オレスタイル」 (テレピアホール)

2007-08-11 20:15:30 | 舞台・演劇
(2007年8月11日 テレピアホール PM1:30開演 B列2番)

人気落語家、春風亭昇太の独演会に初めて行ってきましたよ。
ホリイさんのコラムで、「東京の寄席では一番若い女性の集客力を持つ落語家」との調査結果を出していましたが、今日の客層はバラバラで、それでも若い女性は他の落語家に比べて多かった気がします。

オープニングは連続でやっているらしい、携帯マナー啓発の映像コント。
昇太は「電源キッタマン」なるヒーローに扮し、弟弟子扮する「電源イレタマン」と闘うと言うもの。

「普通にアナウンスでやるのは気分的にも嫌でしょ?」とはいかにも昇太らしい。
(それでも携帯のバイブ音があったのは許せない)

普段着で登場してのトークは、映像を撮った日にちょうど行われていた選挙にちなんで、30年前に手伝った事のある選挙の話と、田原総一朗が人の意見を通さないジジイになった話と、最近の許せない中学生男子についての話。

中学生男子には電車の向かいの席で「あっ!笑点野郎だ」と噂されて、「中学生男子が全員○ねばいいのに」と思ったとの事。同感。(笑)

昇太が着替えている間に登場したのは、談志の弟子である立川笑志。
来年真打ちになるとのこと。客席からも拍手が。

「反対俥」は、ある男が病弱な車夫と、反対に元気の良すぎる車夫に出会った噺。
噺よりも、「○青龍はキ○ガイ力士として拘束具を着て登場すればいい」などのマクラが面白すぎた。このあたりは師匠譲りか。

ここからは昇太の噺を三席(休憩10分を挟む)

「ろくろ首」
「野ざらし」
「死神」

これまでは会場ごとにネタを変えてきたが、今回はそれぞれのネタに繋がりを持たせる試みで、どの会場でも同じネタだとのこと。

どれも夏にピッタリのオバケ噺なのと、どの噺にも「戦国時代じゃないんだよ」と共通のツッコミを入れるのが新しい試みなのでしょうね。確かに面白かった。戦国時代の言葉の響きも面白い。

一席と二席の間にはナマ着替えを披露。そのついでに「次に出てくるのは誰だか知ってるし、空気を変えたくないので座布団をひっくり返さない」と、オレスタイルを披露。
あと、笑点にレギュラーで出てからは「結婚できないキャラ」が定着して困るとのこと。

こちらも朝青○をネタに「人間の想像を超えた体力があるから、腰の骨を折ってもサッカーができるんでしょうね。」とチクリ。

大ネタの「死神」は、噺家の間で「サゲ戦争」と言われるほど、噺家によってサゲが違うとのこと。

昔からあるのは、死神を追い払う術を悪用したろくでなしが、死神に命のろうそくの炎を吹き消されるというもの。
昇太は「悲しいサゲはかわいそうで嫌い」と言う事で、死んだと思った男が死神のスカウトで死神として生き延びると、さらにひと展開。

お優しい人柄でありますなあ。さすが若い女性に人気なだけある?


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