(2006年7月24日 MOVIX三好 2006年 日 ヴィスタ SRD)
羽海野チカ原作のベストセラーコミックを映画化。美大に通う将来も定まらない不安を抱えた男女5人の若者を中心に、登場人物のほぼ全員が片思いという甘酸っぱい青春模様を等身大に爽やかに綴る。
最後まで面白く観られたし、じゅうぶん切ない思いもできたので、普通に1本の映画として見れば悪くはない出来かな~。月9ドラマが視聴率アップの為に初回からキスシーンを入れるこのご時世、片思いの切なさと、人を思う時のキラキラをテーマにした映画はそうないし。
キャスティングにそれっぽい俳優を揃えたので、芸大の雰囲気が自然と出ていると思う。蒼井優の演技は憑依に近い。伊勢谷友介はさすが芸大出身だけあります。
でも、何か物足りないんだな~。
観る前に1巻を読んで、観た後に3巻まで読みましたが、映画に何が足りないのかと、原作が何故支持されているかがよく分かった。そして、いろいろ補完をできました。さて、明日6巻まで買ってくるか。
かなりハジけたギャグマンガでもあるので、原作ぐらいドタバタをやれとは言わないけど、もうちょっと笑いでキャラを見せたり物語を転がすぐらいのことをしても良かったと思う。その為に河原雅彦を脚本担当にしたんじゃないのかな。
ところどころそれらしいボケがあったけど、それを誰も拾わないのはどうかと思う。(河原さんが脚色してるテレ朝のドラマ「下北サンデーズ」はギャグも生活も結構丁寧に描いてるので面白いです)
脚本では「何か嫌な事でもあったんですか?」の会話の切り返しや、モノローグの使い方は上手いと思った。だから、それぞれの場面場面は悪くは無いんですわ。やっぱりこういう内容の豊富な原作ものは、エピソードの選択と構成が命です。
エピソードで言うなら、彼らの日常をもっと見たかった。原作で面白いのは、いらん話まで含めての彼らの日常。日常や学校での制作がしっかりあっての恋愛だの青春だのだと思うので、簡単でいいから彼らの生活や過去を思わせる話が欲しかった気がします。2時間って長いようで短いんだよねえ。
そんなわけで、脚本が描き切れないところを曲で語った、菅野よう子の音楽は良かったと思う。相変わらずヴォーカル曲まで全部書き下ろしているのには恐れ入ります。ただ、頑張りすぎて今回は曲が雄弁すぎた気がしますがどうでしょう。
主題歌であるスピッツの「魔法のコトバ」は文句無くよかった。この曲の為の2時間と言っても過言ではないとは言わない。
羽海野チカ原作のベストセラーコミックを映画化。美大に通う将来も定まらない不安を抱えた男女5人の若者を中心に、登場人物のほぼ全員が片思いという甘酸っぱい青春模様を等身大に爽やかに綴る。
最後まで面白く観られたし、じゅうぶん切ない思いもできたので、普通に1本の映画として見れば悪くはない出来かな~。月9ドラマが視聴率アップの為に初回からキスシーンを入れるこのご時世、片思いの切なさと、人を思う時のキラキラをテーマにした映画はそうないし。
キャスティングにそれっぽい俳優を揃えたので、芸大の雰囲気が自然と出ていると思う。蒼井優の演技は憑依に近い。伊勢谷友介はさすが芸大出身だけあります。
でも、何か物足りないんだな~。
観る前に1巻を読んで、観た後に3巻まで読みましたが、映画に何が足りないのかと、原作が何故支持されているかがよく分かった。そして、いろいろ補完をできました。さて、明日6巻まで買ってくるか。
かなりハジけたギャグマンガでもあるので、原作ぐらいドタバタをやれとは言わないけど、もうちょっと笑いでキャラを見せたり物語を転がすぐらいのことをしても良かったと思う。その為に河原雅彦を脚本担当にしたんじゃないのかな。
ところどころそれらしいボケがあったけど、それを誰も拾わないのはどうかと思う。(河原さんが脚色してるテレ朝のドラマ「下北サンデーズ」はギャグも生活も結構丁寧に描いてるので面白いです)
脚本では「何か嫌な事でもあったんですか?」の会話の切り返しや、モノローグの使い方は上手いと思った。だから、それぞれの場面場面は悪くは無いんですわ。やっぱりこういう内容の豊富な原作ものは、エピソードの選択と構成が命です。
エピソードで言うなら、彼らの日常をもっと見たかった。原作で面白いのは、いらん話まで含めての彼らの日常。日常や学校での制作がしっかりあっての恋愛だの青春だのだと思うので、簡単でいいから彼らの生活や過去を思わせる話が欲しかった気がします。2時間って長いようで短いんだよねえ。
そんなわけで、脚本が描き切れないところを曲で語った、菅野よう子の音楽は良かったと思う。相変わらずヴォーカル曲まで全部書き下ろしているのには恐れ入ります。ただ、頑張りすぎて今回は曲が雄弁すぎた気がしますがどうでしょう。
主題歌であるスピッツの「魔法のコトバ」は文句無くよかった。この曲の為の2時間と言っても過言ではないとは言わない。
TBしていただいて、コメントまでいただいてどうもありがとうございます。
そうなんですよ。ひとつひとつの場面はいいのだけど、
映画の流れに乗っていけないんですよ。
映画で初めて知る人は大丈夫なようですが、
やっぱり原作やアニメで知ってると、ちょっとねえ。
森田を演じた伊勢谷くんは経験者だけにサスガでした。
真似するだけでは芸術家になれないもんねえ。
コメントははじめて・・になるでしょうか。
原作を読んだ・・と言っても
去年の秋くらいで細かいとこは覚えてないんですが
現在深夜枠で放送中のアニメ版ハチクロのパート2を
見ておりまして。
たった30分でもそのなかでうるうるすることがあったり、
胸キュンになったりするんですよ。
・・・そういう気持ちの盛り上がりがなかったことが
自分には致命的でした・・・。
ただ、しょうゆで書いた龍とか、
はぐと森田のアクションペインティングなどなど
芸術家ならではのシーンとその作品たちは
すごいと思ったんですけどね・・。
いえいえ。実は読み始めの時は読みにくくて(笑)
頭だけ読んでしばらく置いといたのですが、慣れてきたら
一気に読めましたよ。
今日、9巻まで購入してきました。
この作品は、原作を読んでない人、特に、昔楽しいキャンパスライフ
を送った人にとりわけ好評のようです。
これはこれで、OKかな~。
>客
お、昔楽しいキャンパスライフを送った人が登場!
そういや、芸術系の学校に通っていたんだっけ。
あと、西田尚美も好きだったよね。
キャスティングは今の日本映画を代表する顔ぶれで
よかったですよね。加瀬亮は今度、周防正行の新作に
主演してるし、どんどん行くかと思われます。
ちなみに、僕が観た地方のシネコンでも寂しい入りでした。
シネマライズとか都市部の単館では大入りみたいです。
原作をほとんど知らないけど、数回テレビアニメで
深夜ちょこっと観た感じでは、キャスティングが最高かなと思いました。関めぐみ、蒼井優、加瀬亮、西田尚美あたりは役にぴったりな感じがとてもしましたw
いやぁ~それにしても、静岡県の映画人口って未だに少ないのかな?w公開二日目の日曜日というのにこの映画を観てたお客さんが俺を含めても10人以下でした(爆)
ちなみにこの日は「ブレイブ・ストーリー」と「Mi3」と三本観ちゃいました(^^
ありがとうございます(笑)
原作が好きすぎて、映画の方もついつい寛大な気持ちで
見てしまうのですが、やはり原作の持ち味を
生かしきれていなかったは残念です。
森田忍を原作キャラにしたら コメディになってしまうのだろうけど・・・。
彼らの子供じみた喧嘩や、あゆの 豪快で”おっとこまえ”なところとか
もっと見たかったな。