たまやんの「大きい画像の貼れるブログに引っ越したい」

お久しぶりです。ネタバレあります。

PARCO-RICOMOTION Presents 「ダブリンの鐘つきカビ人間」

2005-11-15 23:17:53 | 舞台・演劇
(2005年11月15日 愛知厚生年金会館 19:11開演)

後藤ひろひと作・G2演出のパルコ・リコモーション製作公演、好評だった2002年に続く再演です。

もちろん初演は未見ですが、本公演のプレ・イベントで、同じスタッフの「MIDSUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人」のDVDを観ていたので、どんな感じのお芝居になるのかは分かっていましたが、これほど笑えて泣けるとは思わなかった。

初めての後藤ひろひと×G2は、もう、大満足でした。

中世を思わせる街で繰り広げられる、不思議で哀しい純愛ものなのだけど、ところどころに挟まれる小ネタが可笑くて、笑っているうちに2時間が過ぎていった。

やっぱり一番笑わせてくれたのは大王、後藤ひろひとでしょう。

自分の書いた芝居なのをいいことに自分の部分はアドリブ満載で、王様役の時の初めの一言が、名古屋バージョンでは「せっかく高く登っても見えるのはビッグエコーの看板という観覧車はどうか?」というご当地ネタでした。よく調べてます。毎回王様のセリフは違うんだろうな。

ちなみに、ジョン・モリ司会のオープニングアクトは、カブト虫対クワガタのパントマイムでした。

「ガマ王子」でも面白かった山内圭哉さんはさすが。神父役での爆笑率は100%でした。市長役の池田成志さんとの掛け合いと群馬水産高校校歌が素晴らしい。

主役の2人の出番が少ないながらも美味しいところは全部持っていくというのは、この人たちの芝居の特徴なのかな。カビ人間役の片桐仁(ラーメンズ)とおさえちゃん役の中越典子2人の共演は微笑ましくて良かった。

前の公演が、カビ人間に大倉孝二というのは想像つくけど、おさえちゃんに水野真紀というのはちょっと考えられないな~。それぐらい中越さんは必死に、反対の言葉で食い止めたり、愛を語ったりするのが、初々しさと相まって良かったです。

他と違って1600席ほどの広い会場での公演なので、セリフの聴き取れない部分が少々あったのは残念なところだけど、とにかく名古屋でやってくれただけでも感謝。また次の公演があったら観に行きたいと思います。

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