「ジャンヌ・ダルク」

（2010年12月11日 赤坂ACTシアター ソワレ 18時開演）

演出：白井晃　脚本：中島かずき
音楽：三宅純　原案・監修：佐藤賢一

出演：堀北真希／石黒英雄　山口馬木也／柴本幸
塩谷瞬　高杉真宙　青木健／上杉祥三　春海四方／田山涼成
六平直政／浅野温子／西岡徳馬／伊藤英明

フランスの国民的ヒロイン、ジャンヌ・ダルクの物語を、初の日本オリジナル脚本で舞台化。大作だけあってキャストも豪華ですが、白井晃と中島かずきの組み合わせもかなり豪華で意外！

「プライド」のついでに観ようと思ってながら、なかなか手が出なかった公演。
なので、かなり後になってからチケットを取りましたが、なんと（ステージサイド席を除いて）実質2列目というすごい席でした。
イープラスさん、ありがとう！さすが主催なだけある！

中島さんのエンタメに徹した脚本を白井さんがどう料理するか？と、期待と不安でしたが、お二人ともお見事。日本人でも見やすい、かなり楽しめるエンタメに仕上がってました。3時間超の上演時間があっという間でした。

まず、舞台がでかい！

8列分の客席をつぶして、大きな板のせり出し舞台を作っているのでとにかく広い。
しかも、その板が動いて壁になるわ、２つ空いた穴の下の奈落からワラワラと100人ほどの役者たちが出てきて大戦闘シーンを繰り広げるのだから、まさに100人乗っても大丈夫！さらに役者達は客席通路を占拠し、まさに劇場全体が戦場に！

歴史…特に世界史は苦手なので分かるかどうか心配する事なし。とにかく分かりやすい。多少セリフが聴き取りにくくても何がどうなってるか分かるというのがすごい。
ていうか、ハッキリ言ってセリフが聴き取りにくいｗ

舞台初挑戦の堀北真希さんは、とにかく頑張ってるし、凛として可愛いジャンヌになってました。甲冑も凄く似合っていた。
ベテランですら噛んでるのに、彼女はセリフを全く噛まないのが凄いと思った。
浅野温子さんは今までドラマで見た事のないような演技。あれっ？どうしたんだってぐらいの演技でヨランドを演じてました。

このお二人も、カテコではにこやかに笑顔を振りまいていて、ああやっぱり女優って凄いなと思った次第。

とにかく、大満足でした！面白かった！！