けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「そして、バトンは渡された」(瀬尾まいこ著)

2019-04-30 18:00:33 | 書籍(小説)
瀬尾まいこさんの小説、

今年の本屋大賞受賞作品である。


3人の父親と2人の母親をもつ、
森宮優子という高校二年の女の子の話。

瀬尾さんの小説は、
読み手が温かくなるような作品が多く、
これまでも好きでいくつか読んでいる。

本作もほろりとするもののの、
ほっこりする瀬尾さんらしい作品であった。

お散歩後の可愛い寝顔。





おしまい。

◆もしも、優先順位をつけなければいけないのなら、正しい順に並べるべきだ。それなら、たとえ自分の選択に悲しくなることがあったとしても、間違いだったと郊外することはない。

◆勉強は自分のためにするものだと、担任の先生は言っているけど、喜んでくれる人が減ればやる気も減少する。

◆大家さんにお父さん、おばあちゃんにおじいちゃん。思い出の中でしか会えない人が増えていく。(中略)親子だとしても、離れたら終わり。目の前の暮らし、今一緒にそばにいてくれる人を大事にしよう。

◆塞いでいるときも元気なときも、ご飯を作ってくれる人がいる。それは、どんな献立よりも力を与えてくれることかもしれない。

◆何かを真剣に考えたり、誰かと真剣に付き合ったりしたら、ごたごたするはつきものよ。いつでもなんでも平気だなんて、つまらないでしょう。

◆自分じゃない誰かのために毎日を費やすのって、こんなに意味をもたらしてくれるものなんだって知った。"









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