けいた と おちぇの親方日記

わんこと暮らす、のんびり日記

小説「冬の旅」(立原正秋著)

2019-09-16 09:00:00 | 書籍(小説)
立原正秋さんの小説冬の旅」を読んだ。

立原さんの作品は、初めてである。


立原正秋さんは、
1980年に54歳の若さで亡くなった、
朝鮮半島出身の小説家。

昭和44年に「白い罌粟(けし)」で
直木賞を受賞している。

本作は少し暗い話ではあったが、
なかなか面白かった。

主人公・宇野行助のことば。

先が見えることをやっても仕方がないだろう。
その見える先がいいことであるなら話は別だが。

人間、一生のうち、なにかの機会に転身することが
幾度もあるような気がします。
もって生まれた性格は変わらないにしても、
転身することによって、
その人間はある程度変わっていくのではないかと思います。

強さは優しさと同居しているのです。

では、今日のおまけ。




おしまい。




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