合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

ブーの落胆うぃるちの幸運

2008-12-18 | コドモたちの学校
かわいそうなブーちゃんのお話。


ホリデーシーズンに付き、ロミアス制作中(ブーが)。



製作過程。我々も1割くらいは手伝ったかなぁ


ホリデークッキーはいろいろあれど、ロミアスがやっぱり一番評判がいいので、がんばっちゃうみたいです。先生にも友達にも、更には私の知人の分まで。バター4箱くらい使った?そうでなくても忙しい時期なんだけどねー。ホリデークッキーの関連過去記事はコチラからどうぞ。


さて美味しい後はツラ~イ写真をお見せしましょう。

ブーとフーの物理の宿題です。

げろげろ~~~

左が去年のブーのノート。右が今年のフーのノート。
全く同じもののはずなのに。
「ブーのと比べると私のノートって・・・・・・」
愕然とするフーでした。



フーのノート ミミズがのたくったようですな。っていうか、物理への憎しみが



ブーのノート 整然!物理を愛してます。ヘンタイ?


このまえ鶏肉ダンゴの鍋作った時、私も愕然としましたよ。柔らかく練り上げたタネを、私が大きなスプーンで端から、ぼとん、ぼとんとスイトンのように落とすのを横目で見つつ、ブーは一つ一つの肉だんごを2本のスプーンで器用に丸く丸く形作って、一気に鍋の温度が下がらないよう、スープが濁らないよう…と、私の3倍の時間をかけて料理してました。ノートだの肉団子だの、こんなとこばっかり几帳面なブーちゃん、実はDVDケースの上に座っても気付かないずぼらさんです。

「ねえ、ブーちゃん。『エンドウ豆の上に寝たお姫様』の話、知ってる?」

「いらないっ、そんなお姫様」


いや、「いる」とか「いらない」じゃなくてさ…この前なんて、コンタクトレンズの裏側から犬の長い毛がぴろぴろぴろ~~~と出てきたらしいですよ。何が起きたかとびびったのですと。そりゃそうだ。


今晩テレビで放映していたサンフランシスコバレエのNatcrackerを見ていたら、本当は一番見たかっただろうに、一心不乱でロミアス工場長になりきっていたブーの悲鳴と、シャラーーーッという何かがコナゴナになる音がとどろきました。

床に飛び散ったロミアス1回分の残骸。すかさず駆けつけるお掃除隊。隊員(小)が一心不乱に働く横で…


「なんかオレ、食べさせてもらえなーい」

しっかりするんだ!惣領の甚六隊員(大)! 横で茫然自失のブー。 可哀想だけど、キミの可愛いチンピラ君が喜んでるのでヨシとしましょうか。



「何がカメラを見ろでちか、バカでちね、噛みまちよ。」
あ、やっと隊員(大)もおこぼれにありつけたようすです。



ホリデーシーズンでカオスのただなか、現場からお伝えしました。

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今年最後のコンサートふたつ

2008-12-16 | コドモたちの学校
まずはご報告。プリウス、戻って参りました。


「悪いところは一つも見つからなかった」


という、まるでデジャブのようなセリフ付きで。しかも、今度はチャージ、最初からなしです。預けるときには「診断費だけでも80ドル超で、まずそれで済む可能性はない」と言い切られたにもかかわらず、です。

・・・・・・ま、「悪いところは見つからなかった」挙げ句に80ドル超取られるよりはずっとずっとマシなんですが、恐ろしいことに、4年前のあの事件、日付が12月16日ですからねぇ。。。。。デジャブ…これ以上起こりませんように。不安だよー。

これが症状。これが出る一週間くらい前に一度エンジンがかからなかったことが…



さて。先日のハイスクールコンサート、並びに地元青年オーケストラのコンサート。

コンサートの前座。観客が入ってくるロビーにて。いきなり先生に「ブーとジョンとローラとパトリック、それからキャスリーン(みんな仮名)これ弾いてきなさい」と楽譜渡されて(一応レパートリーね)ぶっつけ本番だったそうです。
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音が揺れてる~と思ったらチューニングも合わせてなかったんだって。カンベンしてよー。


この日のコンサートは、なんとハイスクールの音楽クラス全部の合同。たぶん千人以上です。観客も両親だの祖父母だの近所の人だの、友人だの…とふくれあがるのでハイスクールのオーディトリウムには入りきらず、結局町で一番収容力のある、ゴルフ場のバンケットルームを貸してもらいました。

うちの子ども達が所属するのはチャンバー・オーケストラ。ストリングスでは他にストリング・オーケストラがあり、あとはWindとかバンドと呼ばれる管楽器のオーケストラ、それからクワイヤという合唱隊があります。それぞれやっぱり1軍と2軍に分かれているらしい。表向きはあくまでも「名前の違う2つのグループ」があるだけってことになってるので、部外者にはどっちがどっちだかわからないのですが、聴けば瞭然です。

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酔いそうですね、スミマセン


英語の合唱って早口言葉みたいだ…。日本語は一つの音符に一つの母音だけど、英語だと一つの音符に単語が詰め込まれてるからすごーく速く聞こえます。真似できないなあ。


ブロンド人口って、本当に実は1割くらいなのね…としょーもないことに感心。



この日のお品書きは、クリスマスソングに加えて「メサイア」のハレルヤ大合唱まで。そこでなんと、「観客で歌いたい人はどんどん前に出てきてくださーい!楽譜もありますよ~!」って声がかかりました。例の教育委員長を始め、客席の大人達が参加するする。こういうとこがいいなぁ。残念ながらハレルヤなんて歌ったことがないので私は出られませんでした。だ、第九でもやってくれたら率先して行きますっ!来年、第九やってください!ってリクエストしておこうかしらん。

でも、我が家の3人が同じクラスで同じオーケストラに所属するなんて、きっと今年が最初で最後でしょうね。ああ、あと何回聴けるのかな。


しかし、フーちゃん、演奏中見えませんでした。ちっこすぎて……



ホリデーカード近況。どうやら我が家で、どうやら「やらねばならぬ」とストレス&責任を感じているのは私だけらしいと判明いたしました。去年はほぷちゃんのおかげでホリデーカードなしだったんだけど、今年はエクスキューズがありませんからね。どうすんのよ!!

クロスステッチ完成。あとはフレーミングです。どうしようかな。
「わたしをえくすきゅーずにつかうんじゃないのよ~」


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今年もNHS式典

2008-11-20 | コドモたちの学校
朝暗いうちから出かけて先ほど帰宅。今年もNHS(National Honor Society)の新人加盟式典に呼んでもらうことができました。NHSについては去年の記事に詳しく書いてますが、全米規模の歴史ある優等生グループです。(翻訳ソフトが言うには「学業成績認定委員会」)学業成績が優秀であることはもちろん最低条件で、その他どれだけスポーツや芸術、課外活動や社会活動に関わって、未来の社会でリーダーシップを取れる能力があるかを評価されます。選ばれたメンバーは、この式典が始まる数分前まで自分が選ばれたことを知りません。親もナイショで呼ばれます。そして式典では現メンバーが一人ずつ新メンバーを紹介し、歓迎します。今年フーを紹介してくれたのはなんと姉のブーでした。サプライズ!

全員でpledge(誓いを立てる)しているところ。

Induction Pledge

I pledge to maintain my high scholastic standing,
To hold as fundamental and worthy an untarnished character,
To endeavor intelligently and courageously to be a leader, and
To give of myself freely in service to others.
In doing so, I shall prove myself worthy


動画はナイショのところにupしておきます。子ども達は努力すればちゃんと評価されてみんなが喜んでくれる。とても幸せなことです。それにしてもみんなありとあらゆる社会活動をしてるんですね。高校生に活躍の場がそんなにあるなんて驚きです。社会を経験しながら学生として勉強するなんて理想的。


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ハイスクールのミュージカル

2008-11-18 | コドモたちの学校
ハイスクールのミュージカルを見てきたのです。ブーがオーケストラの一員としてヴァイオリンを弾くというので、そのお付き合いのつもりでした。

ここのところ、映画[Highschool Musical]が流行ったりしてましたが、あんなのレベルは映画の中の話だと思ってました。


ところが!


びっくりですよ。こんな片田舎の都市のそのまた郊外の小さなハイスクールに、こんな才能がゴロゴロ埋もれているんですかい!?と目を剥いてしまうほどのレベル。もともとバレエの舞台でも、オーケストラの舞台でも、こちらの子たちの、荒削りながら恐ろしいほどのプロ意識と自信に満ちあふれたショービズ的世界には驚かされてばかりですが…。

主催はハイスクールのドラマデパートメント。「部活」とは違うけれど、まあ演劇部みたいなものです。近隣の小中学校からもオーディションで役者を募って、子役も使います。オーケストラの奏者は外部からも募集、そしてディレクターはセミプロです。

演目はこれ BYE BYE BIRDIE コメディって難しいと思うんですよねえ。それに演技っていうのは、やる気だけあればいいってもんじゃなく、観客にどう見えるか、どういう動きを観客がどう受け取るかを一つ一つ細かく計算しつつ見せることを訓練し続けないとできないものだと思うんですが、お見事!

それに何より歌のレベルが…マドンナかと思いましたよ。


日本人俳優がなかなかハリウッドデビューできないというワケもわかる気がします。こんなに層が厚いんだもの。コドモがこんな実力持ってるんだもの。

そういえば、ドラマを見ていても子役のレベルが違うなあとはいつも感じるんです。日本のドラマの中に出てくる子ども達っていつもただのアクセサリー的存在で、大人たちの会話の中で「あっちで遊んでおいで」と言われて「ハーイ」だの「はい、お土産だよ」「ワーイ、ドウモアリガトウ、パパ」だの、「どこの世界にそんな都合の良いコドモが存在するんだヨ!」と突っ込みたくなってしまうコドモばっかりだけど、こっちのドラマに出てくる子役の演技ってみんな大人顔負けです。日本だったらすぐ「天才子役」って騒がれそうな子がゴロゴロ。

バレエの舞台でもそうだけど、直前のリハーサルまでものすごい量の変更や改善事項があり、決して完成されたものを完璧にさらい直すタイプのリハーサルではありません。だから子ども達とはいえ、いつも柔軟に対応できるよう訓練されているし、何かが起きたときの臨機応変さが素晴らしい。オーケストラピットから見ていたブーは、リハーサルのたびに、本番のたびに(公演は木・金・土と計4回行われました)アドリブで改善されていくコメディに舌を巻いたようです。

はぁ~。何が違うんだろう。

少なくとも、芸術をはぐくむ土台の違いはひしひしと感じます。とにかく自分の才能をアピールできるチャンスが多い。うちの子ども達だって、ここで学校に通わなかったらきっとミュージカルの伴奏をする機会なんてなかったでしょう。幸せな巡り合わせだったと思います。感謝。



幕間の休憩時間。舞台の写真は撮っちゃいけないのかと思って遠慮していたら、本当はフラッシュ使わなければ写真もビデオもよかったんだそうで。ああ、失敗したなあ。


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ブーちゃんお上りさん

2008-11-11 | コドモたちの学校
なんかヘンな感じ。家の中が妙にスカスカです。実は金曜から、娘1号のブーが学校の旅行でワシントンD.C.へ出かけています。シニア(12年生)の旅行ってことで、まあ強いて言えば修学旅行なんですが、日本と決定的に違うのは、希望者しか連れて行かないこと。しかも先着50名。シニアは少なくとも300人以上いるはず…なんですが。なんで50人かというと、バスが54人乗りなんだそうです。生徒1ダースにつき1人程度のシャペロン(付き添い)を入れてちょうどバス一台におさまる人数しか連れて行きませんよ、ってこと。

日本の学校って学年がとても重要です。子どもの歳を聞くよりも学年を聞く方がピンと来るくらい、学年に所属する感覚が大きい。でも、こっちは全然違って、そもそも入学する学年だって、親の希望で早くしたり遅くしたりできるし、小学校でも成績が悪ければ落第もあり。同学年は同い年なんて法則は全く成り立たないんですね。

ブーの同級生でも、フーより年下の子もいたりするんです。うちは3人とも7,8,9月という学年の境目あたりに誕生日があるので、「どっちの学年に入ってもいいわよ~」という状態でした。結局、本来なら日本で言うところの「早生まれ」状態で6年生から編入するところだったブーだけ、一学年落として(と言っても日本と同じ学年)5年からスタートしました。

それに、高校になるとすべての教科が選択制で、学年なんか完全に入り乱れてしまうので、学年の結びつきなんてますます希薄になります。学年全体で一緒に何かをする行事、なんてものは皆無です。ましてや、学校単位で一斉に校庭に集まる機会なんてものは存在しません。卒業式くらいかな?入学式なんてものはないし。大体小学校の運動会だって、学年ごとです。それも同じ公園に集まってはいるものの、各クラス、順繰りにそれぞれの競技を(というより遊びを)するだけで、全体でってことはありません。もちろん開会式も閉会式もありません。三々五々って感じ。


じわじわと慣れてきたのであまり意識しなかったけど、これってすごい違いだと思いませんか。まあ、そんなふうだから、修学旅行に行けるのが先着50名様だって、別に驚くことじゃないのかもねー。(そうだろうか)

ともあれ、ブーは気の合う友達と申し合わせて行くことにし、めでたく先着50名に入れました。一応親向けの事前説明会なんかもありまして、とある夜に出かけて行きましたが、そこで渡された名簿によれば内訳は男子8人、女子42人、みたいなそんな感じでした。不思議だ・・・。

とにかく、中西部の田舎から弾丸ツアーの2泊5日(車中2泊)の旅、時々来る電話から察するに、キャピキャピわーわーと楽しんでいるようですよ。今の時期に首都へ行けるなんてラッキーね!もちろんホワイトハウスにも・・・?


「ホワイトハウスの見学は大変な行列に並ぶことになるので、中へは入りません。でもちゃんとホワイトハウスの前で記念写真を撮るのでお楽しみに!」

とのことでした。ちゃんちゃん
前回ストリングスのメンバーで行ったおのぼり遠足の模様はこちらからどうぞ。



「オレもDCに行ってオバマさん見てみたーい。」
まだおサルのジョージ君しかいないからやめておきなさい。



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ハロウィンコンサート

2008-10-29 | コドモたちの学校
うちの子ども達が所属する地元の青少年オーケストラでハロウィンコンサートがありました。ブーは3年目、フーとウーは今年初めてオーディションを受けて入団。今年はベースがいなかったり、トランペットが足りなくて、急遽プロのボランティアに頼ったり…と波乱含みでのスタートですが…
音量注意!
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この曲なんでしたっけ?

↑どちらも↓有名な「ジュピター」の一節…であると心優しいLiLA管理人さんに教えていただきました。
若者達、指揮を見てください、お願いだから。

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世の中、上手な演奏に溢れているのでたまにはこういう野趣のあるオーケストラもいいでしょ。しかし、こう延ばす音とか、休符とかが待てずにどんどん先走ってしまうっていうのは若者の特徴なんでしょうか。私も若い頃はこうだった気がする。今は逆に、気を付けないとどんどん遅れていきます。

ところで、気が付かれた方もいらっしゃるでしょうか。今回はいつものタキシードではなく、一応仮装コンサートとなっていて、指揮者はミッキーマウスです。

うちはブーがピエロ、フーが怪しい鳥の仮面とマント、ウーが海賊(かな?)の、超やる気のない仮装ででかけました。ブーが1stヴァイオリンの3列目、フーが2ndヴァイオリンの1stチェア、ウーがチェロの3列目です。こういう時の写真は始まる前に撮らないとダメですね。後から撮ろうとしてももうすっかり崩れてる。仮装はやめてるし、タキシードなら演奏が終わると同時に蝶ネクタイをはずしてるし。




フーちゃんの仮面。結局、演奏中はジャマで付けられなかった様子。



初めての試み、ハロウィンコンサートでしたが、ノリはいまいち。ま、いいか。シーズン最初にしてはまずまずでした。今年のコンマスは音が美しい。全体的に日本のように「完璧」ではないのだけど、やっぱり演奏が面白いと思います。どうも指導者があまり技術的なことを言わないようで、練習を聞いていると「それでいいのか!」と驚愕したりもしますが、なんだかんだとまとまっていくんですよ。

週に1度、2時間だけのリハーサルを重ねて、ほぼ2~3カ月おきにコンサートを繰り返すのだからあっぱれです。

羨ましいよ~。

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アカデミックチーム

2008-10-24 | コドモたちの学校
毎度毎度同じ書き出しですが…寒いです。。。9時近くになっても氷点下。「どうしたら暖かくなるか」という工夫をする頭も回らないほど寒いです。自分一人のために、セントラルヒーティングの温度を上げまくるのは、いくらなんでも気が引けます。大体、家の中では私とブー以外、今寒いと感じている人はいないようだし。heat dishつけると暖かいというより熱いし、それでいて手足冷たいし。

なのに犬たちはかれこれ1時間も外に出たままです。霜が嬉しいのか、冷たい空気が嬉しいのか、ドアを開けて呼んでも入ってきません。本気で呼べば来るだろうけど、入りたくないなら好きにしなさい、と放置。


「オレ、もう飽きた。おうちに入る。」
「寒いでちよ。」


写真撮ろうとしたら戻ってきました。この寒いのにアンヨ汚いし。でもって、バケツを取りに行く間、ガラス戸を閉めたらうぃるちのアホがフグ顔して唸りました。そんなんだからアンタはこのウチしか行くところがなかったのよっ!まったくもう。




「おかーさんには一生ついていくでちよ。」
フーにだけは逆らいません。でもお尻の死毛を取ろうとするときだけはフグ男になるそうな。



「ちきしょ。」
勉強に忙しいお母さんはストレッチをかねて犬のブラッシングをしています。


継続は力なり。鋼鉄のようだったフーちゃんの股関節、今では160度近く開くようになりました。後はお互い背中のストレッチしようね。

実は今年度から、ハイスクール3年生(ジュニア)と1年生(フレッシュマン)のフーとウー、[Academic Team]というアフタースクールの活動に入りました。

「アカデミックチームってどんなことするの?」

「例えば、歴史とか理科とか芸術とかのジャンルに沿ってトリビアを集めて、それを答える。」
「そうそう、何人か並んで早く答えられた人のポイントになったり。」

「それってつまり……クイズ研究会?」




…って言うんですが、話を聞けばきくほど「クイズ研究会」なんですよ。子ども達が何を以って違うと主張しているかというと、「研究会」が気に入らなかったらしい。なんでも、この クイズ研究会 アカデミックチームというのは、学校のアスレティックチームと同じ扱いだそうなんです。フットボールや野球やクロスカントリーやテニスや、そういうことをシリアスにやっている彼らと同じ扱いである!ということで、もちろん正式な課外活動としても認められるし、「スポーツをやっている」ことになるっていうんですよ。「部活を同好会なんかと一緒にしないでください!」って息巻いてるわけね。

そういえば、チェスも実はジャンルとしてはスポーツに分類されるんですよね。なるほど、頭脳を使うことも、肉体の一部を鍛えることになるわけで、アスレティックなんですねぇ。…しばし感心。ところが、去年だったか、この クイズ研究会 アカデミックチームを「アスレティックリーグ」と認めることに当の体育会系な皆さんから 物言い クレームがついたそう。「ヤツらは全然Athletic=運動なんかしてないじゃないか」というのがごもっともな言い分です。そりゃそうですわね。

そこでアカデミックチームはどうしたか。

毎日、腕立て伏せだのジョギングをすることに決めたんだそうです。


偉いですね。


決めたトコまではね。



結局、みんなでグラウンドを走ったのが翌1日



去年はそれきりで終わったそうな( ̄▽ ̄;)。


そして今年です。今度は、「アカデミックといえどもアスレティックチームの一員、ともなれば、当然アスレティックメンバーに義務づけられているドクターのメディカルチェックも受けたまえ!」ということになったそうで(ナゼなんだ!?)とにかく、これからうちの子ども達もその為にドクターにアポイントメントを取らなくてはなりません。更に、アスレティックチームは春になったらコミュニティサービス(いわゆる”ボランティア”ですな)の一環として、マルチを売り歩いたりもしなくてはいけない。それにも参加するし、もちろんアスレティックチームの一員としての参加費一人100ドルなり~!(T_T)も支払わなければならない。


そうまでして、みんなで早押しクイズの練習をして目標は何なのかね?


「ステイト(州)の大会とか…」と言いかけたウーの声にかぶせるようにフーは「もちろん、ナショナル(全国)でしょう。」とキッパリ言い切ったのでありました。

行ってもらおうじゃないか、ナショナル。


週に2回の活動で、結局タクシーマムしている私ですが、毎日毎日「今日も1問しか当たらなかったよ~」と明るく車に乗り込んでくるフー、「今日はモーツァルトとプロコフィエフだけ答えられた。」と、遺憾なくクラシックヲタクっぷりを発揮するウー。


ナショナルはどうした!ナショナルは!!



オットのお誕生日ごはんは、しゃぶしゃぶとアップルパイでした。我が家のお祝い月間残すは11月のほぷちゃんアダプト記念日のみ。だんだん息切れしてきてますね~。



使ったのはROMEという紅玉に似たリンゴ。皮を剥いたらほんのりピンクでステキ~と思いきや、煮たら茶色い普通のプレザーブになりましたとさ。



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今年のドレスは真っ赤!

2008-09-25 | コドモたちの学校

寒い寒い寒いっ!今朝は最低気温がついに50°F(10℃)を切りました。そろそろインパチェンスも家に入れないといけないか…でも入れたら最後、みるみる弱ってしまうし、かといって朝晩出し入れするのも大変だし…正直なところ、面倒です。


色づいてきました~。玄関前のブッシュですが、名前がわかりません。


ハイスクーラーの秋と言えばHomecoming!母校のフットボールの試合を中心に各高校が愛校行事で盛り上がる一週間です。今年、ブーがシニア(4年生の卒業年)で主役の年になりますが、例の大停電の影響でパレードは中止、行事もうやむやのうちにキャンセル。ゲームとダンスパーティだけはかろうじて行われました。


今年は真っ赤なドレスで壁の花です。


学校へ行く前に、近くのレストランへ集合。

壁の花組。黒一点、両手に花どころではないですねー。



いいですね~、花の女子高生たち、華やかで・・・



あれ?そういえば我が家にはもう一人女子高生がいたような・・・男子高校生もいたような・・・


学校のドライブウェイにあぐらをかいて本を読むSさん(仮名)17歳。

ドレスどころか「スカートは敵」ってカンジ。4年間に1度くらいはダンスパーティに出ようよね、フーちゃんも。


まるで親子のようですが・・・



キミもね。


「ぼくもダンスパーティ出るでちかね?」


アメリカの高校生、秋の一大行事Homecomingについて、過去の記事はこちらからどうぞ!

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ハイスクール怒濤のオープンハウス

2008-09-04 | コドモたちの学校

今日は朝から大忙し。仕事して、2カ月ぶりのバレエに行って、午後は雑用で走り回り、極めつけは夜、ハイスクールのオープンハウス。いつの間にか、Parents Nightはオープンハウスと名前を変えていました。(今までのオープンハウスの記事はこちらから辿ってね)

今年はきょーだい3人が通うハイスクール。それぞれのクラスにオットと手分けをして顔を出すわけですが、子ども達の授業1コマをギュギュギュッと15分に縮めて、教室間の移動も含めて全部で1時間半くらいで終わらせてしまう、という毎年恒例の疲れるイベントです。

1コマ15分と言っても、3人分を2人で分けるのだから、当然1人は、その15分の間に2クラスをかけもち。間の移動時間を考えると、一つの教室に居られる時間は3分間だったりして。ウルトラマンじゃあるまいし、3分間話を聞いて何がわかるのだろうか。子ども達から「是非顔を出しておいて欲しいクラス」や「先生がおもしろいから話を聞いてみて欲しいクラス」のリクエストを聞いてあるのですが、それよりもむしろ、教室間の距離が分担の決め手になります。

何度も書いているけれど、うちのハイスクールは増築に増築を重ねてあるので、それはもうわかりにくい。クランク状に曲がりくねった建物が斜面に建ち、1階かと思うと反対側の端っこは地面に潜っていたりする。おまけに、この日のために配布される、建物の見取り図がですね…アメリカ人仕様というか何というか、地図になっているようでなっていない。

何が許せないって、1枚の紙に1階と3階の見取り図があって、2階がその裏側に印刷されているのも不便ですが、それより何より、隣り合った1階の図と3階の図の方向がバラバラなんです。ありえない・・・

片方は上が北になっているけど、片方は上が西になっている、といった具合。そうでなくても1階と2階、3階それぞれが違う形をしている上に方向がバラバラで示されているので、図を見てもこの階段を下りたらどこに出るのか全然わからない。しかも、しかもです。一応、地図のお約束「凡例」のようなものが申し訳程度に書かれているのだけど、それによれば「S」のマークはStair Case(階段)のはずなのに、ある場所に書かれている「S」マークにたどり着いてみると、SはSでもStrage(物置)だったりするって、どーいうことよ!?

…というわけで、方向音痴のフーちゃん、ウーくんでなくてもやっぱり苦労することになるのでした。毎年恒例ながらフレッシュマン(9年生)の親たちは右往左往、渋滞に拍車をかけます。窓のない建物が迷路状になってるって、何かあったら大変だよねぇ。。。うーむ

ま、文句を言いつつも、フーが「おもしろい」というAP Governmentの先生は、まさに「切れ者」って感じで頭の良さがびんびん伝わってくるような、要領の良いカンファレンスだったし、ウーの中国語の先生は、ウーがクラスでもらった中国語の名前を教えてくれたし(日本語にない漢字だったので覚えられなかったんですけどね)、ブーのAP 微積分の先生はこれまた元気で強烈で楽しかったし。短いけれど実りのある時間ではありました。

やっと息抜きができたのは3人が一緒のチャンバーオーケストラの時間。このクラスのメンバーはたいがい、先生とも長いつきあいだし、大して新しい情報もないので、呑気に「音楽クイズ」のプリントなんか配られちゃったりして和みました。

オットが出たウーのEnglishの先生は、ものすごい早口だそうで、本人曰く「ゆっくり話すと呼吸のタイミングがつかめなくて息ができなくなっちゃう。」とか。
普通の人の3倍速で話すのだそうです。ここのところ、ドラマ「24」にはまっている我が家ですが、オット曰く、C.T.U.の人たちより早く喋っていた、と。それはそれは脳みそが疲れたことでしょう。その時間、私はブーのAP Artのクラスの方でまったりと、「いかに学校に予算がないか」だの「増築する前はArtの部屋は1階にあったのだけど、その頃は中央の廊下が大渋滞(人間で)して毎日大変だった」とかこれまた呑気な話を聞かされていました。

しかし…2カ月ぶりにバレエクラスをみっちり受けた身体に、短時間の連続早歩きは効きましたよ。だいたい、2カ月もバレエをしなかったのってこの17年間で初めてなんです。出産でも手術でも病気でも、ここまで長く休まなかったので、今回は、ゼロからスタートかな、なんて思っていたのですが、幸い、筋肉が衰えてその分贅肉を蓄えたこと以外にはさほど影響なし。でも今、体中の筋肉が倍くらいに腫れ上がっているような感覚があります。明日の朝は辛そう。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
レイバーデーのダウンタウンでは大がかりな花火が行われました。我が家は花火恐怖症の犬たちがいるので、テレビで楽しみます。大画面で大きな音が出ても全然反応しないんですよね。不思議だ。

…と思っていたところが、問題は後からやってきた。テレビでの花火が終わった後、やっぱりご近所で調子に乗った若者が花火を打ち上げ始めたその瞬間。


「バンバンきらい」


「目が血走るオレ」



「甘え上手なボクでちよ。」
チンピラうぃる吉でもやっぱり花火は怖いんです。かわいーぞ、フグ男!



ピンク花壇に虫食いだらけの葵科の植物が…と思ったら、マロウにそっくり。なんでしょう?


とうとう、短日植物の代表、コスモスが咲き始めました。そういえば最近、朝がどんどん暗くなってます。子ども達はもちろん薄暗い中学校へ出かけるし、夜は9時に花火ができちゃう。季節が変わりますね~


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レイバーデー・ウィークエンド

2008-09-02 | コドモたちの学校
レイバー・デーの3連休が終わりました~。アメリカの夏はこれで終わり!プールも遊園地もみんなおしまい、みなさん、仕事に、学業に戻りましょう!!っていう祝日です。

我が家の3連休最終日はお外でごはん。おいしかったなぁ~。


長い長い夏休みの後、今週火曜日から学校が始まり、初めての週末が3連休ってなかなかいいです。いきなり5日だときついだろうから。去年の1年、各教科ですべて「最悪」と呼ばれる教師に当たってしまい、悲惨な1年を過ごしたフーちゃんは今年、新学期が始まる前に体調を崩すほどストレスを感じていたようですが、蓋を開けてみたら、厳しいけれどフェアな先生が多かったと幸せそう。とはいえ、ハイレベルのHonorsクラスの他に、大学の単位に充当できるAPというクラスを2つも取ってしまったので、宿題はほんとーーーーーーーに大変そうです。大学でできる勉強は大学ですればいいじゃないの、なんて呑気に構えていた無知な母に、娘たちは「ママ、わかってる?大学で同じだけの単位を取ったらすごーくお金がかかるんだよ。」と。

そ、そうでしたか。本当にアメリカの大学は学費が高いんです。それでキミたち、無理してくれてるのね。貧乏でごめんねー(涙)もっとも、学費の問題の他にも、大学では本当に勉強が大変になるので、取れるものは今のうちに取っておいた方が後が少しでも楽らしい。これから何年学生を続けるつもりかわからないけれど、もう長いレースは始まっているのですね。

「どうしよう。もう6時間もかかってるのに宿題が終わらない。」

と初日は真っ青になっていたフー。でも、AP Government(政府)のクラスは「学ぶことが楽しい」と思える授業なんだそうです。今まさにアメリカは歴史的瞬間を迎えようとしているところで、その時にこういう授業が受けられて本当にラッキーだとのことです。そして、私もそのおこぼれの知識をもらえて嬉しい…それでいいのか、お母さん・・・


ブーは、もう志望大学もほぼ決まり、特別難しいのは趣味で取っているAPの微分積分クラスのみ。あとはアート系を取れるだけ取って、専攻の学部入学に役立てるつもりのようです。夏休みの宿題、面白かったですよ。

1.手のひらに乗るサイズの、頬ずりしたくなるような彫刻(または彫塑)
2.無機物(特に建築・建設用材)で作る有機物(自然を表したもの)
3.有名な建造物を模倣する


私は創造というものが極端に苦手なタイプなので、こんな宿題を出されたらもう大変です。テーマを決めるまでに胃炎になってしまう。

ブーの作品、ご紹介


1番 手のひらに乗る…スイスチーズ!この後、ヤスリをかけて、ニスを塗って、”思わず頬ずりしたくなるような”チーズに仕上がりました。


完成写真



釘やら歯車やらバネやらでできた森と湖。針金で作ったウサギもいます。



そして、エッフェル塔。なんと、Hopeのために使ったこの1年のロウソクの残りロウの他、家中の残りロウや、友人からロウの残りをかき集めて溶かし、ペットボトルに入れて固めたあと、彫刻刀で仕上げました。あっぱれ~!


高校生になったウーは、ハイスクールの建物の仕組みを理解するのに相当苦労したようです。斜面に建っている上に、増築に増築を重ねてあるので、一番上までは行けない階段とか、すぐそこに行きたい場所が見えているのにつながっていない廊下とかが多いんですよね。だから方向音痴は早いうちに訓練して直しておこうと思ったのに嫌がるんだもの。

ともあれ、おねーさんたちと一緒の弦楽クラスも、初めての中国語クラスもまあそれなりにこなしている…のかな?


そんなこんなで過ごした最初の一週間。この3日間英気を養って、また次の一週間に突入です。今週からはバレエも新学期。新しいメンバーも入ってくることでしょう。私もがんばらないとなー。ドラマの新シーズン始まるのも楽しみだなー・・・



今年はまだマロウティで遊んでないなー。



思い切って花壇のシソを処分しました。



変わった花が咲き始めました。なんだろ?



お外ごはんを食べ終わる頃、西の空はこんな色。


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片隅家の椿事

2008-05-10 | コドモたちの学校
親ばか記事で失礼いたします。

なんとなんと、来年度School Yearは、我が家の史上初!ブー・フー・ウーの3人が揃って同じStrings(弦楽)のクラスを受けることになりました!!!

来年からウーがハイスクールのフレッシュマン、ブーがシニア、フーがジュニアということで、初めて3人同じ学校に通い、同じスクールバスに乗ることになるねぇ、なんて話はしていたのですが。

ハイスクールのStringsにはクラスが2つありまして、先生的には「2つの間に何の違いもない。ただクラスが分かれているだけ」というタテマエがあるわけですが、実質は誰が何をどう見ても一軍と二軍に分かれているのです。毎年、年度末の5月頃、次の年のために、希望者のオーディションを行って、実力次第で一軍に入れることになっています。

今まで我が家ではブーだけが一軍、去年のオーディションで、フーはギリギリで落とされてしまいました。フレッシュマン、ソフモア、ジュニア、シニアと並ぶ高校の4学年ですが、一軍はほとんどがシニアとジュニアで占められ、ソフモア、ましてフレッシュマンで食い込めるのはよほどのこと。今年こそ、フーは入れるといいね!なんて話をしていたんですが、今度フレッシュマンになるウーまでが、「8年生の同級生もみんな受けるみたいだし」というノリというかシャレで受けてみたところ、なんとびっくり見事一軍入り!となってしまったわけです。学校の授業以外では習ったことがないけれど、毎日毎日飽きもせずせっせと練習した成果でしょう。最近では驚くほど良い音を響かせる(こともある)ようになってきて、前回のコンサートでは最前列まで出世していました。


オーディションと言っても毎日指導してくれるミセス・Bが審査員で、一体何をするのかと思えば、実に仰々しく、わざわざ学校外部から客観的に見られる専門家を呼び寄せ(と言っても結局審査員2人だけど)オーディトリウムで一人ずつ、いかめしくテーブルに陣取った先生2人の前で、

「名前は?」

って聞かれるところから始まるんですって~~~(((≧∇≦)))ワラッチャイマス
名前は?ってアナタ…って、そこでふざけて答えなかったりしたら「ウー・カタスミィッ!」って怒鳴られるに決まってるんですが、その相手にまじめくさって「ウー・カタスミと言います」なんて台詞のように形式を踏むんですねえ。

そして、まずは指定されたスケール(音階)から弾くそうなのですが、フー曰く、

「スケールの最初の音を出した瞬間から、(審査員)2人揃って紙に覆い被さるようにして、鉛筆でカリカリカリカリ…って何か書き始めるんだよぉ~、すご~~~くイヤ~な感じなんだから。」

とのこと。あがり症のフーは大変だったみたいです。でも、ここ1年ほどプライベート・レッスンも受けているし、なんとかそつなくこなした模様。ウーはビギナーズ・ラックだったのか、たまたま今年はチェロに空席が2つできたということ。今までは1つだけの椅子を奪い合っていたわけだから、これでチャンスは2倍です。ウーの選んだ自由曲は、久石譲「旅立ち」。魔女の宅急便のBGMです。先生の知らない曲を弾くこと自体が珍しいのでポイント高かったかも。


オーディションが済んで、発表になるまでの一週間ほどは、みんなやきもきしていたようですが、昨日、スクールバスが到着するのももどかしく「一軍(とは言わない)に入れたよ~!」と玄関に飛び込んできたウーです。

ジュニアになるフーもほっと胸をなで下ろし、仲良し達も軒並み…と思いきや、シカゴ旅行に行けず、身代わりの人形に参加させたクリス(仮名)だけが落ちてしまったとのこと…あーあ、残念だったね、と言う私に「練習してなかったから仕方がないね」と案外厳しいフーちゃんとその仲間たちでした。

それにしても…まさかこの3人が毎日(時間割は毎日同じなので、ストリングスのクラスも毎日あります~)同じ授業を受ける日が来ることになるなんて、想像もしませんでした。親としては嬉しいですが、きょーだい同士はなかなか複雑な心境の模様。荒れないといいですけどね~。



「荒れても荒れなくても…」


「どーでもいいでちよー、だ。」



ペットシッターのお礼に(?)綺麗なあじさいの鉢植えもらったよ~



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LAWN CONCERTのボランティア

2008-05-07 | コドモたちの学校
うちの子ども達はStrings(弦楽団)のメンバーなので、親の私は学区のミュージック・ブースターに入っています。我が家の3人は、ハイスクーラーのブーとフー、そしてミドルスクールのウーも、みんな一つの大きな音楽グループの一員というわけで、要するに学校の音楽授業後援会?って感じかな?音楽を選択しているグループは学校の予算とは別枠でたくさんの資金を作らなくてはなりません。教育の予算は年々カットされ、うちの学区では今回LevyもTurn downされたので、財政は厳しいのです。

親たちはサポーターであり、パトロンであり、スポンサーです。(あれ?パトロンとスポンサーの違いって?)年度初めには、ブースターのメンバーとして、寄付もします。公演のプログラムなどに、寄付額によるスポンサーとしての貢献度がフルネームで載っちゃったりします。

弦楽団だけでなく、Band(管楽団)やChoir(合唱団)も一緒。普段、我が家は弦楽団にしか関わらず、弦楽団のコンサートにしか行かず、他のメンバーたちが何をしているのか全く知らない状態なのですが、年度初めに募集される「今年度のボランティア一覧」へ書き込むとき、私はどういうわけかうっかり管楽団のLawn Concert(芝生のコンサート、つまり屋外コンサートですね)にサイン・アップしてしまったらしい。

予定表にはLawn Concertとしか書かれていなかったので、特に考えず、「屋外コンサートがあるのね」と思って申し込んだんですが、考えてみれば、数年前に管楽団と一緒に屋外コンサートに参加した弦楽団、太陽が照りつけて楽器に悪いわ、反響板がない屋外では、お互いの音どころか自分の音もろくに聞こえなかったとかで、さんざんだったのです。(まだ歴史も経験も浅いのでいろいろ失敗がある)だから屋外コンサートと言えば当然管楽団の方だったはずなのに、そこまで頭が回らなかった…

まあ、逆に考えれば、ボランティアで働いている間に自分の子どもの演奏を逃す、なんてことがない分ラッキーとも言えますね。

とにかく、こういうふうに、その年度に必要なボランティアを学年の初めにまとめて募ってしまうんです。年に何度か行われるコンサートのセットアップや、ベイクセールやモノ売りなどのFund Raiser(資金集め)、遠足の付き添いなどなど。もちろんMusic Boosterに限らず、普通のクラスでも、クラスパーティのお手伝いとか、○○フェアのお手伝いとか、あるいは校庭のガーデニングとか、日本の学校だったらPTAの役員さんが一手に引き受けて不公平感が残るような仕事も、ほとんどボランティアに分散してしまいます。そして、時間がない人はお金を使う。手伝えない代わりに、この行事の時にはポテトチップスの大袋を寄付してください、この時はコーラが○本必要です、という項目のところにサインして、各自その時、必要な物資を提供するんです。日本のPTAも見習ったらいいのに~~~!…と毎年のようにPTAで苦労していた時代を振り返ったりするのでした。


さて、数週間前にこのコンサートの責任者であるボランティアリーダーのLさんから電話がかかってきました。「Lawn Concertにサインアップしてくれたと思うんだけど、どんな仕事をしてもらえますか?」って。もちろん、正直に「私は英語に自信がないので、申し訳ないけれど、人をまとめたりする責任のある仕事はできません。言葉にハンディキャップがあってもできる仕事はありますか?」と、少々居心地悪く答えたのですが、Lさんにはほんとに気持ちよく、「わかるわ~、不安よね。大丈夫、それなら会場のセットアップとか、ラッピングとかを手伝ってもらおうと思うんだけど」と言ってもらえました。ほっと一安心。

実は、もう時効になる頃だから書いちゃうけど、以前、子どもが参加していたあるグループで役員を決めることになった時、嫌な思いをしたことがあります。私のところにサインアップ用紙が回ってきた時は、もう「○○を持ってくる」みたいな簡単なものはすべて埋まってしまっていていて、「司会者」とか「責任者(親の会会長!?)」とか、とにかく幼児レベルの英語でなんとかなるような役職なんて残っていなかったたのです。それで、今回と同じように「私にできることがあればやらせてほしいけれど、全体の責任者は無理だと思う」と答えたところ、リーダーのお母さんから「あなたの子どもはこのグループの一員なの?そうじゃないの?」と一行のキツいemailが返ってきて…。結局、役員をしないのならあなたの子はメンバーではいられない、と書かれた規約をよく読め、と言われ、子どもには本当に申し訳なかったけれど、止めさせることになってしまいました。ちょっとトラウマだったんですが、今回はそう言ってもらえて安心しました。

大部分の人は親切で優しいけれど、時々、言葉の不自由な私をあからさまに迷惑扱いする人もいます。それはそれで仕方ないけれど、そのことで子どもに不利益が及んだりするのは辛いものです。

ともあれ、今回は優しいリーダーさんのおかげで気持ちよく仕事ができそう、とちょうど始まった偏頭痛を薬で抑えて出かけてきました。3時間のご奉仕です。

主な仕事は、Fund Raiserの一環として行われるバーベキューの準備。こっちでBBQっていうと、日本のようにみんなでグリルを囲んで焼き肉を食べる…というのではなくて、お父さん達がひたすらハンバーグやソーセージをグリルで焼いて、それをバンズで包んで、ハンバーガーやホットドッグにして食べる…のが主流です。今回はそれに、飲み物はもちろん、リンゴやチップス、プレッツェルにアイスクリーム、クッキーなどなどもバンバン売って売り上げをMusic Boosterに寄付しましょう!というもの。

リーダーのLさんとは初対面でしたが、子ども同士が同じクラスを取っていたり、楽器をやっていたり、共通点が多く、楽しくおしゃべりしながら仕事ができました。しかも、驚いたことに、今回は準備の万全さに感心。アメリカでいろいろなお手伝いをしてきて、いつもその「行き当たりばったりさ」に驚愕したり感心したりしてきたけれど、こんなことは初めてです

きちんとお客さんとスタッフの動線を考えた会場のレイアウト、お客さんを導くための、スクールカラーのバナー付きロープ、テントはもちろん、商品と値段をトラックするためのコンピュータが3台、それに供給するための発電機を積んだトレーラーも準備、更に全商品の写真入り看板にスタッフ向けの商品プライスリスト、おまけにきちんとリサイクル用まで分けられ、きちんとビニール袋をかぶせられたゴミ箱多数まで。カンペキに準備されて、私たちはいつものように右往左往する必要もなく、整然と余裕を持ってセットアップができました。

見直しちゃったよ、アメリカ人!やればできるんだ~!というか、出来る人は出来るんだ~!!!完璧な準備のおかげで、予定よりずっと早くセットアップ完了、みんなでおしゃべりする余裕までありました。「見事なオーガナイズで感心しましたっ!」とみんなでリーダーを褒めちぎったんですが、実は彼女、去年初めてこの役を仰せつかったそうなのですが、なんと前年までの記録が全く何もなかったそうで、一体どれくらいの人出が見込めるのか、どんな商品が売れるのか、何もわからず、その結果、必要量の何倍もの飲み物を用意してしまったりして大変だったのだそう。だからその反省を生かして、来年の人が苦労しないように、すべてきちんと記録を残してくれているとか。おお~、なんだか幼稚園のPTA時代を思い出しました。そうそう、そうやってみんなで夏祭りなんかしたっけね~。

このリーダーの元でなら、これからも働いちゃうぞ~、と思いました。Lさんも、私に「もう逃がさないわよ~」なんて言ってたし(笑)。久々に、「みんなでお仕事」の楽しさを味あわせてもらった感じです。



5年生から12年生までのスクールバンド。ストリングスなんかお話にならないほどの大人数。



楽器を手にした生徒たちが続々とやってきました。


どうですか、この整然とした売り場!…って日本だったら当然かぁ…







お父さん達が焼く肉類をお母さん達が手際よく包んで並べていきました。お父さんの中で率先して働いていたのはもちろん、教育委員長のドクター・B!




全部飲み物。冷やすための水や氷運びはちょっと大変でした~。



「ちょっとちょっと、TAMA」…とLさんに手招きされて行ってみると…

「クッキーを包んで売りたいと思って、ビニール袋に入れてみたら全然美味しそうに見えなくなっちゃったの。包まない方がいいと思う?」


・・・っていうか・・・


「この気温じゃチョコレートも溶けるし、包んだ方がいいんじゃないですかねぇ。」と言ったら、「そうねえ、じゃあ、包んでないのを見本として出しておけばいいか。」ということで包む係を任されたのです。

しばらくして「どらどら」と覗きに来たLさん、

「おーまいぐどねーすっ!袋に包んでもこんなに綺麗に見せられるなんて、信じられないわ!これなら堂々と売れるわね!」

って叫ぶのでかなり恥ずかしかったです。そうか、アメリカ人の中にいれば私も器用な人ってことに…ならないですかね、やっぱり

というわけで、気持ちよくお仕事してきました。ピーカンに晴れても蒸し暑くない5月ならではのお天気だったし。

おまけ その1

オットが大ハサミを手に、いざ、ブッシュのトリムに取りかかろうとしたら、ブッシュの中から2つの目がオットを見つめておったとな。



しょうがないよね、多少ブッシュが不格好だってさ。この子達が旅立つまではオットのお仕事、お預けです。っていうか、他のブッシュ刈り込んで。




「家族が目を離した隙にカウンターの上にあった大皿1枚分のお肉平らげて、五月のゲロゲロ事件発生でちよ。今日は胃もたれするからレタスでちね。」


「あー、やだやだ食い意地の張った弟なんて・・・」

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おのぼりハイスクーラーの集団、大都会シカゴを行く

2008-04-15 | コドモたちの学校
ハイスクールのストリング・オーケストラでシカゴへ遠足に行ったおねーさま方。存分に楽しんできたようです。ブーなんか「帰って来たくなかった」って。田舎育ちの他の子たちも、ほとんど初めての大都会に興奮して、「大学はシカゴにする!」なんて言い出してる子もいるみたいで…可愛いですね。

生徒50人、先生2人、付き添いの大人6人ほどとツアーガイドにバスのドライバー、総勢60人の旅。さぞかし賑やかだったことでしょう。先生の「疲れた生徒は良い生徒だ」作戦によって、朝から深夜まで各種引き回しの刑にされたコドモ達でした。


イナカモノ丸出しなんだから~。


これ、正式には”雲”を模したオブジェらしいのですが、みんな”The BEAN(豆)”と呼んでいたとか。


実は今回、フーの親友クリス(仮名)は家の事情で参加できなかったのです。悲しいクリスがみんなに頼んだのは・・・




「私の代わりにクリス人形を連れて行って」
(自分の髪型に似せようとしてヘアスタイルを失敗したクリス人形)


いたずら盛りのティーンネイジャーたちにこんなことをして無事で済むわけないじゃないですか。



遊ばれ



虐待され



恐竜に襲われ(レゴショップにて)



でもピッツァももらったし



イルカのショーにも連れて行ってもらえたそうです。よかったね>クリス


もちろん、遊び回っただけではなく、ヴァイオリンを演奏し、コンサートを聴き、クリニック(なんて言うんだろ、臨時教室みたいな感じ?)を受け、ストリングスの楽器製作所を見学し、買い物をし、コメディを見て、博物館で鞄を落としながらもなんとか無事見つけたりと…あれ?結局遊んでますね。

ちなみに二本の松葉杖を駆って動き回るブーは他の人よりも速かったとの目撃談あり。悪化してないといいけれど。来月の舞台にはちゃんと出られるんでしょうか。

楽しい青春の1ページ、良い思い出が出来たようで何よりです。



魔法の言葉「お散歩行く?」の一言で輝く笑顔のクキ王子。
あらかじめカメラを構えて呪文を発したウーのテクニックで撮れました。


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大学見学会

2008-04-05 | コドモたちの学校

雨の中、今回はブーの大学見学会につき合ってきました。平日の開催ですが、大学側からのお誘いを受けたので、高校の方はあっさり出席免除です。去年は9年生のフーが、今年は11年生のブーが、とちょっと順番が狂っていますが、おっとり長女にしっかり次女の性格が出たってとこでしょうか。

ブーの進路は今のところバレエのコスチュームデザインという方向に向かっていますが、ハイスクールの理系の先生達は、ブーの理数系の成績を生かさないのはもったいない、と言ってくれています。しかも、今アメリカで一番稼げる職業(笑)は、薬剤師なんだそうで、それを考えると、「バレエの衣装作ってたらきっと一生貧乏よねぇ」と心が揺らぐようです。

それはともかく、ブーの長年の夢は、早く家を出て一人で好きに暮らすこと、だったのですが、あいにく、バレエの衣装(performing art)に進むにしろ薬剤師方面(pharmacy)にしろ、この地元大学がこのあたりでは抜きんでているらしい。特にパフォーミング・アートでは全米屈指のレベルなのだそうです。要するに、西海岸か東海岸を目指さない限り、どうしても家から逃げられないブーちゃんです。

ちなみに、アメリカの大学って、日本のように大学の偏差値で選ぶのではなく、自分の進路を決めたらその学部で選ぶことが多いようです。だから、○○大学に入る、という目標でその大学のいろいろな学部を受ける、なんてことはあまりないみたい。××学を勉強したいのなら、○○大学の××学部と、△△大学の××学部と…というふうに、その学問の分野で強い大学を選んでいくようです。あるいはスポーツとかね。


ついてないわねー、ブーちゃん。とはいうものの、ここのところ、大学進学が現実味を帯びてくると、にわかに心配になってきたのは食べ物のこと。ドーム(寮)に入ったらキッチンはほとんどないに等しく、1日3食アメリカンフードを食べ続けることになりかねません。先日泊まりのパーティでジャンクフード漬けの洗礼を受けたフーの体験談もブーを震え上がらせました。ブーの友人にはアジア系が多いので、泊まりのパーティでもファミリーサイズのポテチが5袋も開けられるようなことは起きないんです。でも大学の寮なんかに入ったら、毎日そんな目に遭うのかも…。そんなわけで、近頃は「大学が地元で良かった。毎週ごはん食べに家に帰ってこよう」なんて言う言葉も出てくるようになっていました。


受付を済ませて資料をもらい、あちこちのブースを一通り回って、入学後の活動をいろいろ教えてもらった後、スナックが出ました。

取り放題…とは言ってもベーグルにドーナッツにマフィン…

この後、学長や教育長(?)のスピーチを聴いて、学部ごとのツアーに出ました。ブーはパフォーミング・アーツに手を挙げたので、音楽や演劇、ミュージカルなどの学部へ。入試やオーディションの方法などについての説明を受けた後、学部内を見学です。この学部だけで劇場を3つも抱えて、それぞれセットの模型や大道具部屋、バレエのレッスン室も見学。クラスの真っ最中でプリエが始まったところでした。いろいろなレベルの人が混在していたのは、メイジャー(専攻)の人もいればマイナーで趣味として取っている人もいるからでしょうね。


舞台裏の大道具部屋。ここで舞台芸術専攻の学生達がセットを作るんですねー。



歴代のセットが飾られています。


音楽、演劇、ミュージカル…常にどこかの劇場でパフォーマンスが行われて一般公開されているそうです。タイムリーにも、来週末はチェロ弾きのウー君も、ここにお呼ばれ(?)で、何かのセッションに参加するらしい。若いうちにいろいろな機会に恵まれて、いいなぁ。



やはり日本だったら軽く一つの町が入ってしまいそうな規模のキャンパスです。学生数3万6千人。そのうち2000人が外国人だそう。去年見学したフーの志望校(広さ全米一)ほどではないですが。


フットボールのスタジアムも…一体何人収容できるの!?というサイズ


それにこの巨大なロータリー。セレブリティがストレッチリムジンでやってきたときのためだそうです。正面の建物は4つある寮のうちの一つ。

寮の部屋は、学生が案内してくれました。・・・がっ!すごい部屋だったんです。2人部屋の2段ベッドに机が二つ…まあその狭さとか古さとかは想像の範囲内でしたが、床にキタナいタオルやら本やらノートやらが散乱している中に「どうぞー、入ってください、さぁさぁ」と入学予備軍の学生とその保護者をぎゅうぎゅう詰め込んで「トイレやお風呂は毎週ちゃんと掃除の人が入って綺麗にしてくれるから心配ない」とか「部屋に冷蔵庫や電子レンジも持ち込めるし、インターネットもできるから問題ない」とかの話をしてくれまして。でも、これみよがしに置いてあるファブリーズが追いついてないというか、においが混ざって大変なことに。せめて床のゴミを拾ってくれ~!


一緒にツアーをしてくれた女子学生にこっそりと「女の子の部屋はもっと綺麗なんでしょ?」と聞いたらふたりで力強く頷きながら「もちろんよ!匂いだって全然違うし!」と言ってくれたのでちょっと安心…かなあ。


アメリカの学生は話し上手です。小さい頃からスピーチの訓練を徹底的に受けるせいか、キビキビと要点をわかりやすく、ジョークを交えながら臨機応変に話ができる技術は素晴らしい。雨の中、要領よく我々を連れ回しつつ、生活のこと、セキュリティのこと(学内のポリスはシティのポリスよりも良く訓練されているから安全、など)専攻のことなどなど説明してくれました。



2階の廊下から見下ろしつつ「ここはホットタブです」って言われて、どこどこ?あの丸いところ?ときょろきょろしていたら、このプール全体がホットタブでした。本物のプールはこの隣に超巨大サイズのがありました。横が50メートルかなぁ。

学生が使える施設のゴージャスなこと!特にスポーツ系の建物はどこまでも続く吹き抜けの廊下に、天井までトロフィーが並び、壁面には液晶画面付きでスポーツ選手達の活躍が紹介され…。学費が高いわけです。


そして、お昼は・・・


なんとなんとバフェスタイルの食事付きだったんです!



これが美味しかったこと!びっくりしちゃったけど、このレベルは寮の食堂には望めないんだろうなぁ。ちなみに学内にはちょっとしたショッピングセンターから、各種レストラン、エスニック料理まで揃っているとのことでしたが、スタッフの一人が「チャイニーズレストランもあるんだけどね…問題は、誰もチャイニーズ料理の仕方を知らないってところなのよ」と耳打ちしてくれました。それって。。。


学生獲得のためか、朝食、飲み物、昼食付き、駐車場も無料パスがもらえて、至れり尽くせり。奨学金の受け方や学生への質疑応答などなど、いろいろためになる情報も入りました。ちょっと寝不足で疲れ気味だった私、バレエでアキレス腱を傷めてレッスンお休み中のブー、雨と風の中、傘の骨を折られつつの学内ツアーはちょっと大変だったけど、得るところの多いオープンハウスでした。地元大学の印象急上昇。


マグノリアが咲いてましたよ。



「で、オレなんて結局出番ナシなのな。」


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πの日の悲劇

2008-03-16 | コドモたちの学校
中学生が楽しみにしていたパイ・デー(πの日=3.14)ですが、大変な顛末になりました。

パイ・デーを楽しむために、フライド・パイを作っていた家庭科室で、油の温度が上がりすぎて火の手が上がり、少し燃えたようです。

もちろん、ただちに生徒は避難させられ、消防車が到着する前に、学校常駐のオフィサー・B(警察官)が果敢にも消化器で日を消してくれたそうなのですが、だからといって、何事もなかったように授業に戻れるわけではありません。

全ビルディングから生徒・職員の全員が校庭に避難。ミドルスクールだけでなく、隣のインターミディエイトスクールからも全員です。外は冷たい豪雨だったのですが、非常事態とあれば仕方がなく、消防隊の検証が終わり、安全が宣言されるまで、凍えながら30分間外で待たされたそうです。その後、インターミディエイトの方は影響なしと判断されて教室に戻れたけれど、ミドルの生徒たちは、インターミディエイトの体育館に集められ、更に2時間の缶詰め。


・・・というわけで、せっかく覚えた3.14159265358979323846264338327950288419716939937510582097494459230・・・は披露する機会もなく終わってしまったウー君でした。


噂は瞬く間にハイスクールへ広がり(両方の学校を往復する先生方から)生徒達は大興奮、忘れられないパイ・デーとなりました。

学校からのお知らせには詳しい説明と共に、「一人も怪我人がなく、ただちに避難ができたことを喜びましょう!と書かれていてちょっと笑ってしまいました。



「喜んでる場合じゃないでちよ!作ってたフライド・パイはどーなっちゃったんでちかっ!悲劇でち。」


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