合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

卒業式に遠征

2017-05-21 | おとなになった子どもたち



「なんなのっ!?」



「おめかしさせられて。。。」



「車の中ではいっぽのヤローに座席から突き落とされてでちね」
いや、どっちかっていうとうぃるちが吠えかかったはずみに足を滑らせて落ちた感じなんですけどね。


「はーとぶろーくんな上に4時間もドライブでちよ。心が折れまちよ。」



そうしてやってきたのは…



「卒業式でち!」



ついに、娘1号ブーの夫「け」君が



博士課程を修了!
うーん。ついこの間学部修了の卒業式に出た記憶が。。。



Ph.D.(博士号取得者)の卒業ガウンはこのように大変偉そうなフッドがついており(アカデミック・ドレスについては彼らの高校卒業時に詳しく書きました)彼は工学博士なのでオレンジ色。



かぶると魔法使いになる~!



とにかく、おめでとう!



家族みんなでお祝いの食事に行きました。古い教会をリメイクした素敵なレストランは「け」君のお友達が経営。



お祝い御膳(泣)




夜はホテルにお泊り。



翌日はパーティです。うぃるちはみんなと仲良くできたし、食べ物も盗まなくて本当にお利口さんでした。



天使のような双子ちゃんも参加



親分風のブルドッグ君も参加



「わーい」
いっぽも、まるで普通の犬みたいに楽しんでました。24時間飲まず食わず、トイレもなしのビビリだったけど。



「全ての日陰はボクのものでち。」




パーティ用。小さい男の子が一口齧っては他の人に「はい、これあげるよ。」ってやっててお父さんに叱られていた 全部の種類、味見したかったみたい。



ふたりの8年間。下の写真は「け」君が入寮した日です。変わらないようでいて、ふたりとも若かった。お疲れ様でした。これからは名実ともに社会人(実質的にはもうずっと半分社会人やってたけどね)。新生活の始まりです。初めての都会暮らし、ますます離れる実家からの距離。すべてスタートオーバーのブーの仕事。でもこの二人ならきっと大丈夫。


2日とも晴天に恵まれ、素敵な卒業式&パーティでした。


さて。ところでですね。


名実ともに世界トップクラスのこの大学なんですけど。。。


この工学部だけで卒業生は合計3000人。式の参加者は600人。これだけの人が集まることは何十年も前から続いているわけで…



なのに、列を作ることもせず、たったひとつのドアにセキュリティチェックを設定して、まるで漏斗に水を流すように一人ずつ通すとか。。。。。炎天下、たった10メートルほど進むのに30分も待つとか、当然順番バラバラになるので迷子続出とか。。。。。。


なんで?


と思わずにいられません。なんで~~~???





「とにかくボクたちがんばったんだからいいじゃない。」


はい、そのとおりです。でもねー。アメリカだよね。なんだかんだ言って、アメリカの卒業式大好きなんですけどね。毎回何かしら「なんで?」がありますね。・



結婚披露パーティ

2015-08-13 | おとなになった子どもたち
レセプション、日本でいうところの結婚披露宴…ってほどのものでもないから、やっぱり結婚披露パーティと呼びます。ささやかに…のつもりだったけれど、せっかくだからブーがお世話になったあの人もこの人も、懐かしいあの人も、それから…それから…とやっているうちに、立食で入れるキャパシティマックスになってしまいました。

会場はフォトウェディングを提供してくれたアンシャンテさんの敷地内にこの春オープンしたウェディングレストラン アレーズさんです。



おされ~、でそ?ダンスフロアもついていました。日本でも使う人いるのかな。今回はお年寄り席が必要だったのでダンスはなし。



新郎新婦は2階から右の階段を使って降りていきます



高砂(違)。何もかもが新しくてとにかく綺麗。



お花も、細かく打ち合わせしている時間ないから、とにかくブルー系の寒色で、とお願いしたら素敵にしてくださいました。



恒例になってきたアイシングクッキーはアメリカから持参。日本の湿気は覚悟していたけど、お持ち帰りした人たち、翌日にはふにゃふにゃになっちゃったみたい。残念なり。




このへん、ウェディングと関係なくなってきてますが。



ゲストの皆さんが入場



家族・親類をはじめ、大切な友人たちです。



カップルを待つ間の歓談中



新郎新婦の登場。花嫁のかつら、重さが3kgと聞いたブーちゃんは軟弱にも写真撮影後の髪型チェンジを選択。昔のお嫁さんたちははそのまま8時間とかがんばってたそうですよ。




高砂(違)に到着。司会は日本で社会人してるフーに頼みました。バイリンガルで便利だし 上手だったよ。ありがとう~>フー



小さいころ一緒にキャンプで大変お世話になったS様に乾杯の音頭を取っていただきました。
ブーが生まれる前から知っていてくれている古くからの友人たち、ようちえんの仲間、幼なじみ、合衆国の片隅でクッキー、そしてHopeが大変お世話になっていたご夫婦や、クッキーをかわいがってくれていたご家族、今は日本で活躍している私の元生徒さんたち、そしてはるばるオーストラリアから参加してくださった我が家の運命を変えてくれた恩人様、「け」君の名付け親15歳……みんな、みんな、ブーと「け」君のために本当にありがとう!!
かんぱーい!



さてさてさて!


じゃーん



何をおいても…



やっぱり



お料理ですよ!



もう



どれも


これもが



美しくて美味しくて。


メニュー

スモークサーモンサラダ 
アスパラのムース
白身魚のカルパッチョ
生ハムと鴨肉のスモーク
テリーヌ盛り合わせ
新鮮野菜のスティックサラダ バーニャカウダーソース添え
ニース風ポテトサラダ
エビホタテの酢ゼリーがけ
じゃがいもグラタンとハンバーグ マスタードソースがけ
ビスソワーズ(じゃがいもの冷製スープ)
チョリソーとスペアリブ
ホタテのロースト 焦がしバターソース
白身魚のポワレ ヴァンブランソース
特選牛のローストビーフ 赤ワインソース
パン盛り合わせ
フルーツ&ケーキ盛り合わせ
そば



ゲストの皆さんにも絶賛されていました。なのに花嫁の母は、気が付くとかなり食べ損なっていたことが後で写真を見て判明~!あああああああ、くやしい 



唯一のネガティブコメントは…「わあ!デザートだ!」って、カクテルグラスに入った白いお料理を手にとって、あま~いモノを、脳も口もお腹も期待してパクッと食べたA君。それはビシソワーズでした。美味しかったんだけど、思いっきり想像と違うものが口に入ってパニックになったんだって。涙目A君ちょっと笑えました。あるある、そういうこと。



アメリカでの式の様子をビデオで流したり、スライドショーを流したりして、時は過ぎていきました。宴もたけなわで「け」君のスピーチ。本当に短いコメントでいいからね、って打ち合わせだったのに。日本語で一生懸命、たくさん話してくれました。ふたりのこと、周りの人たちのこと…おかーさん、感動したよ。



通常とは少しちがうけど、新郎新婦から祖父母への花束贈呈。いつも近くにはいられないけれど、見守ってくれていてありがとう。




こうして、日本でのメイン・イベントはつつがなくお開きとなりました。


参加してくれた皆さん、本当にありがとう!ブーにも「け」君にも、そして家族にも最高の思い出となりました。協力してくださったスタッフの皆様にも感謝!



なるべく早く、珍道中の記事もupの予定。どうぞお付き合いください~

日本でのフォトウェディング

2015-08-12 | おとなになった子どもたち
時差ボケからは抜け出たものの相変わらずの咳と、待ってはくれない日常や仕事に追われ、またもやブログ無更新記録を更新(あれ??)。日本での結婚式の模様をレポートします。

うちの子どもたちが七五三の時からお世話になっている茨城のフォトスタジオで、フォトウェディングをプロデュースしているということで、1年ほど前から主にオットが窓口となって打ち合わせを重ねてきました。残念ながら、ブーの日本語ではそういったセミフォーマルなやりとりをメールですることは、もはやなかなか困難なのです。生活の99%が英語になってもう6年。しかたがないかな。

ともあれ。アンシャンテさんには良くしていただきました。




正統派の一枚から


後ろ姿


小道具使い


キワモノ超カコイイこんな姿まで。



なんて仲良しに見えるふたり!


雨100%という予報の下、幸いにも、つかの間の雨上がり








幸せな二人の姿をたくさん残すことができました。


次、アンシャンテ内のレストランで行われたパーティの模様をお送りします。さていつになるか…。



レセプション

2015-06-21 | おとなになった子どもたち


そしてレセプション!ケーキはメイド・オブ・オーナーのLちゃんが選んで注文し配達まで取り仕切ってくれました。ケーキトップの名前入りウサギさんはネットで調達。



会場ロビーのテーブルにフェイバーのミントを並べます。ネームカードに招待客の名前とテーブル番号が書かれているのでそれを持って各自テーブルに着き、適当に飲食しながら新郎新婦の到着を待つ。







毎晩夜なべして作ったアイシングクッキー



フーの元ルームメイトで親友の日本贔屓ケイドリちゃん(仮名)の作品



そしてそれ以外のクッキーは……

ぜーんぶ



「け」君の



おばあちゃんが作ってくれました。その数2000枚超!



式次第?とギフトのテーブル



ずらっと並んだ二人の歴史の写真と



二人へのメッセージカードを書くためのテーブル。担当はブライズメイドのVちゃん




このおもしろグッズは結婚披露宴の定番アトラクション(?)と言われているフォト・ブースのための小道具です。フォト・ブースとはつまり…


原始的なプリクラとでも申しましょうか…デジタルじゃなくアナログで仮装しちゃうところがプリミティブで楽しい。



披露宴(レセプション)の入場はカップルがそれぞれに工夫を凝らして演出を考えるものらしく。二人はウェディング・パーティ(ブライダル・パーティ)のメンバー一人ひとりを紹介しながら入場させる形式でした。


その後席に着くウェディング・パーティの皆さんと、それぞれのパートナーたち。日本のようにカップルの片方だけが参加ということはなく、かならず二人セットで招待するようです。
そしてメイド・オブ・アーナーとベストマンのスピーチ。



じっとしてないなかなか写真が撮れないフラワーガールちゃんとのツーショット



ドレスのスカートの中に潜る遊びがお気に入りでした。


この辺りでお決まりのフラワー・トス(花嫁が後ろ向きにブーケを投げる)とか、ガーターベルト・トスとかもあったのですがなぜか写真がないので割愛。



ケーキに入刀して



お互いに一口ずつ食べさせる。



そして新郎新婦のfirst dance。ここが一番盛り上がるところかな?


このあと

father & daughter's dance


そしてmother and son's danceと続き、



ここから



ひたすら


ダンスタイム



しっとりと踊る大人チームあり




自由な赤ちゃんあり




姉妹も踊り




馬も参加




〆のダンスはなんとマルマル・モリモリでした。



アメリカの結婚式はおもしろいなあ。。。…と4週間経った今、記憶が美化されて大変だったことは忘れちゃってます。ちなみに新郎新婦はこのパーティの終わりにそのまま新婚旅行へでかけたのでお片づけはすべて残りの人々の仕事となりました。やっと家の中がほぼ片付いて、ウエディングドレスその他の後処理も終わって、今度は日本でのパーティの準備中…。日本でも参加のみなさんに祝ってもらえるようにがんばります。



I only wish if you were.......

there for another a half year....



and another... well... eight years...... orz




結婚式

2015-06-16 | おとなになった子どもたち



式は午後3時からでした。


プレ・サービスには教会のオルガニストがBGMを奏でてくれた他、ウーがバッハを。



入場は、新郎と新郎の母から。


次は新婦の母が新婦の弟にエスコートしてもらいました。



新郎の母と新婦の母で、家族をひとつにするためのキャンドルに火を灯します。ちょっとしたアクシデントは新婦弟の機転で見事カバーされました。でかした、ウー。




続いて、新郎と、新郎側ブライダル・パーティの入場




ここで初めて、新郎の弟によってアイル・ランナーが敷かれます。




新婦側ブライダル・パーティの入場その1



その2



その3がメイド・オブ・アーナーのLちゃん 背が高いのでロング・ドレスになりました。




そして当日までどうなるかわからなかった最大のジョーカー、フラワーガールちゃんですが…



11
ちゃんとドレスも着てヘッドピースは最後まで拒絶したけど大喜びで花びらを振り撒き、みごと仕事をこなしました!あとはそのままお母さんのところへ……と思いきや…




なぜそこで立ち止まる???振り向いた???ドキドキドキドキ




最前列にいたワタクシは彼女のつぶやきを聞いてしまいました。
「あ!まだお花が余ってる!……わたし……もどるべきだと思う!!yellow16 
…え?



フラワーガール、まさかのUターン!!

この後、アイルを戻ったフラワーガールちゃん、入場してきた花嫁と鉢合わせして、会場が笑いの渦に包まれていましたが、その影で、完璧な仕事をこなしたリングベアラー君が地味に真っ青になっていたことには誰も気付かなかった。。。実は、リングベアラーが運んでくるリング・ピローには、ニセモノの指輪がついているんです。本来は祭壇でベストマンがその指輪をピローから外してホンモノとすり替え、新郎に手渡す…はずなのですが…ベストマン君、ピローについているニセモノ指輪をうまく外すことができず、そのままリングベアラーに返してしまった!→大事に運んできておにいさんに渡すはずだった指輪、どうしようボクまだ持ってるたいへん!!→責任感の塊リングベアラー4歳パニック!!


かわいそうなことをしました。
教訓:コドモがらみの準備・練習は入念に。


ともあれ


花嫁と父の入場。



この頃リングベアラー君がそんなことになっていたとは。


牧師さんからのWelcome, Time of Remembranceと続き、次に新郎母のハンドベルの演奏、牧師さんのWord of Encouragement、新婦母のピアノの演奏(LiLAさん、楽譜ありがとう!)のあと、


Marriage Vows




Exchange of Rings

Blessing and Benediction、Sealing the Vows…と続き



Presentation of the Couple




Recessional 結婚行進曲が流れて式はすべて完了


この後、新郎新婦と親たちは出口に並び、参列者一人ひとりに挨拶して(一日でこんなにたくさんの人とハグするのは最初で最後かもしれない)送り出した後、今度は参列者がシャボン玉で新郎新婦を迎えてくれました。











怒涛の勢いで行ってしまった新郎新婦、後ろから「ゆっくり歩け!」と叫ばれて振り向く、の図


  



この後しばらく外で写真撮影などして、新郎新婦は最後にパーティ会場に入ります。


ベストマンはじめ男子たちの苦心の作……ネコの顔になってるんです。がんばったんです。はい。



はい、乗って乗って!中もすごいよ。



すごすぎるよ。。。




パーティ(披露宴)編に続く…



結婚式当日の準備

2015-06-16 | おとなになった子どもたち



結婚式当日は快晴でした。前日までありえないほど寒く、翌日からは雨。タイミング良かった!



花嫁たちが準備している間に……




会場の準備!




平行して披露宴会場の準備も。




不器用な男子たちは一生懸命車の飾り付け……



5年前に亡くなった「け」父の写真(浅草)が出迎えます。




プログラム。日本の結婚式にもこういうのあったっけ?





できました





二人の門出

2015-05-27 | おとなになった子どもたち

たくさんのお祝いの気持ち、ありがとうございます


とりあえず いちまいだけ








と思ったけど、





もう一枚

















あと一枚だけ






あ、ハイライト使いきっちゃった。。。





ふたりは今、カリブ海の聞いたこともない島でハネムーンを楽しんでいます。

若い彼らに祝福を!




結婚式って大変ね

2015-05-18 | おとなになった子どもたち

結婚式の準備も秒読み……


結婚式の前にも後にもたくさんのパーティがあります。手軽につまめるクッキーはいくらあってもいいかな。



ギブ・アウェイのシール貼りも夜なべ仕事で片付いた



ちょっと神経使うウェディングドレスのアイロンがけも成功。


それにしてもこの期に及んで一番の気がかりは家の掃除というのがなんとも情けない。遠くから来るゲストのためのベッドやシーツやタオル類の準備も。ああ、やっぱり何より家の片付け!

一方本人たちは当日の音楽の選択から、リハーサルディナーの出席人数の確認、予約、支払い、打ち合わせに次ぐ打ち合わせでかなりストレスがたまっている模様。前々日、前日、当日の分刻みのスケジュールまで全部考えて手配しなければならないんだから大変ですよね。身近な新婚さんたちが口をそろえて「今までの人生で一番大変だった!というのがわかる気がします。

あと6日~!


結婚式のフェイバー

2015-05-18 | おとなになった子どもたち

こちらの結婚披露宴(レセプション)には、引き出物がありません。慶事半返しなんて訳の分からない習慣がないのはありがたいこと。だけど、その代わりほんの小さな手土産(favor)を持って帰ってもらうこともあります。伝統的にはアーモンド・ドラジェ。ワタクシ、昔から西洋のこの習慣には憧れていた(なんでかというと、アーモンドが大好物だから)のですが、娘たちにこの提案をしたところ「ナッツ類はアレルギーが怖いから」とあっさり却下 




チョコレートかなあ。でも暑い日だったら溶けるよねえ。どうしよう?と考えていたところへ結婚カタログで見つけたこのミントの缶。好きなデザインや名入れ無料だって!これならちょうどサイズもピッタリ!これにしよう!と盛り上がり、例によって我が家へ配達を手配。

あっという間に届いて、ああ十分間に合った、よかったね~!と箱を開けてみたところ…



え?無地!?え?え?え?


慌てて箱の底までよくよく見てみたら…



デザインのシールが入ってた。てことは…1枚いちまい自分で貼るのか!


恐るべしアメリカの結婚事情
少なくとも1週間前に届いてよかったです、はい。


ウェディング・レジストリー

2015-05-16 | おとなになった子どもたち
アメリカの結婚事情…当初衝撃的だったのが、ウェディグ・レジストリーというシステム。
カップルが結婚のお祝いにもらいたいものを特定の店の商品から選んでその店にリストを登録しておくと、お祝いしたい人がその店から買って結婚祝いのギフトにしてくれるというもの。

「自分たちがほしい物を登録して、それをもらう」

という考え方にびっくりしました。建前上、お祝いって「もらうこと」を期待するものではなく「わあ、何かいただいた!ありがとう!」というものだと思っていました。

が、こと結婚に関しては、どうしたって、お祝い(日本だったら結婚式のご祝儀という形のほうがが多いですが)をいただくことになる。もうこれは決まりのようなもので、それなら、本人たちがほしい物をもらうというのは、あげる側にとっても喜んでもらえてとても合理的なのでは?と、私も何度か経験してみて(もちろんあげる側です)考えるようになりました。実際、自分の時を振り返ってみると、会ったこともない親の知人から贈られた正直に言って趣味の合わない食器類……実は、捨てるわけにもいかず、アメリカへの引っ越しにもついてきたのでまだ食器棚に入っていますが、この25年で何回使ったか…という程度です。


それに、このシステムでも、べつに一人ひとりに「これを買ってください」と言うわけではなく、ほしい物を大小さまざまリストアップしておき、相手は、個人であるいはグループでそのリストの中から各自の予算や希望に合ったものをこれまた選ぶ、ということになるのでお互いwin-winというか、とてもよくできているのです。

大抵の場合、結婚する、という話が出回るとギフトを贈りたい人がカップル、もしくは親族に「レジストリーはどうなっているの?」と聞きます。もしくは最近だとネットで本人たちの名前を入れて検索する!いまどきの店はほとんどオンラインストアも展開しているので、レジストリーはオンラインが主流のようです。ほんの数年前までは、贈りたい人が直接、カップルが登録した店に出向いてそこで紙に書かれたリストを見ながら選んでいたのですが…あっという間に時代が変わりました。とにかくカップルは招待状を出すまでにはレジストリーを済ませているので、その都度、店の名前を告げるだけでいいわけです。


そこで問題。みなさんが注文してくださった新郎新婦への贈り物はどうなるのでしょう?
ここが驚き…というか我が家の場合は少々問題…!?


プレゼントは、どなたかが注文してくださったその都度、五月雨式に指定の住所、つまり花嫁の実家つまりココ!に届けられます。毎日、仕事から帰宅すると家の玄関の前にダンボールがドーン、ドーンと積み重なっている日々が続きました。こちらの宅配便は、大抵玄関のベルさえ鳴らさず玄関前に放置、というパターン。そういえば、ブログに書くタイミングを逃しましたが、この冬、Costco のオンラインで購入したテレビが、同じ番号で違う通りの住所に届けられ、そこのご主人は「テレビが届いた!クリスマスプレゼントかな!」って大喜びで開けちゃって、中の送付状見てガッカリ…我が家へ連絡してきた…という事件がありました。ここと比べたら日本の宅配便サービスは神!

話がそれましたが、とにかくドーン、ドーンのダンボール場合によっては一人で運べない大きさ、重さが毎日積み重なっていくので嬉しい悲鳴です。一番最初に届いたのがキングサイズのベッドフレームで、もう泣きそうになりました。先日、マリッジ・ライセンスを受け取りに帰郷した二人が贈り物の山に取り掛かりました。



ドーンドーン、せめて平行に並べてくださいよ。。。UPSさん…




大きなギフトラップに入っていたのは鍋のセット




食器一式




きゃああああ!これは! 自分で選んだと言ってもオンライン注文なので、実物を見るのは初めて!嬉しいです。




made in Japan の魚型シルバーウェア!素敵~



そして二階にも。



すごーいい!



開けて開けて



開けまくる。箱のなかに一人ひとりからのメッセージが入っています。




文字通り贈り物の山を見ながら、この子たち愛されてるなあ、としみじみシアワセを噛みしめる母でした。ありがたいことです、本当に。

そして、開けるだけ開けたプレゼント。やはり結婚のお祝いは結婚してから使いたい、と。もとより今のアパートにこんなたくさんのモノが入るスペースはとてもなく、8月に新居へ移るまでずっと我が家に据え置きです



結婚式秒読み

2015-05-04 | おとなになった子どもたち
娘1号ブーと「け」君の結婚式まで、あと3週間を切りました。ひーーーっ!


アメリカの結婚にまつわるあれこれの慣習、日本のそれと似ているようで違うようで似ているようでやっぱりいろいろ違う。

日本と違うものを簡単にいくつか紹介しますと

1.ブライズ・メイド、メイド・オブ・アーナー、グルームズメン、ベスト・マン、フラワー・ガール、リングベアラーからなる”ブライダル・パーティ”なる特別な役目の人々が存在する

2.結婚に先立って、役所から「マリッジ・ライセンス」なる書類を発行してもらい、それをもって結婚式に臨み、オフィシエントという結婚を成立させる資格を持った人(通常牧師さん等)に書類を完成させてもらってやっと「マリッジ・サーティフィケーション」という「結婚証明書」がもらえる

3.披露宴では、家族がメインとなり、一番良い席に座る。これは日本と逆~

4.前日に「リハーサル・ディナー」と言って、結婚式の予行演習をした後、親族とブライダル・パーティが集まって会食をする

5.教会その他会場の飾り付け、食事のケータリング会社、花その他、の選択は全部自分たちでする!

6.披露宴(レセプション)のメインは食べることと踊ること!


……他にも細かいことがあれこれあれこれあれこれあれこれ…と何百回も書きたくなるくらい違ってびっくり。
今週末は、二人が他州から、マリッジ・ライセンスを取るために帰郷していたので、一気に他の準備も捗りました。


こんなマニュアルもあります。チェックリストをよーく見て漏れのないように!



アイル・ランナー完成。上で遊んでいるのはフラワー・ガールちゃん
結婚式のときに、花嫁がお父さんと入場してくるアイル(列)の敷物です。一枚一枚花びらをくっつけて作りました。あ、ちなみにヴァージン・ロードというのは和製英語だそうですとんでもねーセンスだ



ヴェールは、「け」君のお母さんが使ったもののヘッドピースを借りて、そこに新しくチュールを縫いつけ、更にパールのビーズをグルーガンでたくさん付けて完成しました。結婚式に花嫁は

Something New   何か新しいもの ←忘れてました。慌てて付け加え。えくぼママさん、ありがとう!
Something Old 何か古いもの
Something Blue  何か青いもの
Something Borrowed 何か借りたもの

を身につけるとラッキーとされていますが、ヴェールを初め、ドレスは私のお下がり、靴も友だちのお下がり、簡単に全部クリア…というよりも、なんというか

Something Old
Something Blue
Everything Borrowed,
and
Something given

になっているような気がしないでもない。。。新しいものどこ? とことん自分で手を入れて納得の行くものに作り替えています。




不器用なワタクシが一生懸命縫い縫いしてみたリングベアラー用の蝶ネクタイ。やっぱりおそろいのテーマカラーにしたかったんです。




「リングベアラーでちか?」
指輪を運ぶ係の小さい男の子…時にはペットの犬が大抜擢されることもあるようですが、噛み犬じゃダメだ~。クキさんになんとかここまでがんばってもらいたかったです。


今日は私の靴とジュエリーに息子のシャツやネクタイも揃えたし、牧師さんと最後の打ち合わせも終わったし、出席者の席順表もほぼ完成。でもまだまだ取りこぼしありそうだなあー。2週間、気を抜かないでがんばらないと!

…って矢先、日本にいるフーちゃんが急性胃腸炎で入院とかしまして…働き過ぎで弱ってるんだと思うけど…なんとか2週間で体調戻してちゃんと飛んで来られますように! ブライズ・メイドのお仕事あるんだから! ←そこ?


この夏のコドモタチ

2014-07-18 | おとなになった子どもたち


実は、2番め娘のフーが、このたび、日本で職を見つけまして、今就活を終えて、こちらへ一時的に戻ってきています。本格的引っ越しの準備です。長かった人生の夏休みもラストスパート。限られた日々をクッキーと過ごせるように、車いす大作戦はフーに頑張ってもらいます。末っ子息子のウーはこの夏、翻訳のバイトと夏のクラスを取ったので、ほとんど家に帰って来られませんが、この週末はフーに会いに来てくれました。



コロラドハイマウンテン1200kmのバイクイベントへ出かけたおとーちゃんのお見送り。クキさんは気づかずに寝てました(^_^;)おとーとは、もうほとんどハタチになるというのにまた背が伸びました。

第1子のブーは、相変わらずフルタイムで学生やって美容師として働き、来年の春に向けて結婚式の準備に大忙しです。私のウェディングドレスをリフォームするんだって。楽しみです。


袖が時代を物語っている~

 



結婚式場?決まる

2014-02-13 | おとなになった子どもたち



バレンタインの続き~というわけではなく。


来年5月結婚式の予定のブーと「け」君に頼まれて、「け」君のお母さんのPと一緒に行ってきたブライダル・フェア その2。


別名を「ケーキ食べ放題」と言います。


もともと、私、甘いモノは…


苦手なんです…


ってば…


ホントにもう、


カンベンしてください、です。

どれも悪くなかったです。もう区別もつかなくなりました。



いやいや、もう



やりすぎなんじゃなーい?


味よりもデザイン…にしても斬新かも。最近人気だそうですよ。


あ、なんか落ち着く。


試食につぐ試食です。



そんなこととは知らずに…



昼ごはん食べてから



行っちゃったんだよ~(泣)



ローストビーフもローストポークも、実はそこらのレストランよりもずっと美味しかったりして、一安心。



かわいいクッキー



花もゴージャス


すごいアピールです。



ハープの生演奏も借りられるんだって。


こちらはゴージャスバージョン。オーストラリアから某Mちゃん借りたいなあ。



こちらテーブルセッティングのサンプル



氷の彫刻!すごい~素敵~!しかし!!



密かに聞き出した裏情報によると、披露宴の後は、これをみんなで外に持って行って投げて割って壊すのが従業員たちの楽しみなのだとか。うーむ。


結婚式、まだ1年半も先だし、と思っていたんですが、なんとびっくり、ブライズメイドを頼んだブーの親友はその週末にもう3件も結婚式が重なっているそうで。式場も教会も一刻も早く押さえたほうがいいという状況で、もう大慌て。ガンガン見学して回って、既にPが既に予約を入れてくれてしまいました。すごい。世間の「ケッコン」にかける意気込みがすごい。気合と期待がすごい。「一生に一度のことだから」(ほんとかい??)という金科玉条でリボン1本、写真1枚にお金がどんどんつぎ込まれていく。不思議な世界です。





「なあに?」


「オレには関係ないぽいの。」


「ばいばい」



フーの誕生日 22歳のサプライズパーティ

2013-09-23 | おとなになった子どもたち


秋ですね。ガーデニングといえばマム!マム以外ありえない、みたいな世界になってます。我が家だけは相変わらずマリーゴールドとダリアが花盛りだけど。

我が家の秋のイベントは娘2号フーの誕生日から。7月に始まった我が家の今年のお誕生日イベントも終盤にさしかかり(と言ってもまだ2人と1頭残ってるけど)ここで中だるみになりがちなのですが、今年は大学4年生。もしかしたらこうして祝えるのもこれが最後かも、とはるばる出かけて参りました。

実は、咬み犬うぃるちを連れて行くべきかどうか、直前まで悩みに悩んだのですが、そうでなくてもいじけがちなうぃるちのこと、半日もたったひとりで取り残されたら…と思うと不憫で、一大決心の上、連れて行くことに。


準備万端 ”咬みまちよ”☓5Tシャツ



「ひどいでち。」


州都まで約160km。一人だと飽きて眠くて大変だけど、犬たちがいてくれるだけでずいぶん違います。クキ兄さんは、暑がりつつも、日の差す窓に顔をくっつけての1時間半。チンピラ弟は生意気にも助手席で警備に当たります。この日に限って暑くて暑くて大変な日だったけど、よくがんばった。


今回(も)、フーにはまったく知らせず、ルームメイトのKちゃんと連絡を取り合って、こそこそと準備を進めました。といってもケーキと、フーが大好きなキュウリの和え物、焼きおにぎりを差し入れるだけ。メインはあくまでもクッキーとうぃるちです。近頃就職活動のストレスなどもあってか、ホームシック気味のフー、電話で話しても「犬たちに会いたい」とめそめそしてるし、Kちゃんにも「うちに帰りたい、犬たちに会いたい」と愚痴っていたそうで、その時点でもうこのサプライズの準備をしていたKちゃんも私も、大変に苦しい~soppo思いをしました。

フーが授業を終えて帰ってくる時間を見計らって、少し前に部屋に忍び込み……


↑ まだ気付いていない。ただ、友達がみんなでサプライズパーティを開いてくれたのを喜んでいるフー。


「えっ!?」


「くっき~~~~~~~!!!!」

「がーちゃんの興奮っぷりにビビって逃げるオレ。」


「泣くなよ、オマエー。」


「お母さん、こんなとこにいたでちか。」


そして、今年も素敵な仲間たちに囲まれて、HAPPY BIRTHDAY!!





「で、なんでこうなるの~?」
やっぱり、クキさんのお手入れはおかーちゃんじゃないとうまくできないからね。爪と足のムダ毛をさっぱり切ってもらって綺麗になってよかったよかった。

それにしても、フーが22歳なんて信じられないなあ。見た目が子どもっぽいから余計に。本当にもう、どんどん離れて行っちゃうんだな。それでも、私にとってはいつまでも大事な、可愛いムスメなんです。私がしてあげられることはもうほとんどないけれど、これからも自分を信じて歩いていってくれますように。


帰り道は途中から大嵐。前も見えない中、クッキーさんは興奮のあまりまんじりともせず。うぃるちはさすがにうとうとしつつ、なんとかうちに着きました。翌日は半日撃沈。生きてるかどうか、何度も見に行っちゃったyo 午後からはふたりとも元気にセキュリティにもどりました。ほっ



パーティの小技

2013-09-02 | おとなになった子どもたち
パーティのあれこれ、ブーちゃんの工夫など。

日頃から、「アーティスティックではないけれど、クリエイティブ」を自認するブー。ほとんど一人で、パーティの飾り付けを準備しました。


我々に出された指令は「空き缶集めて!」というもの。普通のカンヅメの空き缶にレースとリボンで飾り付け。


ブラックボードは、透明なプラスティックの写真立てをマジックで黒く塗ったもの。これでチョークが使えるようになるんですね。そして、後ろに見えているキャンディのボール。発泡スチロールのボールに穴を開けて棒付きキャンディを挿してあります。これも可愛い。



二人のヒストリーを写真でパネルにまとめて、イーゼルに立てかけました。

その他、モスリンの布をテーブルの数だけ切ってテーブルクロスを作り、白いチュールで壁を飾り付け……


しまいには、クッキーさんもチュールで仕上げ。



ところで、今回写真が妙に綺麗に撮れていたのは、この最高殊勲選手M氏のおかげです。オットのヘンタイ自転車友達。はるばるM州からやってきてくださって、すごーいお高いカメラで200枚もの写真を残してくださいました。ありがとうございますっ!もう雨男だなんて言いません!





「どーせボクなんてパーティにも連れてってもらえなかったでちよ。出番もないでちよ。