合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

息子を褒めてみたい

2016-01-30 | コドモたちの学校
またまた間が空いてしまいました。
書くことがないわけじゃないのです。とにかくPCに触らなくなった。ノートPCがダメになってからデスクトップが私のメインマシンとなり、これをまた今回移動して、ますます普段いることの多いキッチンから遠ざけてしまったのが敗因。ちょっとのことならFacebookで家族にシェアして済んでしまうようになりました。モバイルネット生活に浸かってしまうと、本どころかPCにさえじっくり向かう時間はなくなるものなのだと改めて驚いてしまいます。でもブログにはブログの良さがある。やっぱり細々と続けていこうと思います。

さてさて、久々の書き込みでいきなりの親ばか自慢をお許し下さい。ブーフーウーのウー、通称「れ」こと、我が家の末っ子大学生が、JLPT(Japanese Proficiency Test = 日本語能力試験)のN1(最高レベル)にまさかの満点で合格を果たしました。 

これは、日本語を母語としない人の日本語能力を認定するための試験で、国際交流基金が1980年代に始めたものです。詳しくはコチラをどうぞ。私の生徒さんたちも、世界中の受験者と同じく毎年12月が来るのを戦々恐々と心待ちにして勉強に励んでいます。(日本国内では年に2回、国外では年に1度開催される)

「日本語を母語としない」というところが若干微妙ではありますが、とにかく「れ」が、日本の学校教育を小学1年生の1学期しか受けていない、という、まだカタカナも習っていない状態で渡米してきたことを思うと、やっぱりこれは大したもんだ~!と日本語教師の親ばかは感心してしまうのです。

引っ越してきたとき、すでに夏休みは終わり新学期が始まったところだったのですが、7月生まれの彼は学年でほぼ一番年下、そして英語がまったくわからない状態で、1年生を経験しないまま2年生に放り込まれたのでした。この頃のアレコレは、ずいぶん後からブログに書きました。→ウー初めてのスクールランチ事件





今見ると、バックパックの大きさが泣けます



なぁーんにもわからず毎日みんなに着いていくのも大変だった頃



1年後、ようやく表情に少しだけ余裕が。



当時の、我が家の裏庭です。のどかだった~。



あれから15年。



毎週土曜日の日本語補習校は、ほとんど訳の分からないまま半年でドロップアウト(日本で通っていた学校と進度があまりにも違いました。)学校にも地域にも他に日本人がいなかったウーの日本語は、ほぼ家族内の会話と、日本から祖父に送ってもらっていた学研の「科学と学習」で培われました。福武のちゃれんじは続かなかったな~。そしてその後、更に知識を深めてくれたのは主にマンガやゲーム…。
基本は理系のエンジニアですが、バイトは社会学のリサーチヘルパーで、学内唯一の日英バイリンガル(イナカの大学ですから…)として働き、言語系にも強く英語の成績も上々、我が家で唯一学業バランスが取れた人です。なにしろオットとブーは完全理系、私とウーは超文系。なのに、ウーは微積分のクラスなんかも取りながら、時に日本語教師並みに日本語を分析していたりして我が子ながらちょっと尊敬。N1満点は見事でした。
参考までに、JLPTの問題例はこちらにあります。興味のある方はどうぞ。




日本を紹介するイベントへ行ってきました

2014-04-23 | コドモたちの学校
はるばる、息子の大学まで「桜まつり」に行ってきました。数少ない日本人学生と、意外と多い短期の語学留学生たちが中心になって日本文化を紹介するパフォーマンス。



暖かいを通り越して暑い日でした


アメリカ人のプロ・パーカッショニストたちによる和太鼓の演奏。素晴らしかった!


舞台の上での書道パフォーマンス


浦島太郎の寸劇をしたり、AKB48やら炭坑節やら東京音頭やらを踊ったり、剣道のパフォーマンスはアメリカ人に大ウケでした。何を隠そう、私実物の剣道を見たのは初めて。すごい迫力~。空手を習ったのもこちらで、だし。日本にいた時よりも日本文化に触れているかもしれません。…息子はジブリのメドレーや日本の歌ををバイオリン、オーボエ、チェロ2台のカルテットで演奏したり、照明やら音響やらに走り回っていました。ある意味文化祭だね、これは。まさかアメリカの大学で日本の文化祭体験ができるとは。よかったね~。

草の根国際交流、地道に進んでます。


ウー君のお引越し

2013-09-12 | コドモたちの学校
8月下旬、ウーのお引越。片道3時間半のドライブです。州内なのにねー。高速道路が通っていないとどうしようもない。不便だよねー。

焦げそう焼けつくような日差しだけど、空気はもう秋のよう。



ばばーーん!去年と変わらず、いかにも学生寮って感じの正統派。



部屋からの風景はのどかです。


部屋の現状書類にサインするウー。お戯れに買った80ドルのバイオリンに加えて、今年はギターのクラスも始まります。



新しいルームメイト、新しい生活パターン(?)、何よりグレードアップした新しい楽器で、今年も元気に学生生活、頑張ってくれますように。 一緒に昼ごはん食べて、ちょっと買い物してバイバイ。さすがに子別れも、数えきれない回数になって感傷の余地なし。



帰り道。飽きるなあ。


そらは綺麗だけど。


実は、この道は、オットが持っている(というと語弊がありますが、オットの名前で登録されている自転車のコースが結構ある)の一部。初めて実際に来てみたら未舗装道路だったというオチ。急遽推奨ルート変更したようです。



帰りに見かけたスーパーカー……と思ったらレーシングカーでした。こんなもの、道端で売ってて、買う人…いるんだろうなあ。


ともあれ、無事、子どもたち全員、それぞれの大学へと戻って行きました。ちゃんちゃん!ちなみに、フーのお引越し先は一昨年と同じアパートメント、同じく日本から帰ってきたルームメイトKDと、一人アパートを守り続けたルームメイトK。慣れた仲間たちとまた楽しい日々が始まったフー…ですが。

フーとKDが留守の間、期間限定で住んでいた子たちと部屋の入れ替えをした引っ越しの日……。おそるべしアメリカのティーンエイジャー。部屋から腐った食材や食べかけのあれやこれやが出てくるわ出てくるわ。フーちゃんは恐怖の一夜を過ごしたようです。清潔感溢れるイケメンが清潔な暮らしをしているとは限りませんな。 

それにしても、一応大学が管理してくれているウーの寮とは違って、ネズミが出ようが、毛虫が出ようが、コウモリが飛び込んで来ようが、自分たちで何とかしなければならないアパート暮らし。いい経験してます。



オットのカメラ自慢再び。コンデジでこの望遠はすごいよね。



だけど、私のiPhoneでもこれくらいは撮れちゃう。



とはいえ、iPhoneやはり接写に弱い。ちょっとうらやましい気もしないでもない。


なかなかひとつのことにじっくり取り組む時間がないですね~。


フーちゃんのタイの旅

2013-03-14 | コドモたちの学校
娘2号のフーは、悲願だったインド旅行の夢を叶え、月曜日に上海経由で出発しました。用心棒の男の子たちと一緒に…というよりも、たぶん彼らを「引き連れて」行ったんだろうな。

・・・で・・・・

それから音信不通 ‎((o(;△;)o))

まあ、インドのネット事情なんてそんなもんなんでしょう。よくわかってないおかーさんは、娘にうっかり、「で、ダライ・ラマさんとマハトマ・ガンジーさんってドッチがエラいの?」とか口を滑らせて、一生クチきいてもらえなくなっちゃったりしないように、せっせとお勉強中です。”河童が覗いたインド”何度読んでもおもしろい。ほんとにすごいな、この人。

フーの1年間の交換留学も、半分が過ぎてしまいました。中国へ語学留学もして、大学で取れる範囲の中国語は全部終わってしまった、次はタイ語と韓国語だ、ヒンディも勉強したいと言いつつ、今学期は何をトチ狂ったのか、「データを使うためには、そのデータがどのようにしてできているのかを知らないとダメだ」とか言い出して苦手の数学(経済学)にまで手を出し、初の「納得行かない成績」を取ったらしい。生まれて初めてテストで、「どう答えて良いかわからない。書けない。」という経験もしたらしい(わーい、仲間だ)。ところが、それで懲りるかと思いきや「もっと基礎から勉強直して絶対やってやる。」 小さい頃から「ガンコちゃん」と呼ばれていた所以です。(親族にもこんな人間は1人もいない…)

一方、思いっきりヘタレな母は、他人のフン○シならぬ、「娘の写真」で勝負してしまいます。以下3枚は、去年の秋、彼女がタイへ出かけたときの物。


世界は広い。こうして、私の知らないところに娘はどんどん足をのばして、いろいろなことを貪欲に吸収しています。今回の出発前に、いつか一緒にスリランカを旅しよう、と話しました。


このタイの旅での衝撃的な一枚。実は、このヘビ89kgもあって、後で1人が支えてくれている他、ヘビ自身がしっぽで「立って」いるのでようやく”一瞬”ホールドできた、というタネみたいです。


いやいやいやいやスリザリン…


もちろん、他にもほんとうに宝物みたいな写真がたくさんあって、お見せしたいのはヤマヤマなのですが、やっぱりフーの旅の記録なので、フーが見せないと意味がないな、とあきらめます。

今回の旅では、どんな写真を見せてくれるのか、どんな話をしてくれるのか。心配しつつも楽しみにしています。しっかりお留守番しようね!



「今更ながらガムの持ち運びにハマる10歳のオレ。」


「これってゴーモンでちよねっ。」



末っ子ウーの引っ越し完了!

2012-08-24 | コドモたちの学校
無事、息子の引っ越しが済みました。



長い一本道の末、大学構内へ。



今日は一斉入寮日なので、警察官が案内をしてくれます。「はい、これが30分の駐車許可証。荷物を下ろす間は入り口のすぐ前に停めて、その後は一般駐車場に移動してね。」って。30分!?今から30分ですか?と思わず聞き返しちゃったけど、30分あれば充分なはずだと言われました。



いざ、寮へ。今まで我が家の3人が入った寮の中で一番緑が多くて「明るいキャンパスライフ」な感じ。



そして、やはりフーの時と同じように引っ越し係の学生たがワラワラと手伝ってくれて、入寮する新入生(ウー)が手続きに行っている間に車からの荷下ろしも部屋までの運搬も全部この人達がやってくれちゃったのです。



緑豊かなキャンパスです。冬は厳しいなあー



寮のすぐ前は広大な原っぱ。【訂正】ゴルフ場なんだそうです



そしてこのバイクトレイルで町まで一直線に買い物に行けます。冬は…以下ry…


超カンタンなお引っ越し。男の子って荷物が少ないですね。で、結局30分は確かに充分な時間だったのでした。



ところで、今日は新入生を歓迎するために(?)大学のマスコット君が入り口で出迎えてくれていました。


しかし大学のマスコットってどうして……(涙)


と、つい文句を言いそうになりますが、



アメリカの大学のマスコット、ざっと見てみましょう。



























・・・・・このボブキャット君でまだ良かった、と言わざるを得ないのかもしれませんね。日本の「マスコット」に必須の「かわいらしさ」はどうも求められてないみたい。


おまけ!


なんとこの大学では、日本の三菱・軽トラックが学内のユーティリティ・ビークルとして使われているんです。右ハンドルのまま、公共のライセンスプレートはなし。確かにこっちのピックアップトラックは丈夫だけど、こういう細々した仕事には軽トラ、最強かも。燃費もいいしね。公道は走れないにしても、こうやって活躍しているのを見るとなんだか嬉しくなります。


意外とあっさり自分の道を見つけて旅立っていった末っ子のウー。チェロの特技を生かして、Music Therapyの専門家を目指します。自分の足で、これからも歩いていけますように!



「なんてーか、弟も成長したよな。」
「でちよねー。」



子育ては正式に終了!?

2012-06-04 | コドモたちの学校
我が家の、最後の高校生が卒業を迎えました。

入場


何事もぶっつけ本番のハイスクールですが、卒業式だけは特別。ちゃんとリハーサルしてるのです。



それにしても観客席が明るいこと。日本だったら真っ黒なのに(笑)。


たくさんのスピーチ、そして卒業生代表のギグなど、そして長いディプロマ(卒業証書)授与式の後、


とうとう恒例の紙ふぶき。


一部不発があったようでw、息子は「当たって痛かった~!」と申しておりました。


うーーーーん


ともあれ、「おめでとう!」だよ、末っ子君。


そして、これが次は1年2ヵ月後までお預けのFamily Gatheringとなります。娘2号フーは今月出発。そして中国への語学留学の後、みっちり1年間日本で勉強することになっています。息子のウーも8月からは大学生となって家を出るし、娘1号ブーは社会人として、日々がんばっています。

子育て、終わっちゃったなあー。ブーフーウーの子育て日記(ヱ?)もこれにて終了かしら。



「オレはまた大学に入っておねーさま方にちやほやされた。めでたしめでたし」


アメリカのハイスクール、卒業式レポートは、2009年の記事をどうぞ
2009/5/31 「卒業式のあれこれ その1 アカデミック・ドレス」
2009/6/1 「卒業式その2 威風堂々」
2009/6/2 「卒業式その3 そして式の終わり」




2012プロム終了!しかしあり得ない事件が勃発しました。

2012-05-20 | コドモたちの学校
2012年、プロムが終わりました。


今回はコサージュもなんとか。途中で一度落ちて修理したけど。。。




卒業式はまだ先(2週間後)だけど。近づいてますねー。


それにしても、ハイスクールの親たちと地域の応援はすごい。プロムの後のアフタープロムでは、今年も建物の中身をそっくりカバーする勢いで遊園地を作っていました。いいなあ、アメリカの高校生。。。


しかし!すごいことが起きたんです。学校から会場(今年はダウンタウン近くの大学内施設)まで、生徒の多くはリムジンを借り切ったり、彼氏や彼女の車で乗り合わせて行ったり自力で行くことが多いんですが、プロムはあくまでも学校の行事。だから、学校がバスも提供します。といっても、実際バスに乗る予定だったのは息子たちのグループだけでした。

7時45分集合、8時に学校を出発。と言われていたのに、45分にほとんど集まっていなくて、時間ギリギリだったのはもちろん息子達が悪い、しかし…

バスはなんと、駐車場に集まったばかりの彼らを置いて定刻(生徒達のクレームによればまだ7:59だったとのこと)に空っぽのまま出発!

運転手1人でドコ行ったんだyo!


ぼーぜん自失の少年少女たちと、居合わせた「け」君


結局保護者と子どもたち自身の運転で後から会場へ向かいましたが…。

いくらなんでも、普通声くらいかけますよね?そこに少なくとも数人の着飾った高校生たちがいるのに、だまって出発ってあり得ないでしょう。「どこまでが運転手の仕事か」の線引きの問題なんだとは思うけど、これで空っぽのバスを会場まで運転して給料がもらえるほど世の中は甘くないはずなんだけどなあ。

車を出してくれたお母さんにその娘さんが責められてちょっと可哀想でした。

いやいや、こんなことも含めてのハイスクールの思い出になりましたね。


「やっぱり主役はオレなの。」 「毛が付くから近づくなとか言うんでちよ。噛みまちよ。」



大学受験?大学見学

2012-02-26 | コドモたちの学校
はるばる240km…息子ウーの大学入試、チェロの実技と面接の部に行ってきました。

初めてそのキャンパスを訪れるのが入学の日、なんてこともザラらしいですが、小心者の我が家としては、願書出願前は無理としても、決定の前に一度どんな雰囲気の学校なのか見ておきたい。ちょうどいいチャンスでした。

音楽自体を専攻ではないけれど、音楽を使った分野、ということでオーディションが必須でした。曲はバッハの Cello Suite No.1 ii-Allemande こんな曲と、フォーレのElegie, Op.24 こんな曲の2曲。バッハは無伴奏ですが、エレジーの方は私が伴奏を担当。フォーレは大好きな作曲家だけど、3週間前に突然言い渡されて大慌て…。


しかも、当日は、オーディション、試験、面接にキャンパス見学と1日がかりになるので、犬たちを家に置いていくわけにもいかず、クッキーはもちろん、うぃるちも初の遠出旅行となり、もうすぐ家を出て行く末っ子との記念になりました。



朝5時半に出発。何にもない何にもない全く何にもない道路をひたすら走る途中で朝日が昇りました。



突然大学町に入りました。



練習室からの眺め。起伏のある土地に、調和の取れた建物が並んで、きれいなキャンパスです。


でも、一応音楽学科なのに、練習室のピアノの音が軒並み外れていて、アメリカクオリティを実感。実際、本番のオーディションに使われたピアノも、ピアノの音より鍵盤のパコパコする音の方が気になって仕方がないというシロモノでした。先だって行われたリサイタル(発表会)でも、会場は州立大学の立派なホールなのに、やっぱりピアノのレベルは……。

日本では、地方の小さいホールにも立派で管理の行き届いたピアノが置かれているのが普通なので、未だに戸惑います。でも、みなさん結構上手に弾きこなすんですよね。私は微妙なキーのタッチの違いで突然大きくなったり出なかったりする鍵盤に四苦八苦。後から息子に「今日弾いた中で音大出てないのおかーさんくらいだからさ、仕方ないよ」と妙な慰められ方をしました。アメリカの音大では、「状態の悪いピアノのハンドリング」なんてクラスがあるんだろうか?? しかし、どちらにしても「だから日本の音楽のレベルの方が高い」なんてことはないわけで、そのあたりが実にフシギかつ面白いところです。


ともあれ、教授陣はこの上なく優しく、あたたかい人達で、感触も良くてひとまず安心。この学科に入れなかったとしても、とにかくこの大学自体には合格しているので、ほぼ決まりかな?と思いました。学校の印象が良かったことが何より。



オーディションが無事終わり、試験が続く息子を残して我々はキャンパスを散策。体感気温は氷点下。




「ここ、犬はDO NOT ENTERなの?」




「ここ、夏場はきれいなグリーンなんだって。」




「『やらせ』にも協力してあげたの。」




「映画館とかもある~。」




「年長者の特権で先にお尻を嗅がせてもらった。」




「ボクはしっかりお手紙を書いてきたでちよ。」




「新聞の販売機も置いてあるけど、大学生って新聞読むのか?」



「オレ、階段とかキライだからスロープで降りるの。」



「兄さん、ボクも階段はキライでち。」



「兄さん、ずるいでち。」


凍えながら時間をつぶして、ランチタイムは大学から支給される「バッフェスタイルのピザ」(涙)を食べ、ちょこっと説明を受けて午後の部。


この間に、ふとした思いつきで道を調べてみたところ、意外な事実を発見!ウチからこの大学まで3時間。この大学からフーの大学まで1時間半、そしてフーの大学からウチまでまた1時間半なんです。つまり、直接帰っても、フーのところを経由してもかかる時間は同じ!

ということで、急遽進路を変更して、「犬たちのおかーさん」の顔を見て行くことにしました!突然の来訪におかーさんは大喜び。ついでに日本食なんかも傲らされ(笑)、楽しいひとときを一緒に過ごして帰宅となりました。おかーさんは、文字通り寝る間もないほど忙しく、勉強に遊びに、また震災関係のチャリティ活動にと動き回っているみたいだったけど、クッキーの顔を見て元気出たかなー。


またこんな道で130km。



「愛しのおかーさんに転がされたでち。噛みまちよ。」


駆け足、大学への旅でした。トータル326マイル(525km)…迷ったり買い物したりしたので、実際にはもっとですが…の走行中、クッキーはほとんど立ちっぱなしでした。これが一番の問題です。どうも車に乗ると座っていられない性分らしく、今までにもこれでずいぶんトラブル起こしてます。どうしてもダメなんです。おかげで、ベッドを2つも独占のうぃるちは伸び伸びふかふかで幸せそうでしたが。




「実はボクの方が身分が高いでちか?」


ちがいます。


はっぴーばーつでー20歳!

2011-09-18 | コドモたちの学校
クッキーを連れて娘2号フーの大学へ行き、一足早いサプライズ・バースデー・パーティをしてきました。

娘のお友だち数名と密かに連絡を取り合い(facebookってホントに便利)、ケーキやご馳走を準備してのサプライズ。


突然のケーキ登場。



ニブいフーちゃんは「今日はヤケにみんなトイレへ行くなぁ」と思っていたんだそうです。




♪ちゃーんちゃ ちゃーんちゃーん ちゃーん ちゃーーん♪



♪はーっぴ ばーつでー とぅー ゆぅ~♪



「Make a wish!」の声も聞かず、照れのあまり電光石火でキャンドルを吹き消したフーちゃん。この後、寄せ書きの大きいカードをもらいました。




写真はYちゃんから借りました~
見た目はアレですが、甘さ控えめ日本の味抹茶ケーキ。アメリカケーキの洗礼を受けたばかりの日本人留学生たちにも喜んでもらえました。デコレーションの教室にでも通おうかなあ。



なんちゃって日本食の数々。



「オレって良いことした。往復300km以上車に乗った甲斐があったな。一日一善。」



フーの大学は、アメリカの多くの大学から少々システムの変更が少々遅れていて、まだ3学期制なので、未だ新学期が始まっていません。長い長い夏休みです。嵐の前の静けさですね。来週からはこんな余裕はなくなり、勉強三昧だけれど、フー曰く「もう休みすぎてすっかりバカになっちゃった。英語力も落ちてるし、早く勉強漬けになって脳みそ使わないとダメ~」だそうです。ここまで休めば準備万端!


大学2年目、ソフモアの今年は大勢の日本人留学生と知り合い、本当に楽しそうです。考えてみれば、10年前に小学4年生で日本を離れて以来、ほぼ初めてつき合う同年代のお友だち。やっぱり私は日本人!って再認識してるのかな。見ていても微笑ましい。

それにしても、日本からの1年間の予定で来たばかりの交換留学生達、どの子も普通に英語で会話しているのにはびっくり。中にはアパートのユーティリティの手続きから何からすべて自力でこなしたツワモノも。大人だって泣きそうになっちゃうのにね。英語学びに来る時代は終わったんですね。既に英語学びに来ている。世界に通用する即戦力になる子たちなのでしょうね。しっかりしてます。

みんな、実りある一年になりますように。


フーちゃん、13歳と間違われてるけどもう成人になっちゃったね。私の子に生まれてきてくれてありがとう おめでとう。



一番裕福なところ

2011-09-09 | コドモたちの学校

アメリカの有名大学を見学するたびに



あまりの豪華さ、贅沢さにため息が出ます。




教育にかけるお金に糸目はつけない。








理想的なんだろうけれど。。。




これはもはや、城。




立派すぎる気もします。





だいたい、なんで…





自習用の建物にシャンデリアが必要なのだ!?


ともあれ、ヨダレが出てしまうような環境、これがアメリカの公立大学。だから、払う金額もハンパじゃありません。日本の私立大学の費用を聞いても「安っ!」と目が回ってしまう。

そんなわけで、アメリカの子どもたちは、社会に出た瞬間から、とんでもない学生ローンを、しかも高金利で背負っていることが多いようです。


なんだかな・・・



「オレは、I大学とC大学とO大学に入って、出た。次は大学院かなー、と思ってるんだけど。おカネ、ある?」




大学訪問

2011-05-08 | コドモたちの学校
人は眠気で死ぬでしょうか・・・・・・

高速道路を運転中ならあり得るな、とビビりつつ、お仕事の後、フーがいる州都の大学へ書類作成に行ってきました。この国でテンポラリーな身分の私たちは、国外へ出るためにいちいち書類が必要です。お金かけて、弁護士に頼んで、毎回書類作りに奔走。今回もフーのサインをもらうためにはるばる160kmのドライブです。

それはそうと、私のオシゴト、金曜日は授業6時間に運転5時間という殺人的スケジュールになってまいりました。週に1度とは言え、1日の走行距離が300km超…ひどい時差ぼけで、睡眠2時間、ジゴクでしたが、初めての場所で道に迷ってやっと目が覚めました。カフェインのタブレットも案外効かない。何かオススメご存じないですか。



到着!


いいトコロだねえ~。



カフェで食べ物を買ってはここで食べます。


すると



こんな子が寄ってきて食べ物をねだる。ugly turkey-duckと呼ばれておりますが、勝手に命名「あぐ子」ちゃん




こちら、「あぐ男」くん。ちなみに、どちらも性別不明です。




あぐ男君接写。一説によれば獣医学部の陰謀だとか。



この大学には巨大図書館があります。この蔵書レベルがハンパじゃない。


ところにより中国・韓国(朝鮮?)と混在してたりする。





新聞の縮小版なんかも昭和初期からあるし、現代日本の人気作家も一通り全集で揃っている。中国人学生何千人に対し、日本人学生なんて数十人しかいないのに、日本のそこらへんの図書館よりもすごい蔵書です。



そういえば母の日が近かったのでした。



わあ、かわいい! ありがとう~



寮にお泊まりできるのをいいことに夜中まで試験前の娘を振り回し、いろいろお世話してもらいました。順調な大学生活を見せてもらったまた安心。
さあ、新しい週に向けて、更に時差ぼけ修正しなくては。日本にアジャストする前に戻ってきたので大丈夫かと思いきや、やっぱり東行きはきついです~。



おじょーさんたちの食生活

2011-02-19 | コドモたちの学校
少し前に、娘達2人へ指令を出しました。

ブログネタにするので、キミたちの食事を毎回包み隠さず写真に撮って送るように」


4人で1つのキッチンを共有、自室からキッチンまで3歩の娘1号ブー(ドームの様子はこちら)と、自室から4階分階段を下りて廊下を歩き、別の棟まで行かなければならない上に、ほぼ300人で1つのキッチンをシェアするしかない、娘2号フー(ドームの様子はこちら)。この時点で勝負はあった。


ブーちゃんの華麗なる食生活

 

          

ハンバーグやニョッキ、炒めタマネギもまとめて作って冷凍。時間がないときに重宝だそうです。

朝昼晩、3食自炊(学校は寮から歩いて1分なので昼休みも帰る)のブーちゃん、「食生活には何の不自由もない」と言い切っています。もうちょっと野菜が多くてもいいかな。でも野菜の料理って面倒なんですよね。無駄もゴミも増えるし。ほうれんそうの缶詰でも買ってみたらどうでしょう?でも、ここまでできていれば上等。


一方、不自由ありまくりのフーちゃんの食生活は・・・・・




どきどきどきどき



チャイニーズだぁ!


メキシカンだぁ!


またチャイニーズだぁ!


そして極めつけ



「ちこれーとあいしんぐ。」

だそうです。。。。。。。。


「そりゃあ太るだろう!」と思いました。「包み隠さず」と指令を出したのにこれしか写真ないし。


でもねえ、選択肢がないんじゃしょうがないよねえ。とはいうものの、さすがに心配です。幸いなことに夏からは仲良しさんたちとアパートを借りて一緒に住むことになりました。それまでの辛抱だからがんばって~!


ブーの引っ越しの日、ルームメイトたちが、親切に私にもいろいろと話をしてくれたのですが、毎日みんな自炊して食事は一緒に取っているとのことでした。ちょっと感心したりしたもんです。。。。。


引っ越しから数日、ブーが電話してきて、「おかーさん、みんな自炊して一緒に食べてるって言ってたよね?あのね、私、一体いつみんなが一緒に食事なんかしてるんだろうと不思議に思ってたんだけど、どうやらわかったの。各自電子レンジなんかで温めたようなものをそれぞれソファに座ってテレビ見ながらバラバラにつまむことが『一緒に食事』だったんだよ!びっくりだよ!」

なぁるほど!「一緒に食事」の概念が違ったわけですね。

アメリカの食事の何割かは車の中でとられている、という統計もあるそうです。子どもの習い事が、どう考えても夕食時に思い切りぶつかっているのも不思議だったけど、みんなマクドナルドやらピッツァやらを車の中で食べて終わり、って感じなんですよね。


私は食事は一緒に取りたいな。と願っています。


ここからはどうでもいい話をぐだぐだと書いてます(ということで、別画面にしようとしたら前半が長すぎてダメだって。久しぶりにAutopage使えない~!と思いました)


数週間前になりますが、Newsweekだったか何だったか、大きい雑誌に載った「Chinese mom」の記事が話題になりました。アメリカに住む中国人ママたちがいかに子どもに厳しいか、いかに英才教育をほどこすか、ユルい日本人ママたちには(もちろん、もっとユルいアメリカンママたちにも)大きな衝撃を与えました。

曰く、優秀な子どもたちを育てたチャイニーズママが子どもに許さなかったこと
・誰かの誕生日パーティに参加すること
・お泊まり会に参加すること
・決められた楽器の練習をしないこと
・決められた楽器以外に触ること
・学校の成績でA以外を取ること
et.et.et....

こんな感じでした。世間は賛否両論、このチャイニーズマムの記事について興味津々の私、実際そういったチャイニーズマムに育てられた香港系3世の青年に突撃インタビューしてしまいました。

彼が言うに、まあ、概ねその記事は事実だろう、ある意味彼らのコミュニティでは当然のことだ、と。私は不思議でした。どうして子どもたちが反抗しないのか、そんなに厳しく育てられても歪むことがないのか。こんなに、チヤホヤされた子どもたちが好き勝手やっている国の中で、例外的に厳しく育てられても、どうしてそのまま中華系の子どもたちは成功していくのか。

彼が言うには、中華系コミュニティにおける、『家族の結びつき』というのはたぶん普通のアメリカ人には到底想像もつかないくらいに強いモノなのだそうです。そして、一番重要なのはたぶん食事だと思う、と。

彼らが小さい頃から、食事はなにがなんでも家族で一緒に取るものだった。食事の時間になったら友だちとの遊びを中断してでも家族のところに帰らなければならなかった。それが周りのアメリカ人の友人たちには奇異に映り、どうしても理解してもらえなかったけれど、お母さんは、食事の時間をないがしろにすることは【絶対に】許してくれなかった。

…そんなふうに家族の絆が食事を中心にできているのかなあ?と思いました。決してチャイニーズママ風教育に諸手をあげて賛成というわけじゃないんだけど、子どもたちが真っ直ぐに育つのはいいことだなあ、と。ぐだぐだ書いてますが、要するに

食育ってやっぱり基本だよね?

と思った次第です。自由の国アメリカだけど、各自が冷凍で買ってきて電子レンジでチンしただけの味気ない油のカタマリをそれぞれソファに寝そべってテレビを眺めながら口に運ぶ光景は、「食事をしている」と言えるのかなあ。たまにはいいけどね、いつもそれじゃ、私は嫌だな。

子どもたちにも、食事を大切にしていってほしいです。

フーちゃん、ふんばれ!



続いて妹の生活

2011-01-26 | コドモたちの学校
一方、勉学に励んでいるのはわかるけど、手に職とはまったく縁がなさそうなフーちゃんの大学生活は……


こーんなところです。見渡す限りの大学町。



超近代的な図書館



お約束のスタジアム






自然豊かなキャンパスでもあります。




こ、これは一体…



雪の日は足まで凍っていたとか…



本当に素敵な……。



彼(彼女?)は環境に不満でもあるのでしょうか。



時にはこんな人まで現れるのです!!!!!
(アメリカ人学生に混ざるとまさに米粒、それも国産コシヒカリ単粒!みたいな我が家のフーちゃん、肉眼で見ることは叶わず、群衆の中から片腕を上に突き出してカメラで捉えたらしい)



最近はこんな雪景色。



学生生活、エンジョイしてますね。勉強は死ぬほど大変~って言いつつ楽しそうです。



ちょっと心配。こんな人たちに混じって、「ジゴクの運チ」と呼ばれた我が家のフーちゃんまでもが。



こんなことしてるなんて!!!



ああおそろしやナンマイダー



最近では、日本通の友だち(アメリカ人)と日本のアイドルやドラマまで楽しんでいるようです。フー19歳にして、日本のサブカルチャーに触れる浸かる。


ある日、出かけた友だちの部屋がこんなだったそうです。ルームメイトの趣味。今やそのルームメイトとすっかり仲良しに。



……世界は広い……んだか狭いんだかよくわからない。


こんなフーちゃん、昨日から風邪っぴき。離れていると心配です。

ブーの新生活、その後

2011-01-25 | コドモたちの学校
お正月気分もあけやらぬあの日、我が家の出戻りブーちゃんが旅立って行った日から2週間が過ぎました。



「クッキー、いい子でね。」
「オレばいばいなんかしないオレばいばいなんかしないオレ……。」


楽しい冬休みが終わり、おかーさんが大学に戻ってしまって数日後の出来事。傷心のクッキーでした。数日前からのバタバタで大方察していたようですが、このヒトは落ち込むんですよ。。。


後ろ髪引かれつつ、でもおばーちゃんたちはちゃんと戻ってくるからね!と言い残して出発。


車、沈んでますよー。日本からのお土産を詰め込みすぎて、結局人と荷物を半分タクシーで運んだ去年の里帰り顛末を思い出します。


この状態から、さらにニンゲン4コ積んで片道500kmの旅に出かけました。過積載に雪の試練付き。


忘れ物はないかなー。


なんにもない中西部の本当に真っ平らな、本当に何にもない風景の中まっすぐに500km大きい街を1つ、小さい街を数限りなく通り過ぎ、途中「け」君の大学がある街でなじみのアジア系食材店に立ち寄りラーメンなど買い込みつつ、約6時間ほどで到着。

手続きをてきぱきと済ませ寮の部屋に荷物の運び込みを。



普通のアパート形式の寮。4人でこのキッチンを使います。



4人のリビングルーム。ソファは学校の備品。テレビその他は学生の私物だそう。


イマドキは、若い子たち、PCでテレビも映画鑑賞も済ませちゃうので、そんなにテレビは必要じゃないらしいのですが、やっぱりみんなで集まってわいわい映画観たいよね。

部屋も充分な広さの個室で、快適に暮らせそうです。バスルームは2人で1つ。

ブーがこの学校を選んだのは(我々の超不安定なビザの関係で受け入れてくれる学校が極端に少なかったので選択の余地があまりなかったのだけど)、今まで試行錯誤してきた中で「一番好きそうなこと・興味があること」を追求した結果。それがコスメトロジー(美容学?)でした。頭のてっぺんからつま先までの美容。よくわからないけど、髪を特別に専攻するとか、エスティティックとか、いろいろあるようです。

ブーは、理数系が得意で高校時代は数学オリンピックにも欠かさず参加、先生方からはそちらへ進めば、とアドバイスされていたようですが、どうも「得意」と「好き」は違ったみたいで。

衣装の学部に入れないことになって、専攻を変えて同じ大学へ入ってみたものの、我々の移民法上のステイタスが不安定なせいで手続きが煩雑を極めたこと、学校の場所があまり治安の良いエリアでなく、キャンパス内外での犯罪が多かったこと、食べ物はアメリカンフードばっかり……あれやこれや、徹底的に合わなくて、結局ほとんど行かなくなってしまった。この1年は仕事を探したり病院でボランティアをしたりしていたけれど、この新しい学校に入ってみて、やっぱり向いてるみたいって、イキイキ笑顔でいてくれています。(スカイプはありがたい!)






入学わずか一週間でこんなの全部やったんだって!?


クラスの中、ぶっちぎりのスピードで課題をこなし、テストをパスし、「クラスの途中ですることがなくなってしまった」なんてことも。やっぱり向いてるんだねえ。

卒業すれば、とりあえず美容師の資格を取って働くことができます。手に職を付けて、生活できるようになって、それから本当にやりたいことが見つかればまたその勉強をすればいい、って。うんうん、応援してます。


・・・・・・ブーを置いて帰る車の中、「け」君静かでした。切ないよね。でも途中から猛然と日本語の自習を始め、そこから会話はほとんど日本語!すごい!キミの向上心には頭が下がる。ブーの近く…とは言えないけれど、少なくとも我々よりは近いところにいてくれることが何とも心強いです。


参考画像:青い目のパーフ君とヘッドフォン付きワーニーちゃん


パーフ君は「け」君が赤ちゃんのときから5歳(?)までの親友。ワーニーちゃんはipodのお供です。


ハロウィンコンサート

2010-10-15 | コドモたちの学校


今年はブラッドフォードペアの紅葉が早い。
水不足の夏が過ぎ、秋が来てもまだ雨がろくに降らないせいかな。



「犬は視界モノトーンだぞ。紅葉なんかわからないんだぞ、おまえ。」
「ボク、いい子でちよー。お薬飲んでまちよー。」



飛ぶように過ぎていく時間の中で、あろうことか、「アラフォー」と名乗るのも図々しいようなお年頃になってしまいました。全国丙午のみなさま、私たち、かのジャック・バウワーと同い年だって知ってました?あーあ。あんなヲヤジと?<お互い様です


アメリカの10月はろくなモンじゃありません。(ハロウィン嫌い)カレンダーのデザインはいつもいつもオレンジと黒で骸骨やら魔女やらコワイモノばっかり。この間なんて、隣を走る車のトランクから、血まみれの人の足(のオモチャ)がはみ出していて、心臓が止まりそうになりました。悪趣味にもほどがあるっつーの!(怒)

好むと好まざるとに関わらず、私は10月生まれ。誕生日のまさにその日はハイスクールのハロウィンコンサートでした。おまけにガン協会へ寄付するためのベイク・セールも兼ねているとな!



コンサート開始4時間前、せっせとマフィンを焼く。



3時間前、何を血迷ったか、突然創作活動開始。



ガンガン行くぞ~



なんと、焦りのあまり完成写真これだけ。ブーと1コずつバスケットを作りました。時間はコンサート開始15分後。こちら第二弾です。パート1は共に既に会場へ。おかげでオットは2往復。


マフィンの表面にはアイシングで飾り付け(わん!さん、無断でパクってごめんね)例年、地味なマフィンが売れ残るのを目の当たりにしてますからね、今年こそはちょっと媚びて気合いを入れてみましょうぞ。


しかし



甘かったのでした。



やっぱり、こんなのじゃなきゃ売れない。



ええい、来年こそはM&M'S乗せて焼いてやるっ!フードカラーバリバリに使って極彩色のカップケーキ作ってやる!

…と思ってもなかなかできないのですよねえ、これが。


きっと、日本人が水族館のイワシを見て「おいしそう」と思う感覚みたいなモンなのでありましょう。アメリカ人の「カラフルなほど美味しそう」というケーキの好み。やはり、その文化の中で育っていないと理解しがたいことはあるのです。きっと、茶色のマフィンに真っ白なアイシングの組み合わせなんて、イワシの横に間違って添えられた練りワサビみたいに場違いだったんでしょう、どうせどうせ。←卑屈


群がる怪物たち。フランケンシュタインが私のマフィンに手を伸ばした!と思いきや隣にあったクッキーを買って行きました。やっぱり派手なものから売れていく。


ま、今回も見事に売れ残った地味マフィンですが、血迷って買ってくださった何人かの方には好評だったもよう。売れ残りは結局、ウーのお友だちのお腹の中へと消えていきました。


気を取り直して、せっかくのハロウィンコンサートなので、参加者の衣装を楽しみましょう。



出てくる出てくる


よくそれで楽器弾けるね。バナナマンも登場



すすす、すごいっ




先生からして、これですから。でも横縞のタイツは止めた方がいいんじゃないかとオモ…

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パイレーツ・オブ・カリビアンはハロウィンコンサートの定番になりつつあります。


低音隊と


高音隊


どっちが派手ですか?


やっぱり、彼女の功績で低音隊の勝ちでしょうか。


ちなみに、ベイクセールの売り上げと共に、このコスチュームコンテストの募金(好きな衣装に投票=お金を入れる)もすべてCancer Society(ガン協会へ寄付されるそうです。ゆる~く、こういうイベントをしながら社会とつながっていられるのはアメリカの学校の良いところだな~と毎回感心します。


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先週、腫瘍の電撃手術を受けたうぃるち君ですが、「舐めてもいいよ」と言われたとおり、日がな一日熱心に舐め壊してくれて、あっという間に化膿しました。病院行き。痛い思いして、怖い思いして、ストレスのあまり嘔吐と下痢、おまけに薬代の50ドルがプラス。(ちなみに手術は480ドル。よく日本の獣医が高いって聞くけれど、こっちの方が高いような気がするなあ)月曜の抜糸まで、これ以上のトラブルが起きないことを、どうかみなさま一緒に祈ってやってくださいまし~。


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大学生活をenjoyしているフーさん、今度はカナダへ旅行中です。寮というか専攻というかが同じ仲間達が「友情と団結を深めるため」学校主催のお楽しみ旅行。アメリカでもそういう発想ってあるんだ…と10年目にして新鮮な驚きです。

それにしても、今年のフーは、春にネバダ、カリフォルニア、夏に日本、初秋にルクセンブルグとフランスと旅して今度はカナダ。が、がんばって学生ローン組もうね。